おはようございます、一龍です。
前回に続いてもう1冊、ちきりんさんの本をご紹介です。
はじめに
前回に続いてちきりんさんの新刊の紹介ですが、実はこの本、私が昨年読んで影響を受けた本なのです。
???という感じでしょう。
実はこの本はkindleだけで発売された
を単行本化したものなのです。
「なんだ紙の本に焼き直しただけか」と思わないでくださいね。
とっても魅力的な本に仕上がってますから。
ポイント&感想
◆「ブログ運営」と「ベストエントリー」がドッキング
電子書籍だけの発売、しかも内容がブログ運営についてですから、対象読者にかなりニッチ感がありデジタルデバイド感高い本でした。
で、今回紙の本として単行本化されるにあたって、前半は電子書籍の内容をそのまま掲載し、後半はちきりんさんのブログ「Chikirinの日記」の中から選りすぐりのエントリーを掲載してくれています。
これがすごくいい。
多分この本を購入する人の多くは、ちきりんさんのブログを読んでいる人でしょう。
そうでなくても、すくなくとも自分でブログを運営していたり、何らかの発信をしているというネットの利用頻度の高い人だと思います。
しかし、紙の本となり、「ブログ運営」と「ベストエントリー」を併載したことで、ちきりんさんがどんな思いでブログを運営してきたか、そしてどんなことをブログで書いているのかが、ネットから遠い人でも知ることが出来るようになりました。
また、「表」と「裏」とご自身で表現されているように、やっぱり運営の舞台裏と結果としての表現であるエントリーを一冊で読めるというのは「完成した」感覚があっていいです。
ぜひ、いままでちきりんさんを知らなかった人にも読んで欲しいですね。
◆ブロガーとして改めて勉強になる
さて、前半部分の「ブログ運営」に関しての感想は昨年このエントリーで書きました。
一年前の時点で本書で気になった部分をピックアップしていますのでご覧いただけたらと思います。
で、非常に個人的ですが今回改めて読み返してみるときに(もう何回目かわからないくらい読み返している)また新たな発見や共感はあるかなという点がすごく楽しみでした。
1年前の自分とどこか変わったところ、成長したところ、感じ方やものの見方が変わったところ、あるいは1年経ってみてようやく理解できたところなど、同じ内容の本をよむことで自分の中の変化を発見したかったのです。
で、一番気になったというか改めて「そうだよね」とおもったのが下記の点
自分のメディアを作るための5か条
1 コンテンツを散逸させない
2 ネットの中の人にならない
3 つながる世の中でつながらない
4 オープンな場所に居続ける
5 信用力を売らない
でした。
それぞれの内容について詳しくは本書でお読みいただきたいのですが、どれもブロガーが陥りそうな内容なのです。
まぁ、今のところまだまだ弱小ブロガーですので、コンテンツの散逸がどうの、信用がどうのという心配自体が無用ではあるのですが、わかりやすい言葉遣い、嘘を書かないという点は気をつけていきたいと思います。
誠実第一。
実際のところ、それが一番大切だと思う。
何を書いても、どんな表現をしても自由なんだけど、釣りタイトルつけたり、炎上狙ったりは今後も絶対しないと思います。
◆あくまで”場”であること
以前のレビューでもこの件がつきささったのですが
自分のサイトを育てることは、将来なにか新しいことをやるためのインフラを整備し、維持しておくようなものです。ライターを目指すのでも収益化を目指すのでもなく、「Chikirinの日記」という場所の運営者として、その場所の価値をできるだけ上げていくこと、それを目標として設定したことは、ちきりん活動の指針の大方を規定する、重要な決断だったと思います。
ブログは収益を目指すものではなく、似た思考の人達が集うことができる”場”であること。
そしてその”場”は将来自分がやりたいことをするうえでの”足場”となることを意識すること。
この基本方針こそ本来のブログの良さを引き出すものだと思うのです。
ブログはあくまで大きな意味でのコミュニケーションツールです。
人が集まり、お互いの意見を交換しあうサロンのような仮想スペース。
お金とかはそういう場ができれば自然とついてくるもので、最初から収益を狙うのであればアフィリエイターになればいい。
私はプロブロガーを目指していることを公表していますが、この考え方は堅持していこうと思っています。
さあ、ちきりんさんを目指して頑張っていこう!
目次
裏を知る篇 『「Chikirinの日記」の育て方』
ご挨拶
第1章 出発点
第2章 ブレーク!
第3章 自分メディアへ
第4章 今、そしてこれから
表を読む篇 『ベストエントリ集』
GROWTH
CAREER
RELATION
EDUCATION
POLITICS
BUSINESS
さいごに
関連書籍
ちきりんさんの考え方やものの見方に触れたいならこちらの本もお読みください。