お金のためではなく学ぶために働く
『金持ち父さん 貧乏父さん』について8回目です。
今回は教えの書 第六の教え お金のためではなく学ぶために働く についてです。
「『いくら稼げるか』ではなく『何を学べるか』で仕事を探しなさい」
この言葉すごく共感できます。カーネギーも同じことを言っていました。
ロバート・キヨサキ氏は自分の例を挙げていますが彼が大学を出てまずなったのは「船乗り」でした。
理由は「国際貿易の勉強をするため」
アジア各国を訪れ、その国の文化やビジネスの仕方を学んだそうです。
次に海兵隊のパイロットになりベトナムにも従軍します。
入隊の理由は「軍隊での指揮のやり方からリーダーシップを学ぶため」
そしてゼロックス入社。
理由は「アメリカで最も優れたセールス・トレーニング・プログラムがあったから」だそうでトップセールスマンに成長します。
ロバート・キヨサキ氏は常に自分の目標達成のために自分に必要なことが学べる職業に就いています。
この行動力には脱帽です。
氏は「専門化」よりも 「広く浅く」学ぶことを提唱していますが、氏の経歴を見る限り決して「浅く」はないですよ。
なかなか真似できませんよね。
ただこれから就職や転職を考えている人はこの「何を学べるか」を職業選択の基準に加えて損はないし、今の仕事をどうしても辞められない人は仕事を続けながら勉強すればいい。
ロバート・キヨサキ氏はよく
「今毎日やっていることの行き着く先はどこですか?」
と言う質問をするそうですが、大切なのは目標のために「学ぶ姿勢」を持ち続けることじゃないですかね。
最後にロバート・キヨサキ氏はこんなことを言っています。
「持てる者」と「持たざる者」のギャップがどんどん広がっている大きな原因は時代遅れの教育システムにあると思っている。
歴史をみると、「持てる者」と「持たざる者」のギャップが最大になったとき国は滅びます。
日本はまさにこれから格差社会になっていきます。
安部首相は自分の政策の目玉である教育改革の一つとして、教師の免許更新制度を打ち出しましたが、見直すべきは教育内容なのではないでしょうか。
『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでいるとそんな気がしてきます。
次回からは後半、実践の書にはいります。