「目からウロコ」、「知らなかった・・・」そんな情報が詰まっています。
生涯現役のカッコいいオヤジを目指すなら、まずこの本からはじめよう。
【目次】
1 [基礎編]男性専門医学はこうなっている
01 40代の過ごし方が男の人生を決める?
02 男性医学と女性医学は別もの 他
2 [各論Ⅰ]メタボ対策とトレーニング
16 メタボ男は男性ホルモンが少ない
17 体重と老化には密接な関係がある 他
3 [各論Ⅱ]薄毛対策
25 男心と髪の毛
26 危険な抜け毛を見分けるには 他
4 [各論Ⅲ]歯
31 歯と脳と美の関係
32 白い歯で見た目の若さは一変する! 他
5 [各論Ⅳ]肌・におい
34 40歳は男のお肌の曲がり角?
35 リーダーにはシミがない! 他
6 [各論Ⅴ]性・精力
38 精子が劣化し、男性ホルモンが少なくなっている!
39 EDは生活習慣病のファーストサイン 他
7 [各論Ⅵ]食事・栄養
43 昔の日本の食事がいいという思い込み
44 「肉はダメ、野菜がいい」は間違い? 他
8 [各論Ⅶ]睡眠
53 なぜレム睡眠が必要なのか?
54 睡眠の質を高め、成長ホルモンを増やすための7要素 他
男たちへ ~あとがきにかえて
【ポイント&レバレッジメモ】
◇100歳以上のお年寄りの約86%を女性が占めるが、女性は80歳も中盤になると骨粗しょう症からくる骨折のため、最晩年は寝たきりや認知症になることが多い。健常者の割合は、晩年になっても骨折することの少ない男性の方が多い。
◇男性の加齢制御は40代の過ごし方がポイント・・・多くの男性が、この時期に生活習慣病に陥ります。そのつけが70台になってから、心筋梗塞や脳溢血など心・血管性の病気となって現れます。
◇男性更年期の特徴・・・精神症状が強く出やすく、「うつ」が50%、「手足のしびれ」が40%、性機能の問題も生じる。男性の特徴として「うつ」の支配的感情が「悲しみ」ではなく「怒り」であることが多い。
◇「日常生活で砂糖を多く摂っている人の方が痩せていて、お腹の脂肪も少ない」 ⇒ 砂糖はカロリーが高いイメージだが、米、そば粉と変わらないし、GIにおいてもパンやポテトなどのでんぷん製品より低い。
◇死亡率が最も低い男性のBMI値は25~30、すなわち「やや太り気味」の男性が最も長生き。
◇「三筋後退」・・・加齢とともに特に後退が目立つのが大腿四頭筋(ももの全面)、上腕三頭筋(上腕の後面)、腹筋
◇ポジティブなエネルギー=オーラが発信されるのは胸から ⇒ 大胸筋は年齢とともに硬くなりやすい。すると肩が前に引っ張られ姿勢が丸くなり肩こりも起きやすい。
◇唾液の少ない人は殺菌作用や免疫力が低く、唾液の酸化ストレス値もとても高いので、口臭はもちろんのこと、老化を加速していることになる。 ⇒ 唾液腺の機能を高めるストレッチを習慣にする(詳しくは本書で)
◇男性のお肌の曲がり角は40代前半 ⇒ 洗顔後に化粧水をつけるだけでも始める
◇加齢臭は男性力低下の証 ⇒ 男性ホルモン量が落ちると加齢臭がひどくなる
◇EDは最初に気づく生活習慣病 ⇒ EDを勃起障害と見るのではなく、血管内皮の障害と見る。陰茎の動脈は心臓の動脈や頸動脈に比べかなり細いので動脈硬化の障害を最初に受けます。
◇「昔の食事こそが理想的」「健康のためには蘇軾が望ましい」というのは妄想 ⇒ 江戸時代の日本人の平均寿命は26歳くらい、徳川幕府は動物の肉を食べることを禁止し、人々はタンパク源を植物に依存するしかありませんでした。皆が慢性的な低たんぱく質状態で、多くの塩分を含む漬物や汁物をおかずとし、穀物をとっていました。
◇「人は血管とともに老いる」・・・血管はコラーゲンやエラスチンというたんぱく質でできている。血管をいつまでも若々しくするためには、十分なたんぱく質が必要。
◇「肉はダメ、野菜がいい」は間違い ⇒ いろいろな食材を、おいしく、楽しく(ただし食べ物に対する基礎知識を持って、オーバーカロリーにならないようにする)食べることが基本。食事はバランス&バラエティ。
◇アンチエイジング的食事法
①炭水化物の摂取量を、今までの3分の2から半分にする
②たん白質を意識して、もちろん野菜もたっぷり
③食べ方にも一工夫 → 急激に血糖値をあげない
◇現代人はたんぱく質不足・・・1日に必要なたんぱく質の量は、体重の1000分の1。これは意外と摂れない量。 (例)ステーキ200グラム中のたんぱく質は30グラム強
◇コレステロールをとらない菜食主義の方が脳出血や肝不全に陥りやすく、イメージに反して意外と短命。
◇ハーブサプリメント=天然もの=安全という間違った思い込み・・・ハーブに限らず、一つのものを大量に摂取すれば有害になり得る ⇒ 「すべてのものは毒である。毒性が無いものはないからである。それが有害か無害かは量で決まる」(パラケルスス)
◇健康、美容にいい水の摂り方
①1日1リットル以上を目標に
②1日に6,7回くらいのタイミングでコップ1杯ずつ飲む
③乾く前に飲む・・・「のどが渇いたな」と思った時には、すでに体内の水が不足している
◇最初の3時間の睡眠の質をいかによくするかで成長ホルモンの分泌量が変わっり、あなたの活力度が変わる
【感想など】
今回の【ポイント&レバレッジメモ】では
「えっ、そうなの?初めて知ったわ」もしくは「うそ~!昔の常識と違うやん!」といったものを中心に抜き書きしましたが、これでもかなり削りました。
サブタイトルに 「男のアンチエイジング58の最新常識」 とあるように、本書は男性のアンチエイジングに特化した本で、しかもかなり広範囲にわたり最新の医学情報が掲載されていますが、新書ということで分かりやすく解説してくれています。
男性のアンチエイジング本の入門書的存在といっていいでしょう。
本書を読んで痛感させられたのが
「おれはな、疑うことを怠ったことがないねん」(バリの兄貴)という姿勢の大切さ。
医学の進歩とともに“昔の常識は今の非常識”になっているものが多いにもかかわらず、知らないからずっとそれが正しいと思い込んでいるものって多いですね。
例えば以前、ベストセラーになり、当ブログでも紹介した
HEALTH HACKS! ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術
- 作者:川田 浩志
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
当ブログ記事
では、コーヒーの効能がいろいろ書かれていて、コーヒー好きのワタクシにとっては嬉しいやらビックリするやら。
昔は胃がんの原因とまで言われていたのに。変われば変わるものです。
本書でも、(ワタクシの)常識をいくつも覆されました。
例えば、日焼け。
日焼けに関しても、ワタクシが子供のころは夏休みの全校登校日には“日焼けコンテスト”なるものがあって、男子も女子もその“まっ黒くろすけ”ぶりを競ったものです。
黒い子=健康な子
というイメージがありましたが、現代医学では「紫外線は百害あって一利なし」の存在になっています。
しかもその肌のダメージは何年もたってからあらわれるのだとか。 「おいおい・・・・」
やっぱり最新の知識って大切ですよね。
同時に、本書を読んでいて心に浮かんだキーワードは
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
体に良いとされている習慣や食品でも度が過ぎればやはり良くない。
例えば菜食主義はすごく健康な食習慣のイメージがありましたがたんぱく質不足は体に深刻なダメージを与えるとか。
昔の日本食は塩分と炭水化物の摂りすぎで平均寿命も短かったとか。
天然ものは体に良いという思い込みがあるが、例えばハーブをとりすぎるのも体にはよくない。
などなど・・・。
もちろん健康法には合う合わないの個人差もあるし、ドクターによっては全く違う意見を持っている人もいるので、一概には言えない部分もあるのでしょうが、健康に関しては何でもバランスというのがポイントのようです。
そういう観点から考えると、万人向けのアンチエイジングの王道は本書中で紹介されている
「蛋白質を十分に取りながら、炭水化物の過剰摂取に気をつけて、血糖値を低めに保ち、脂肪も適量とって筋肉トレーニングをする」(ジェフ・ボルグ博士)
というものになるのでしょうか。
肉も脂肪もコレステロールでさえも完全に悪玉とするのはよくないようです。
バランス、バランス。
さらに、本書は教養本(?)としても純粋(?)に知的好奇心をくすぐられる個所が随所にあります。
例えば、
「指の長さは、胎児期に浴びた性ホルモンの量によって決まる」
お母さんのお腹の中でエストロゲン(女性ホルモン)を多く浴びると人差し指が薬指より長く、テストステロン(男性ホルモン)を多く浴びると薬指の方が人差し指よりも長くなる。
右手の薬指と人差し指の差が大きければ大きいほど男性はテストステロンの値が高く、精子の数が多く、その質が高い
これ読んで、まじまじと右手の薬指と人差し指を眺めてしまいました(笑)
ワタクシ、薬指の方が5ミリぐらい長いです!(小さくガッツポーズ)
それから自分が男でありながらまったく知らなかったのが、 「男の夜中の素振り」。
詳しくは本書で読んでいただくとして、寝てる間にそんなことが起きていたとは(笑)
人体って不思議ですね。
そして、もう一つお薦めなのが本書巻末にある
「朝倉匠子版・男が上手に年をとるために」の10のポイント
これは必読!
男が元気がないといわれて久しい昨今、特にベストセラー
を読んで自信をなくしている男性諸君はこの10のポイントを読むと元気が出ますよ。
今からでも遅くはありません。この本を読んで元気でカッコいいオッサンを目指しましょう。
ワタクシも目指します!
【関連書籍】
【本から学んだことを実践しよう】
男たるもの「男の夜中の素振り」に励んで準備万端な状態にする!
というのは置いといて
風呂上りに化粧水を塗る!
といったあたりから始めますか。
【管理人の独り言】
今日はこれから子供たちと
を観に行きます。
PTAの方たちが企画してくれた上映会でワタクシも見たい映画だったのですが、
動物ものは泣く確率が高く・・・。 コマッタ。
がーーーん@@
私も薬指の方が、、、長い><
ってことは、男性ホルモン多いのね。。
納得!!胸のあたりにでてるかもwwぷっ
エミリーナ様
男性ホルモンが多いということではなくて、性ホルモンをたくさん浴びているということらしく・・・。
えっ、胸ですか?
もしかして大胸筋ムキムキですか?(笑)
もう、返答に困りますよ。