尊敬する師匠がかつて言った、「人に喜びを与えられない人生なんてつまらない」
“喜びを与える”のに特別なものは何もいらない。
ほんのちょっとした気遣いが、たった一言の励ましが、大きな喜びとなることもある。
【目次】
はじめに
第1部 するべきこと
01 癒しの場を提供する
02 元気が出るメッセージを送る
03 美しい贈り物をする
04 ピンチのとき、そばにいる
05 努力をねぎらう 他第2部 言うべきこと
27 「私はあなたのそういうところが好きです」
28 「ありがとう」
29 「素晴らしい」
30 「あなたのことを思い出しました」
31 「手伝えることはありますか」 他第3部 知っておくべきこと
50 相手が励ましを受け入れないときおわりに 今日、人を励まそう
【ポイント&レバレッジメモ】
◇人を励ますということは、相手に勇気を与え、自信を持って現在と未来に立ち向かうのを手伝うこと。
◇励ましに欠かせない2つの要素
・“現在よりもよい未来が開ける”という希望を抱かせること
・“期待していることが実現する”という信念を持たせること
◇励ましは愛に似ている。どちらも与えることが大切であり、与えれば与えるほど受け取ることができる。
◇ピンチのとき、そばにいる ⇒ 相手にとって最も励みになるのは、いっしょに悲しみを分かち合ってもらうことである。
◇話を聞いてあげる ⇒ 相手の話に耳を傾けることは、努力を必要とする。相手の目を見て集中して聴くことが重要だ。周囲の人やものに気をとられてはいけない。こういう会話では、自分が話すぶんの少なくとも2倍は、聞くことに費やすことを心がけよう。
◇そっと寄り添う ⇒ あなたの役割は静かにそこにいて、聞き手になり、相手の孤独を癒してあげることだ。
◇感謝の手紙を書く ⇒ 新たな息吹を吹き込まなければ、人間関係は停滞したり、破たんしたりするのだ。人間関係を発展させる最高のひとつは、たえず相手に感謝の気持ちを伝えることである。
◇救いの手を差し出す ⇒ 自分の得意分野を生かそうとするのではなく、相手が最も必要としていることを手伝ってあげよう
◇励ましとは、相手が生活する中で支援を必要としている分野を見つけて、それを提供するために最善を尽くすことである。
◇自由にさせてあげよう ⇒ 相手を信じよう。相手が最善を尽くして生きることを期待しよう。相手が成功する能力を持っていることを信じよう。
◇味方になる ⇒ 友情は盲目である必要はないが、強固でなければならない
◇相手を見捨てない ⇒ 人を励ます人の最大の特徴は、相手への変わらない態度である。
◇お礼を言うときの気をつけるべき3点
・具体的に言う
・すぐ言う
・本心から言う
【感想など】
今日は日曜日。
だからというわけではないのですが、やさしい気持ちになれる本のご紹介。
普段の生活では、するのもされるのも、あまり意識してない“励まし”。
おそらくほとんどの人が、なにかたいへんな事態に直面した時に“励まし”が、どれほどありがたく、心強いものか感じるのではないでしょうか。
ワタクシがそれを感じたのは3年前。
大きな病気を患って入院・手術をしたときでした。
ビックリするぐらいたくさんのお見舞いやメール、お手紙をいただいて、
「多くの人に生かされている自分」を感じましたよ。
(あのとき励ましてくれたみなさん、ありがとうございました。)
ただねぇ、難しいですよ、励ますのって。
励ましが必要な時って、良くも悪くも“変化”の時じゃないですか。
著者も本書で
「変化は成長のための機会です」
「あなたは成長することによって現状を打破し、さらにもっと素晴らしい人になることができます。成長することは人間の本質なのです。最高の人生を目指し、それに向かって成長してください。成長するにつれて変化が起こります。成長に伴う変化を歓迎し、人生を変えていきましょう」
と述べていますが、その時の当事者はそんな気持ちに余裕ないですからね。
ワタクシの場合、治療すれば治る病気だったので、手術は大変でしたがそれほど落ち込んだりはしていませんでした。
「しばらく仕事休めるわ。ラッキー!」ぐらいの余裕がありました。
それでも元気な悪友がニコニコしながら軽いノリで、「全然大丈夫やって、すぐ元気になるわ」と励まされた時には
「元気なお前に言われたくないわ!」とちょっとイラッときたことも。
いくら善意で“励まし“ても、受け取る側の心の持ち方次第で逆効果になることも多々ありますよね。
その点に関して著者は
励ましはシーソーに似ている。二人の息が合わなければ功を奏しない。
と表現して、
反応がなければ、それでもいいと考える
ようにと言っています。
どうすれば“息が合う“のか、その辺はじっくりこの本を読んで“励ましスキル”を身につけたいですね。
【関連書籍】
まずは本書内で紹介されている本。
この本、ずーっと気になっているのにまだ読んでないなぁ。
それから、人を褒めるのならこのシリーズは外せないテッパン
具体的な“ほめ言葉”が思い浮かばないワタクシのような口べた人間(←だれがやねん!というツッコミ待ち)には心強いシリーズ!
「おお、こう言えばいいんだ。」と思わずうなるほめ言葉満載です。
さて、「ほめ言葉」で検索していて見つけたのがこちらの本。
アダム徳永さんってあのアダム徳永さんですよね。
という時は○○な時に使う“ほめ言葉”なんでしょうか?
しかしタイトルには「毎日使える!」と・・・「毎日かぁ・・・」
妄想の膨らむ一龍でした。
【本から学んだことを実践しよう】
感謝の手紙を書く
手紙でもカードでもいいんです、手書きというのがポイント。
ほんの短いメッセージでもこれほど勇気づけられるものはありません。
これに気づいたのはやっぱり自分が病気した時でした。
手紙が一番うれしかったなぁ。
それ以来短くても、字が汚くても一筆書くようにしています。
こちらが参考になるかと↓
【管理人の独り言】
ワタクシも大好きなハックシリーズの著者、原尻淳一さんの新刊がでました。
Amazonから内容紹介の引用
あのベストセラー「HACKS!」シリーズのカリスマ著者が初めて語る、自らの「ダブルインカム・ノーリスク戦略」の体験的ストーリー!
会社からの給料と、副業によるプラスオン収入を合わせて、「所得倍増」を達成するには何をすべきか?飲料メーカー・SSビバレッジに勤める入社3年目の営業マン・深田敦也は、急にマーケティング部へと不本意な異動を命じられる。慣れぬ仕事と嫌な上司に悩まされる深田だったが、ある日、サラリーマンで人気ビジネス作家でもある藤井晃のセミナーに参加し、藤井の斬新な教えに、目から鱗が落ちるような思いを味わう。猛然とやる気に目覚めた深田は、藤井を師匠に、まずは社内で「スペシャリスト」「真のプロフェッショナル」になることを目指し、さらにもっと大きな夢に挑んでいく……。
同じくAmazonよりレビュー、著者からのメッセージの引用
会社にいながら、外でも自分の名前で仕事ができ、お金を稼げる人。それを最近では「会社内個人」と呼びます。では、どうすれば「会社内個人」になれるのか。わたしはその答えを出すため、思い切って本書を「小説」のスタイルにしました。わたし自身、現役サラリーマンであり、「会社内個人」を実践していて、本書はいわば〈昔の自分〉と〈今の自分〉が出逢う物語です。本書が、読者の皆さんにとってより豊かに、自由に生きるヒントになれば、本当にうれしいことです。
まずはハックの川尻さんが出す小説であることがビックリ。
(これからビジネス書のエンタメ化はますます加速するんでしょうね)
そしてテーマが副業を考えている人には見逃せない内容のようです。
これは期待大!!!