以前チラッと書きましたが、近所のリアル本屋さんがリニューアルオープンした時に買った本がこの本。
見かけは・・・ですが、(装丁がちょっと・・・ねぇ)内容はすごく濃い!
これはなかなかいい本を見つけてきましたよ。
読めば「時間」への考え方が変わりますよ。
それに、「潜在意識」への働きかけの方法をこんなに具体的に紹介した本は初めてかも。
まずはどんなことが書かれているのか、とくとご覧あれ
【目次】
第1章 見えない時間=潜在時間とは?
顕在時間と潜在時間
誰もに等しく与えられる二四時間 他
第2章 潜在時間のつくり方&使い方
成り行きではなく、タイム・マネジメントへ
自分の人生のプロデューサー 他
第3章 タイム・パフォーマーのための一日を七二時間にする方法
無駄な時間は一瞬もない―TIME IS TIMELESS
一秒を集めて一分をつくる 他
第4章 あなたの潜在時間を引き出す習慣&仕事術
生涯目標達成のための一日一〇分の時間投資
気づき力を高め、引き寄せ力を高める「アウェアネスノート」 他
第5章 人生はうまくいかないからうまくいく!
心のリミッターをはずせ!
頑張ったからってすぐにうまくいくとは限らない 他
【ポイント&レバレッジメモ】
◇「タイム・パフォーマー的時間創造」・・・自分の人生で使いこなせる時間を最大限に増幅すること ⇒ 同時並行で複数の仕事をこなすことで、同じ顕在時間を二倍にも三倍にも活用する
◇人生のパフォーマンス=能率×時間
◇睡眠時間を減らすより、起きている時間の質を高めるとともに、起きている時間の中で無駄にしている時間を減らすことのほうが、タイム・パフォーマンスの総量は増加し、より効率的な時間創造ができる
◇潜在意識をより有効に活用できれば、潜在時間は無限に拡大する
◇「バリュー・フォー・タイム」・・・どんな使い方をしたら、あなたの人生に最も高い価値を生み出してくれるか。その時間が生み出す単位時間当たりの価値を意識する。
◇タイムラグと上手につきあう ⇒ 原因と結果、インプットとアウトプットの間には、いつもタイムラグが存在する。大切なのは、そのタイムラグとの上手なつきあい方。
★潜在時間のつくり方&使い方
◇「パラレル・ウォーキング」・・・歩いている(移動)ときこそ、英会話や自己啓発のオーディオ教材を聴くなど、積極的にバリューの高い時間の使い方をする
◇「パラレル・シンキング」・・・解決すべき問題を、それをいつまでに解決するかという日付とともにノートに書きだす。あとは潜在意識に、潜在時間で考えつづけてもらう。
◇「潜在時間サンドイッチ法」・・・睡眠という潜在時間に入る前に、自分自身の目標達成へのアファメーション(自分に対する肯定的な宣言)を唱えるという顕在時間を設け、目が覚めたときも同様に同じことをする。三つの時間が連続し、相乗効果が期待できる。
◇毎朝、その日に考えたいこと、解決したいことをリスト化し、それを音読することで、目と耳から潜在意識に指令を与える
◇「パラレル時間術」・・・作業については、目、耳、口、手、足、体を総動員して、同時並行で処理する数を増やす
◇人より時間がかかるのなら、人より早く始めればいいだけです。速さで差をつけられなければ、早さで差をつける。
◇1日を72時間にする・・・顕在意識下の顕在時間24時間+潜在意識下の潜在時間24時間+顕在時間の中で、何もせずに垂れ流していた時間を束ね、さらに同時並行できる仕事を並行作業することで24時間=72時間
◇メールはコミュニケーションの反射神経・・・緊急性を持ったメールにはその場で返事を書き、返信する
◇コマ切れ時間は、基本的に作業する時間にあてる。考える仕事に入る前のアイドリングタイム、つまり脳の暖機運転のためにも、簡単な作業や業務連絡のメール送受信などの時間をあてる。
◇「考える時間」と「作業する時間」を交互にサンドイッチすることで、脳の疲れが偏るのを防ぎながら、最大のタイム・パフォーマンスを引き出す。
(第3章までのまとめです。)
【感想など】
最初、本書をリアル書店で手に取った時は
「胡散臭い本やな」(←だったらなぜ手に取る?と突っ込まれそうですが・・・汗)
というのが正直な第一印象でした。
だって装丁が黒地に黄色の文字だし、
タイトルからして『「見えない時間」で稼ぎなさい』なんて怪しそうだし、
おまけに表紙に書かれている文言も
「1人7役!銀座で働く超多忙社長」とか、
「時給600円と時給2000万円の違いは何なのか?」とか、
おまけに「ベストセラー著者との対談をプレゼント」???とか書かれてますからね(笑)。
しかし、しかし、読んでみると
なかなかどうして、アイデア満載のいい本でしたよ。
大まかに分けると、本書は前半1~3章までが大きな意味での時間術をメインにした内容。
後半4~5章が成功哲学的内容になっています。
まずは前半部分。
時間術における本書のキモは
①潜在意識の使用
②同時並行で複数の作業を進める、「ながら族」に徹すること
かと思われますが、さらに本書ではこの①と②をうまくミックスしてさらに時間効率を上げようとしているところが特徴的。
潜在意識の活用については、これまで多くの成功本で取り上げられてきましたが、顕在意識と絡めて意識的に働かせる方法については本書が非常に具体的で詳しいかと思います。
そして、「ながら族」に関してですが、
以前当ブログでも紹介した
HEALTH HACKS! ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術
- 作者:川田 浩志
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
参考記事:健康と年収は比例する!【書評】川田 浩志(著)『HEALTH HACKS! ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術』(ディスカヴァー)
の中で紹介されている川田さんの写真(P.145)「家庭用トレッドミルの活用法」
写真は、寝起きのままの恰好で、横目でテレビのニュースを見ながら音楽を聴き、かつ読書をしながら、両手におもりを持って筋トレをし、さらにパソコンでメールを確認したり、You Tubeを見たりしながら(!)、ウォーキングをしているところです。
これもかなり来ていましたが、今回の野崎さんも負けず劣らずな方で、
子供が小さかった頃、子供を肩車であやしながら、エアロバイクをこぎながら、テレビでゴルフ中継を観戦しながら、携帯電話で実家の親と話しながら、昼食を食べながら、パソコンでメールを確認していたことがありました。
昔から「ながら族」が苦手なワタクシにとっては「ほんまかいな!」と突っ込みを入れる気力もなくなるぐらい驚愕。
昔、子供が赤ん坊だったころは、子供を抱っこしたままスクワットしたり、最近だと犬の散歩しながらポッドキャストを聴いたりはしていますが、基本的に一時に二つのことまで。
不器用なんですかね。
個人的に思うのは、女性の方が「ながら族」を簡単にこなしているような・・・。
友達と話しながらメール打ったり、テレビ見ながら電話したりしてる人いますもんね。
<勝負脳>の林先生は、論文書きながら職場の同僚の相談事を聴けるようになったと書いていたので、ワタクシもトレーニング次第ではできるようになるのかも。
1日1000PV・・・・
僕も唱えることにします(笑)
唱えましょう。
なにごとも実践からです。
あっ、今気がつきましたが、1日1000UUに変更します。
(目標はあくまで大きく!)