初めて出会ってから5日間、ひたすら読み返してしまいました。
はっきり言います!
スゴ本です!
【目次】
監訳者のことば 人生を上昇気流に載せる決定的な1冊 本田直之
序章 最大の成果を生むポイントを見きわめよ
第1章 潜在能力を解き放て
第2章 生産性を倍増せよ
第3章 すべてをシンプルにせよ
第4章 思考を変革せよ
第5章 戦略的に人生を設計せよ
第6章 主体的にキャリアを築け
第7章 プライベートを充実させろ
第8章 経済的に自立せよ
第9章 健康的な体づくりを維持せよ
第10章 なりえる最高の人物になれ
エピローグ 21世紀を生きるための「七つの知恵」
フォーカル・ポイントを理解するための推薦図書
【ポイント&レバレッジメモ】
★人生の質を高める四つの方法
①重要なことを増やす
②重要でないことを減らす
③新しいことを始める
④あることを完全に止める
★自分自身の人生に責任を取れ
◇「もっとも重要な人生の選択」とは、現在と未来の自分の姿に、すべて自分が責任を取ると決めることである。
◇これからはどんなことが起こっても、自分にこう言い聞かせるのだ。「わたしには責任がある」と。
◇責任を取るほど、自信は高まり、未来のためのエネルギーがわいてくる。そして、責任を取るほど、ますます自分の能力や才能を信じられるようになる。
★習慣が運命を決める
◇朝起きてから夜寝るまで、習慣があなたの言動や周囲の人への反応をコントロールしている
◇充分な時間と労力をかけて学ぶことを厭わなければ、どんな習慣でも身につけられる。
★フォーカル・ポイントを実行するためのSLAM方式
①S=シンプルにする(Simplification)
②L=レバレッジをかける(Leveraging)
③A=アクセルを踏む(Acceleration)
④M=マルチ化する(Multiplication)
★すべてをシンプルに
◇[マイヤーの法則]・・・ものごとを複雑にするのは単純な仕事だが、ものごとを単純にするのは複雑な仕事である。ポール・J・マイヤー(潜在能力開発研究家)
◇「複雑性の法則」・・・「どんな仕事も、その仕事の手順の数の二乗に匹敵して複雑になる」
★思考を変革する
◇「可能性の源泉とは、自分自身の思考にある」 ⇒ 自分の思考をコントロールできれば、自分を取り巻く世界に変化が起こる
◇あなたが手に入れたい結果があるのならば、以前はその結果を手にしていなかったが、今は手に入れている人を見つけ、その人物と同じことを実践すればいいのだ。
◇成功する人は、失敗する人とは違う考えかたをする。もしあなたが成功者の考えかたを身につければ、成功者と同じ成果を味わえるだろう。 ⇒ 「自分の思考がものごとの原因であり、その結果としての現状がある」
◇「成功者は楽観主義という資質を持っている」
★主体的にキャリアを築く
◇自分自身を独立したフリー・エージエントだと見なすことに、仕事で成功する鍵が隠されている
◇幸せで満ち足りた瞬間とは、心の奥にある信念や価値観と、現実の生活とが一致したときにあなたに訪れる。
◇「あなたが望む習慣をすでに身につけているかのようにふるまい、何度もその行為を繰り返したとき、あなたのなかにその行為とぴったり一致する習慣が形成される」
★プライベートを充実させる
◇すばらしい人生を送りたいなら、人間関係を重視しなければならない。
◇家庭生活で大切なのは「長生きすること」と「ごく近い将来に死ぬこと」の、ふたつの考えのバランスを保つことだ。
◇すべての人間関係にとって、時間は大切な成功要因である。周囲の人との人間関係は、あなたがその関係に投資する時間の長さと深く関わっていると言える。
★経済的自立
◇経済的に成功する人は、つねに自分の前方に続く遠い未来を見つめている。そして、十年、二十年、ときには四十年先を考えて計画を立て、長期ゴールに矛盾しない行動をするために、日々の活動スケジュールを組み立てる。
◇あなたが経済的自立を達成する唯一の方法は倹約を実践し、定期的に投資することだ。
◇もしあなたがお金に対して否定的な価値観を持っていたら、その価値観が一生あなたを悩ますことになるだろう。
◇一代で富を築いた人は、一カ月に二十時間から三十時間をお金や経済活動について勉強したり、自分の財務状況をじっくり見直すことに費やしている。
★なりえる最高の人物になる
◇外の世界で多くのことを達成するためには、自分自身の内面を成長させることに力を注がなければならない。 ⇒ 「もっと何かを手に入れたければ、まずはもっと自分を磨かなければならない」(ゲーテ)
◇潜在能力は、ほとんどの人に大差がない
★二十一世紀を生きるための「七つの知恵」
〔第1の知恵〕 人生をよりよくする唯一の方法は、成長することである
〔第2の知恵〕 大切なのは、これからどんな人間になるかである
〔第3の知恵〕 価値ある行動は習慣化するまで、繰り返し挑戦する
〔第4の知恵〕 人生の選択肢は多いほどよい
〔第5の知恵〕 あらゆる困難から、役立つ知恵を学ぶことができる
〔第6の知恵〕 必要なことは、必ず学ぶことができる
〔第7の知恵〕 心の中で決めた限界が、唯一のあなたの限界である
【感想など】
いやはやスゴ本です!
多読家で知られる本田直之さんをして
「本書は、私自身のビジネスに大きな影響を与えた1冊です。」「類書のない名著」と言わしめるだけのことはありました。
ワタクシも10月7日にこの本が届いていらい、すぐに記事にするのはやめて(というか消化するのに時間がかかってすぐに記事に出来なくて)毎日読み返しておりました。
5回以上読み返したでしょうか。
何度読んでも、読むたびに新しい発見や気付きをもらえる本です。
というのも、本田さんの
本書を読むときには、考えながら、そして書きながら読むことが重要です。
よかったところに線を引いたり、ノートに抜き書きをして終わり、というのではなく「じゃあ、こうしよう!」という具体的なアクションをどんどん書き込んでいって、読み終わったときには実際に行動に移せるように読むのです。
という言葉に、ちゃんとペンを持ってメモしたり質問に答えたりして自分の生活に照らし合わせて読んでいたから。
目次でも本書の扱うテーマが仕事からプライベートや健康に至る広範囲に及ぶことはわかっていただけると思うのですが、各章ともページ数は多くないものの、まるで参考書や問題集のように事細かに質問やらヒントが書かれています。
ザーッと列挙してみると
人生の質を高める四つの方法
あなたが活用できる七つのレバレッジ
労働時間を二分の一にする六つのステップ
生産性を高める五つの質問
生産性を高める三つの鍵
成果を上げる七つの鍵
シンプル化のための七つのR
生活をシンプルにする六つの方法
七つの楽観的思考法を身につけよ
ゴール設定七つのステップ
結果志向で考えるための四つの質問
成長しつづけるための三つの鍵
戦略的人生設計のための七つの質問
人生の七分野で戦略を立てよ
フオーカルポイントを明らかにする七つのステップ
成功するキャリア四つのキーポイント
パートナーに問うべき四つの質問
すぐれた健康体になるための七つの秘訣
日々成長するための七つの規律
成長の1000パーセント公式七つの方法
二十一世紀を生きるための「七つの知恵」
といった感じ。(抜けてるかもしれませんが、詳しくは本書で確認お願いします。)
で、これに一つ一つまじめに考えたり書き出したりしていると消化するのに時間がかかるわけで、でもそれを実行することで新しい気付きが得られるわけで…。
今まで自分では気がつかなかった自分が見えてくること間違いないですよ。
ただ、「そんなに時間ないよ」という方はとりあえず、本書を一貫して貫く哲学、【ポイント&レバレッジメモ】の冒頭に挙げた4つの考え方
★人生の質を高める四つの方法
①重要なことを増やす
②重要でないことを減らす
③新しいことを始める
④あることを完全に止める
を踏まえたうえで今自分にとって緊急の課題となっている部分だけ読んでみてもいいのでは?
「それでも考え方が多いよ、一つにしてよ」とおっしゃるなら
ワタクシなりにさらにポイントを絞らせていただけるなら、「減らす」に集中してみては?と提案。
だれでも「よし、今日から変わるぞ!」となったとき、必ず新しいことをプラスしてしまいますが、古いものを「減らす」ことはあまりしません。
このところ
がベストセラーとなったりしてますが、キーワードは
「減らす」→「シンプル」 ですかね。
ワタクシもさらに生活や人生について見直したいと思います。
最後に、
本書は本田さんが『レバレッジ・リーディング』の巻末の 「わたしのベストビジネス書 原理原則の本10」 で本書を推薦されているのを見て以来、ずっと読みたかったのですが、絶版となっていたため読むことができませんでした。
このたび本田直之氏の監訳で出版となり本当にありがたい限り。
本田さんとディスカヴァーさんにお礼が言いたいです。
素晴らしい本を読む機会を作っていただきありがとうございました。
【関連書籍】
【管理人の独り言】
このところの新書ラッシュはすごいですね。
昨日の近所のリアル本屋さんの新書コーナーを物色していたのですが触手が反応しまくりでした。
ただし、悲しいことに給料日前で財布の中身がさみしいため買ったのは
の1冊だけにして、泣くなく帰ってきました。
で、あきらめた本というのが
の、幻冬舎新書軍団!
さらに佐々木俊尚さんの新刊
そして中でも一番私の興味を引いたのが
悔しいから何冊かはAmazonカード払い作戦で注文してしまいました。
これで来月も読書貧乏(泣)
おっと忘れてた
この2冊も要チェック!