ツイッター献本 #kenpon 第3弾！
なんとモテ・恋愛本のビッグネーム、藤沢あゆみさんからでした。
そして、楽しい本なんです。
今日はいつもと違ったフォーマットでご紹介。
なぜなら、いつもの当ブログの枠を超えた本だからです。
表題からもわかるように、この本は1月1日から12月31日まで、その日に由来する365日分の物語が書かれています。
誰かの誕生日であったり、記念日であったり。
自分の誕生日は1年で1日しかありませんが、考えてみれば365日必ず誰かの誕生日だったり記念日だったりするんですよね。
この本の楽しみ方は人それぞれ。
自分や家族や知り合いの誕生日から先に読むもよし、リストから自分の尊敬している人や好きな人のページを読むもよし、読者それぞれが楽しんでくれたらいいのだと思います。
で、ワタクシですが、1月から順番に、ワタクシが好きな作家さん、スポーツ選手、尊敬する人、影響を受けた人などなどの名言をチェックしながら読んでみました。（本も紹介）
【名言集】
1月5日 宮崎駿
「だからあの子のために作ろうとか、あの子がほんとうに楽しむかどうか勝負だとかね、そう思ったほうが抽象的に考えるより元気が出る」
説明不要な方。パンダコパンダと未来少年コナンは私の中で永久にナンバーワン、ツーを独走するアニメです。
1月30日 稲森和夫
「人生・仕事の結果」＝「考え方」×「熱意」×「能力」
JALの再建を買って出たあたり男気を感じます。
2月7日 柳井正
「ユニクロで一番発言力のある人、それは社長ではなく、お客様です」
ワタクシもユニクラーです。あなたのおかげで助かってます。
2月8日 ジェームズ・ディーン
「永遠の命と思って夢を持ち、今日限りの命と思って生きるんだ」
あなたのような雰囲気の役者っていないよなぁ。歳をとってからの作品も見てみたかったです。
2月17日 マイケル・ジョーダン
「失敗することは耐えられるが、挑戦しないでいることは耐えられないんだ」
今もワタクシの中で、あなたは神です。
2月22日 ジョージ・ワシントン
「人を指導するには、訓示より見本を示すほうが効果的である」
「仲間と行動を共にするときは、相手を思いやる気持ちを忘れないこと」
リーダーとはどうあるべきか。その極致をあなたに見ます。
2月26日 岡本太郎
「たとえ別れていても、相手が死んでしまっても、この人こそ自分の探し求めていた人だ、と強く感じ取っている相手がいれば、それが運命の出会いだ」
「芸術は爆発だ！」
とにかくエネルギッシュな作品が大好き。そして本もいいんですよ。
3月21日 アイルトン・セナ
「限界だと思ってからが挑戦である」
あなたが逝った日、今でも覚えています。
4月4日 山本五十六
「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
日本版、リーダーとはどうあるべきかの極致。そして軍人であり教育者。
5月12日 フローレンス・ナイチンゲール
「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦うものである」
今もあなたに感動し、あなたを目指す白衣の天使が人々を癒しています。
5月13日 スティーヴィー・ワンダー
「自分の持つ能力を先生が認めてくれたときに、新しい人生が始まった」
大好き！
6月29日 サン＝テグジュペリ
「置いていかなければならない宝物を持っていることを、天に感謝したいくらいだ」
「目では何も見えないよ。心で探さないとね。」
「星の王子様」以外の本を高校生の時にむさぼるように読んだ。
一番好影響を受けたのは
7月3日 フランツ・カフカ
「書物は我々の内面にある凍った海を打ち壊すおのでなければならない」
あなたの本と出合った衝撃を超える本と未だに出会えない気がする
7月30日 中村天風
「やれ運命がつまらないの、人生がつまらないのって人は、その考え方がつまらない」
「出来ないと思うものはできない。出来ると信念する事は、どんなことでも出来る」
どれほど影響を受けただろう。あなたのおかげで人間の強さを信じるようになれました。
君に成功を贈る
- 作者:中村 天風
- 出版社/メーカー: 日本経営合理化協会出版局
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
8月3日 伊達政宗
「曇りなき 心の月を 先立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く」
あなたがもう少し早く生まれていれば・・・。歴史に「もし」は禁句ですが。
8月7日 司馬遼太郎
「私は、歴史小説を書いてきた。もともと歴史が好きなのである。両親を愛するようにして、歴史を愛していいる」
あなたのおかげで龍馬と出会い、戦国を生き抜き、項羽ともバルチック艦隊とも戦い・・・。
8月20日 高杉晋作
「おもしろき こともなき世を おもしろく」「すみなすものは 心なりけり」（野村望東尼）
「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」
あなたの人生を見ると、人にはお役目があってこの世に生まれてくるのだと教えられます。
9月8日 堀江謙一
「一つのチャレンジが終わればまた新たなチャレンジが来るというのが私の人生です」
高校生の時あなたの講演会をききました。小さな体だけどそこにガッツとエネルギーがあふれんばかりに詰め込まれている人でした。
10月22日 イチロー
「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただひとつの道」
今、現在進行形で人間のすごさ、夢は形になることを証明してくれる人。
11月15日 坂本龍馬
「そりァ、おれ、男の子じゃもんなあ。志のために野末でのたれ死するのは男子の本懐じゃと思うちょります」
あなたがいなければ今のワタクシはなかった。まだまだあなたには追いつけないけど。
11月17日 本田宗一郎
「人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、その中で一番大切なのは試したりである」
仕事とは何か。それを教えてくれる人。その職人魂に惹かれます。
11月25日 アンドリュー・カーネギー
「人間は優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも、他人の援けを借りるほうがよいものだと悟ったとき、その人は偉大なる成長を遂げる」
あなたとナポレオン・ヒルがいなければ、今こうしてブログを書いていることもなかったかもしれません。
12月5日 ウォルト・ディズニー
「不可能なことをやるのは楽しいものだ」
困難を形にしていく、夢の国とはあなた自身だ。
みなさんそれぞれ重みのある言葉を残してますよね。
こうして見ると、自分はいろんな人の影響を受けて成長してきたんだなぁと改めて感じます。
さて、本書の最後には12月32日のページがあるんですよ
そしてそこにはこう書かれています。
「世の中に定められたどんな記念日なんかよりあなたが生きている今日はどんなにすばらしいだろう」ｂｙ真島昌利
〇〇さん 生まれてきてくれてありがとう
この○○さんのところ、あなたはだれが入ります?
ワタクシは母と母の母（祖母）そして父でした。
母は1945年7月1日生まれ。終戦間際です。
地方の小都市の母の生まれた町も戦争中、B29の爆撃を受けました。その空襲の中を祖母は母がお腹にいて、大きなおなかを抱えた状態でまだ小さな母の姉や兄をつれて逃げたそうです。そして数十キロ離れた田舎町で、爆撃を受けた町が燃えて空が赤く染まるのを見ていたのが4歳の父でした。
祖母が逃げ切ってくれたおかげで母が生まれ、父と出会ってワタクシがいる。
そしてワタクシの子供たちが命を引き継いでいる。
命のリレー
そんなことを考えながらこの本を読み終えました。
「私たちは生まれた日に誕生日のお祝いとしてこの世界をプレゼントされたのだ」ｂｙレオ・バスカリア
いろんな人のバースデーがあって自分がある。
みんなに誕生日おめでとうと言いたくなる本です。
きっと優しい気持ちになれますよ。
ちなみに母の誕生日は 明石家さんまさんと同じというのは どうも・・・（汗）。
【管理人の独り言】
なんと手書きのバースデーカードもいただきました。
生まれてきてくれてありがとう！と書かれているのですが、この言葉ってちょっと照れるけど嬉しいですね。
藤沢あゆみ先生、ありがとうございました。
ザ･バースデーの担当編集者の編集ｎです。
芸術的な書評に驚きと感動です。
この本を書籍の紹介につなげられたのが嬉しかったです。
そういう切り口で、書店さんでザ・バースデーに載っている人にゆかりのある本、または出所・参考文献の本、などでフェアをやってほしいと製作途中から思っていたんです。
この本のまた違った魅力を改めて思い起こさせていただき、感謝申し上げます。
書評を超えた書評ありがとうございました。
編集ｎ
編集ｎ 様
すごくうれしいコメントです。著者様からのコメントとはまた違った喜び。
芸術的か、書評を超えた書評なのか自分ではわかりませんが、この本を読んでいて自分が成長する過程で影響を受けた人やその人にまつわる本がどんどん思いだされてこういう書き方になってしまいました。
これが著者さんの意図をくみ取っているかどうか不安ですが、
気がついたらこういう表現になっていました。
本来のこの本の趣旨とは離れるかもしれませんが、
この本をきっかけに、ココに紹介されている人に興味を持ってもらえて読書が広がって行けばと思います。
素敵な本をありがとうございました。
これはほんとうにすごいです。名言マニアのひすいメンバーもビックリのはず。
これがどんなに大変なことか、この本を書いた本人にはめちゃくちゃわかります（笑）
本の中には、まず本を読んでから書いたものも数多いですが、こんな風に改めて登場していただいた方の本を読んでいくのも面白い！と思いました。
ひすいさんが書いてくれたエピソードについてはまだ本を読んでないわけですから逆にそういう本を読むと新鮮かも！
拙著をきっかけに本に興味を持つ方が増えたらこれはとってもうれしいことですね！
本の神さまが喜んでくれるかしら（＾＾）
一龍さん、ほんとうにほんとうに、嬉しい書評をありがとうございました！
藤沢あゆみ 様
コメントありがとうございます。
いやぁ本当に大変な本を書かれたと思いますよ。
読んでいくうちに、「この人の本読んだ」とか「この人に影響受けたな」とか自分でもビックりするぐらいたくさんの人が自分の人生に関わっているんだなと。
しかもリアルであったことない人ばっかりなのに（笑）
本には時間をこえて人と人をつなぐ役割もあるのですね。
献本していただきありがとうございました。