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新時代のアウトプット【書評】小林亮介(著)『アウトプット・リーディング』(マガジンハウス)

 

アウトプット・リーディング

アウトプット・リーディング

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2014/10/17
  • メディア: Kindle版
 

 

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読書後のアウトプットは読書を実りあるものにするためには必須の行動なのですが、その方法も時代とともに移り変わります。
ブログはもう古い?とちょっと心配になってしまった・・・、新時代のアウトプットのご紹介。

 

【目次】

プロローグ
第1章 仕事の迷いは、読書が解決してくれた!
第2章 「アウトプット・リーディング」にチャレンジしよう!
第3章 「アウトプット・リーディング」で広がっていく「本の世界」
第4章 「アウトプット・リーディング」の必須アイテムはモバイル機器
第5章 モバイル機器の活用で、もっと読書を楽しもう!

【ポイント&レバレッジメモ】
★読書の費用対効果はダントツ!

 自分を変えるためには、「セミナーに参加する」「人から話を聞く」など、いろいろな方法があります。読書もそのひとつと言えるでしょう。
 こうしたメソッドの中で、読書はとりわけ費用対効果が高いものです。
 なにしろビジネス書であれば、著者の素晴らしい体験や考え方が、1冊1500円ほどで手に入るのですから。

★「インプット」の前に「アウトプット」を考える

 先にアウトプット、つまり、勉強の目的や成果をどこに置くかということを、よく考える必要があります。アウトプットを先に考えることで、おのずと、何をどのようにインプットすべきかも決まります。

⇒ 読書では、一冊ごとに「この本から何を得るのか」という小さなゴールを明確にする

★「ツイッター」は最新最強のアウトプット・ツール
◇ツイッターとブログの一番の違いは「情報交換のしやすさ」
・書き込む際の手軽さ
・コメントの手軽さ
・意見交換の活発さ
・読書記録のつけやすさ

★ツイッターを読書に活用する三つのメリット
①本の感想や気になったところを、即座にアウトプットできる。
②自分の意見にレス(返信)がつき、活発に意見交換が行われる。
自分の意見や他者の意見、過去に自分が読んだ本やその内容を記録に残すことができ、あとから簡単に振り返ることができる

★「Google」でツイート検索する方法
 (検索したい言葉)(半角スペース)site:twitter.com/

★読書時間を残しておくと、本を読むのが速くなる

 読書においては「何分間でその本を読んだか」を、計っておくのも重要です。私はこれを「時間の記録」と呼んでいます。
 これもツイッターで管理してしまいましょう。事後の記録と一緒に、「読み終えるまでにかかった時間」もツイートしておくわけです。<中略>時間を計ることで集中力が増し、早く本を読めるようになります。本を読み始める前に「何分間でその本を読むのか」と考えるようになるのです。
 それに、読書時間をツイートしていると、自分のフォロワーに対して「読むスピードが遅い」と思われたくないという意識が働きます。

【感想など】
タイトルから、てっきり“アウトプットを意識した読書術”の本だと思って読みだしたらいい意味で期待を裏切られました。

読書後のアウトプットをツイッターを活用して行いましょうというのが本書の骨子。

当ブログの読者様ならもう何度も聞かされてきたことでしょうが、
「読書は読みっぱなしでは効果がない、アウトプットし、それを何度も読み返し、行動につなげることが重要」

で、ワタクシの場合はアウトプットの場がこのブログなのですが、本書の著者が言うようにたしかにこれから「読書&アウトプット」の習慣を始めようという人にはブログは敷居が高いのかもしれません。

(まぁワタクシの場合は始めた当時ブログしかなかったのと、勝間さんの影響があるのですが・・・、そういう時代だったのよ)

その点、ツイッターは始めやすい。

読んだ本の題名、気になった、あるいは気にいったフレーズを残すだけといった使い方ならツイッターはとても便利。
iPadやノートPCがなくても、iPhoneなどのスマートフォンでどんどんツイートできる。

もし、打ち込む文字数が多くても(といっても140字までですが)、例えば本書で紹介されている

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のような折りたたみ式で携帯性の良いキーボードがあれば、かなり本格的にデジタルメモが取れるはず。

ただしツイッターには課題も多々ありまして。

ツイッターのタイムラインはすごいスピードで流れていきます。
そのため読み返しするには自分のツイートを検索しなければならないのですが、ツイッターはブログに比べて検索性がまだまだ貧弱なのです。

また、普通のツイート用と、読書記録用のツイートでツイッターIDを分けておくということもしないと、おそらくタイムラインはごちゃごちゃに・・・。

ですが、こうした弱点も考慮しても、ワタクシもツイッターの可能性を最近感じずにはいられません。

長く、ブログをやっていますが、最近は著者からのブログへのお礼コメントはほとんどなくなり、ツイッターでのお礼ツイートとなりました。(ブログのコメントって嬉しいんだけどなぁ)

また、ツイッター上での著者を交えての読書会も非常に盛り上がります。

通常の読書会に著者をお呼びするのはちょっとヨイショがいるのですが(特に地方の場合)、ツイッターでの読書会は空間の物理的制約がないのでツイッターをされている著者さんは結構気軽に参加してくれます(しかもタダで)。

こうした点はツイッターのいいところですよね。
それに著者さんによっては、何でもないツイートでも絡んでくれるようになりますし(白取春彦先生とかめっちゃ面白い)。

ツイッターでのアウトプットはいろんな副産物を発生させる可能性があります。

あなたもツイッターを使ったアウトプット・リーディングを始めてみませんか?
これなら気軽にアウトプットを始められると思いますよ。
もしろんもっとツイッターを活用してブログと連携させようという方にもオススメ!

 

アウトプット・リーディング

アウトプット・リーディング

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2014/10/17
  • メディア: Kindle版
 

 

本書は水野俊哉様から献本していただきました。
ありがとうございました。

【おまけ】
本田直之さんの言葉
「忙しくて本を読む暇がないという人は、本当は、本を読まないから時間がないのだ」
懐かしいなぁ。この言葉にガツンとやられたのを本書を読んで思い出しました。

 

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

  • 作者:本田 直之
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

2 COMMENTS

一龍

小林様
ブログでの紹介ありがとうございました。
読書とTwitterの組み合わせは気軽なアウトプットにぴったりだとおもいます。
私もブログだけでなく、Twitterを読書にいかせる方法を考えてみようかと。

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