○「M型社会」へ移行するとき、考えるべき三つのこと
①「よその国、特に発展途上国にできること」は避ける。
②「コンピュータやロボットにできること」は避ける。
③「反復性のあること」も避ける。
○「21世紀は個人が突出した時代である」 ノードストレム『成功ルールが変わる!』(PHPエディターズ)
○ホワイトカラー労働者にとって「ソフトウェアは思考のフォークリフトである」(トム・ピーターズ)
○今の仕事をこのまま続けていいか――3つのチェックポイント
①他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
②コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
③自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか
○「六つの感性(センス)」
①機能だけでなく「デザイン」
デザインは、古典的な全体思考能力だ。「実用性」と「有意性」の組み合わせ。
②議論よりは「物語」
英雄の旅の物語は三つの部分に分けられる。
旅立ち、新たな世界に入る「イニシエーション」、そして帰還である。
③個別よりも「全体の調和(シンフォニー)」
◇「これから成功する可能性大」の3タイプ
・「境界」を自分で超えていく人 → 「マルチ」
・何か「発明」できる人
・巧みな「比喩」が作れる人
「各関係の間の関連性」をつかむ能力 → 「全体像を見る能力」
④論理ではなく「共感」
「ハイコンセプトな時代」には中世的な思考が必要
⑤まじめだけでなく「遊び心」
「持ち前のユーモアのセンスは、より広い意味の管理能力と絡み合い、それを示す指標にもなっている。それは優れた『心の知能指数』だ」
⑥「モノ」より「生きがい」
「人が追及せずにいられない、第三の幸福の形がある。それは意義の追求だ。自分の最も得意とすることを知り、それを自分よりも大きな何かのために活かすことだ」
○これからの成功者と脱落者を分ける3つの「自問」
①この仕事は、他の国ならもっと安くやれるだろうか?
②この仕事は、コンピュータならもっと速くやれるだろうか?
③自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか?
○コンピュータの登場と、業務の機械化によって、人間の技能の中で価値が高まった二つのカテゴリー
①「エキスパート思考(決まった解決策が存在しない新しい問題を解決すること)」
②「複雑なコミュニケーション(説得、説明、その他の方法で情報についての特定の解釈を伝えること)」
■この本は労働者にとってのサバイバル本。特に日本の労働者がこれから身につけるべき能力が書かれている。
■各項目の「まとめ」にはヒントが満載
「デザイン」に関する備忘録はiPhoneを使って実行しよう。
■GMに関する記述は今となっては・・・