世界の美術館、第16号はエルミタージュ美術館です。
ロマノフ王朝の贅を尽くしたこの宮殿そのものが、人類の至宝です。
【今号の一押し】
エルミタージュ美術館は、もともとロマノフ王朝の宮殿です。
ですので、ここに収蔵されているものもすべて一級品ですが、何と言ってもこの建築物自体が人類の至宝です。
まずは冬宮の表玄関、ヨルダン階段
白を基調とした空間に金の豪華さ。
バロック様式でもベルサイユとはまた違った気品があります。
この人は、ドイツの片田舎の貴族の娘がロシア皇太子に嫁ぎ、夫を廃して女帝となり、ロシアの近代化のために改革を断行していき、やがて啓蒙専制君主として不動の地位を築きます。
彼女は数多くの愛人がいたことでも有名。
ただ、ポチョムキンという軍人だけは特別な男性だったようです。
その辺のことは「人物ドキュメント」のコーナーをお読みください。
上のからくり時計を女帝にプレゼントしたのがポチョムキンです。
どういうからくりかはコチラをどうぞ
次号はスミソニアン国立自然史博物館です。