今日は2004年に発売されたシリーズ第6弾、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さんの予言』をご紹介したいと思います。
「予言」というと、なんだか胡散臭い感じがしますか、
サブタイトルに「荒らしの時代を乗り切るための方舟の作り方」とあるように、
「これから先、大変な時代が来るから、お金の面で将来に備えよう」というのが主題です。
1970年代にアメリカで制定された「エリサ法」と呼ばれる法律は、401(k)、確定拠出型年金の導入に結びついていくのですが、これは労働者が自己責任で年金資金を運用することを意味します。
アメリカでは大戦後のベビーブーマーが2010年頃から大量に定年を迎え始めるのですが、
彼らが生活のために市場からお金を引きあげることによって史上最大の株式大暴落を引き起こし、
それによって多くの人が定年後の生活資金をなくしてしまう・・・
というのが「金持ち父さんの予言」なのです。
それではどうやって嵐の時代に備えて方舟を作ればいいかという話になると、これはもう「金持ち父さん」シリーズのお決まりで、
サイドビジネスを持とう
↓
資産を買おう
そして、お金のついて勉強しよう
というコースの説明になるのですが・・・
この予言が当たるのかはずれるのかは別にして、事情の差はあれ日本も人ごとではない現状です。
老後の資産管理を考えるうえで、一読する価値のある本だと思います。
さて、私個人的には「言い訳は自分に対する嘘」
これが強く印象に残りました。
私自身、「金持ち父さん」に影響を受けて、自分の「ビジネス」を探している段階ですが、
やっぱりなんだかんだと「自分に対して言い訳」をしてしまいます。
「時間がない」、「お金がない」、「信用がない」などなど
でも、
「金持ち父さん」に言わせればこれは「時間を作るつもりがない」、「お金を作るつもりがない」、「信用を得るつもりがない」ということなんですよね。
「金持ち父さんは私(ロバート)に、『大きくなって正直な人間になりたかったら、今のままではいけない、常に、より正直にならなければいけない』と言いました。つまり、もっと自分に正直になり、それによってもっと自分に厳しくしなければいけないと言うことです。」
やはり成功への第一ステップは自分への厳しさ、意識改革なのでしょう。