久々のアソシエ、そして読書術。
毎度おなじみの読書術特集と思いきや、電子書籍、iPad、自炊ネタと「時代は進んでるなぁ」と納得の内容。
とくにその方面に興味のある方は必読の特集ですよ。
“楽”読、速読、電子書籍の活用法・・・ 決定版!読書術
技術+環境整備+別冊付録で読書力アップ!達人の読書メソッド――あなたに合うのはどれ?
より深く、より速く――「読む力」を鍛える
電子書籍は読書を変えるか
もっと知りたい「読書の効用」
目指せ!理想の読書環境
【ポイント&レバレッジメモ&感想など】
★達人の読書メソッド――あなたに合うのはどれ?
まずは3人の達人の読書メソッド
レバレッジ式の本田直之さん
ノート式の奥野宣之さん
そしてイマジネーション式の小宮一慶さん
の紹介から特集スタート。
いずれ劣らぬ読書の達人ですが、中でも気になったのが奥野さん。
顔写真がシャキッとしているようでじつは微笑んでいるところが・・・、ってそこではなく、
「2度読んで重要な個所を抽出する」というところ。
1度目の読み方のページの角を折る(ドッグイヤー)と付箋1。
そして、2度目の読み方のマーキングと付箋2
この組み合わせは使えそう。
★「読書術の本」19冊、マトリックスで解析
マトリックスといえば水野俊哉さん。
今回は読書術本を、「実利志向」↑↓「教養志向」の縦軸と、「インプット重視」←→「アウトプット重視」の横軸でマッピング。
これから読書習慣を身につけたい方、自分の読書の方向性にあった読書術を探している方には参考になると思います。
ただ、知っておいてほしいのは、どの方法も一長一短があるということ。
万能タイプの読書術ってあるのかなぁ?
ワタクシはフォトリーを習ったので基本フォトリーディングで読みますが、小説は普通の読み方をするし、難解な本ならメモをとりながらとかもします。
あまり一つのメソッドにこだわる必要はないんじゃないでしょうか。
ついでに、このマトリックスで紹介されている本はほとんど読んでました(やるじゃん俺!)
1冊だけ存在も知らなかった気になった本が、
大前さんの読書術本なら読んでみなければ!
のダイヤモンド社、加藤さん。
の早川書房、富川さん。
ディスカヴァー21、藤田さんが登場。
先日東京に行った折、たくさんの編集者さんにお会いしてお話しする機会があったのでこういった作り手の裏話が個人的にすごく楽しい。
編集者さんは本づくりのプロ。
そして読書のプロでもあります。
そういった方々の読書術話ですから、いろいろアンテナに引っかかるネタが書かれているのですが、ここではネタばれ自重しておきます。
が、一つだけ。
「難しい本を読む前に、周辺の本を何十冊も買って眺めるというワザ」(藤田)
これ、オススメです!
でも買うのはお金が・・・。
そこで登場するのが図書館の利用。
たいてい分類されているので、理解したい本の周辺には似たテーマの本が並んでいます。
それを片っ端からパラパラ眺める!
まぁ編集者さんからすれば「買ってよ」ってことになるのでしょうが、
読書術に書かれているようなメソッドを図書館でお金をかけずに実行というのが庶民にとってはよろしっかと・・・(←小さな声で)
そうそう、デザイン論も面白いですよ。
「無印良品」?、「Perfume」?読んでみてのお楽しみ。
さて、この後、速読についての記事がしばらく続いて、これはこれで面白いのですが、ワタクシ的にツボだったのがiPad、電子書籍、自炊に関する記事。
特にiPadを電子書籍リーダーとして活用したい方は必読です!
ユーザーだからわかる、ユーザーだから知りたいことが目白押し!
「カバーはやっぱりアップル製が一番いいかも」とか、
おふろでも使えるカバーとか
WATERWEAR for iPad TUN-PD-000040 (2010/07/31) TUNEWEAR |
それから、「実践ビジネス英語」のテキストは電子書籍で売っているとか。
そして一番の収穫は「自炊」の言葉の由来がわかったこと(笑)。
どうでもいいことですが、「自炊」って言葉、なんか抵抗があって、「一体なんで自炊?」とずっと思っていたのですが、ようやくわかりました。
知りたい方は本書を読んでみてください。
そしてその「自炊」の方法
★紙の本を自分でPDF化 “本の自炊”に挑戦!
ワタクシも「自炊」派で、このブログにも何度か「自炊」記事が登場しております。
紙の本をPDF化することは
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500 (2009/02/07) 富士通 |
などのドキュメントスキャナーと、
プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106 (2009/09/01) プラス |
といった本格的な裁断機があればいたって簡単。
ただ、そのPDFファイルをどうやってiPadに転送して電子書籍リーダーなどのアプリで読むかは知らない人が結構多いし、そこまで解説してくれている本が意外に無かったりします。
そのあたりで困っている人はこの特集で一発解決です!
あと面白かった記事が
★「眠くなる」「忘れる」のはなぜ? 脳科学者に聞く「読書のギモン」
おお、なんと
の池谷先生ではないですか!
脳科学者の見地から、「読解力」とか「集中力」といったことから読書方法まで、なかなか興味深い意見が。
「100歳を超えても脳はそう簡単に衰えません。」という力強いお言葉!
一生勉強です。
★丸善丸の内本店 「松丸本舗」 読書のジャンルを広げ、発想を刺激する書棚
こちらは先日上京した際に立ち寄った、丸善丸の内本店さん4Fにある正剛さんプロデュースコーナー、「松丸本舗」。
とにかく本好きにはたまらない空間。
ワタクシも2時間ほど滞在してしまいました。
しかし、ブックショップエディターさんがいらっしゃったんですね、知らなかったなぁ。
いろいろ聞けばよかった。
また絶対行くぞ!
★便利グッズ大集合!
そしてお約束の読書グッズコーナー。
ちょっとブームなのか、オシャレな付箋としおりが目立ちますね。
stipee(スティッピー) クリアブックマーク【アリス】 alice () プラスティックアーツ/Plast |
高橋金型 スワンタッチ【レッド】 SWN-RE () 高橋金型 |
こういった読書便利グッズはワタクシが住んでいる田舎ではなかなか売ってなくて、見たことないものばかりだったのですが、先述の丸善丸の内本店さん4Fで本物を見ることができました。
なんかもう、丸善丸の内本店さんはワタクシの様な本好き文具好きにとっては天国の様な所でした。
最後に、
お約束といえば、この手の特集にはつきもののオススメ本コーナー。
「あれ、無いよ」と思っていたら
★100ページ別冊付録 「今、読むべき本」読書ノート
なんと付録で登場!
しかも「必読書300冊リストと読書ノートが1冊に!」
以前の
の時の特集で掲載されていた本から、さらにピックアップして276冊に絞り込みノートにした優れモノ。
読書ノートとしてはもちろん、探書リストとして持ち歩いてもいいんじゃないでしょうか。
読み応え有る特集でしたよ。
オススメ!