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ブライアン・コール・ミラー(著)『2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39』Discover21【本の紹介】研修担当者必読!簡単にできて職場のチームワークを高めることができる4つのゲーム

おはようございます、一龍です。

突然ですが研修好きですか?
すごい方の講演を聞いたり、異業種の体験をしたり、それなりに勉強になるものは多いものの、なんかズレてるなぁと感じることが私はよくあります。

というのも、仕事はチームでするもの。
個人個人の知識やスキルを高めるのは必用ですが、それだけでは実際の成果に結びつかないと思うからです。

ということで、今日ご紹介するのはチームワークを高めるために手軽にできるゲームを39個紹介してくれている本。

この中から職場で簡単にできそうなものを4つ紹介します。

すぐにできるチームワークを高める4つのゲーム

★初対面のメンバーが親しくなるゲームより 自分が好きなことを順番に話していくゲーム

目的:お互いの好きなことを知り、今後の会話のきっかけをつくる

手順:1メンバー全員が向き合うようにして輪になる。
   2あなたが何をするのが好きかを言って、ゲームをスタートさせる。
   3あなたのとなりにいる人がその言葉を繰り返し、それより好きなことを言う。
   4その隣にいる人が前の人の言葉を繰り返し、それより好きなことを言う。
   5一周するまで続ける。

これを何周も続けると、お互いの好きなことを知ることができるし、初対面でもかなり仲良くなれますよね。

準備物もいらないので、研修の最初などにアイスブレイクとしてやってみるといいと思います。

★チームが盛り上がって活性化するゲームより 輪になってボールをパスし、1周するタイムを縮めるゲーム

目的:改善したプロセスを機能させるには、チームの連携が必用だと理解する

手順:1全員が立った状態で大きな輪を作り、1人にボールを渡す。
   2ボールを受け取った人に、輪の中の誰かにパスするように指示する。
   3次に受け取った人は、また別の人にパスする。
   4これをこり返し、最後の人は最初にボールを持っていた人にパスする。
   5前回と同じ相手、同じ順序でパスし、1周するタイムを測定する。
   6誰かがボールを落としたら、最初の人にボールを戻してやり直す。
    ただしタイム測定はそのまま続ける。
   7同じパターンを繰り返し、再びタイムを測定する。
   8タイムを大幅に短縮するために、戦略を立てる時間を3分間を与える。
   9同じパターンを繰り返し、再びタイムを測定する。

実際の仕事の現場では、チームで問題を解決したり、改善することが重要です。
ゲームではボールを回すだけなのですが、よりタイムを縮めるという課題を解決するために戦略をチームで練るという行為は、まさに仕事の現場その物ですね。

★チームに交渉力・創造力がつくゲームより お互いに口をきかずに、理想の職場環境を描くゲーム

目的:言葉を使わずに、どのくらいコミュニケーションできるかを理解する

手順:1メンバーを4〜6人のチームに分ける。
   2各チームに紙とカラーペン数本を配る。
   3チームにとって理想的な職場環境の見取り図または絵を描かせる。
    予算を考慮する必用はないので、創造性を発揮して楽しんで描く。
   410分後、各チームは描いた図を発表する。

このゲームは私自身がやってみたいと思ったのでチョイスしてみました。
ポイントはチームで喋らずに、理想の職場環境を絵で表現するというところ。

言葉よりかえって絵のほうがお互いに考えていること、普段思っていることを表現できるんじゃないかと思ったのです。

本来の目的はどれくらいコミュニケーションがとれるのかを確認するということですが、お互いにチームメイトが職場で感じていることを理解するのにも役立つと思います。

ちなみに私なら、集中したい時に一人になれる個室なんかを描くかも。

★変化に負けないチームをつくるゲーム それぞれが克服した仕事上の失敗について話しあうゲーム

目的:失敗を克服して、成功を収める方法を学ぶ

手順:1メンバーにペアを作ってもらう。
   2仕事上で経験した失敗について思い出す時間を2分間与える。
   3どちらが先に話すのかを決めてから、仕事上で経験した失敗について3分間で相手に話す。
   4その時に次の質問をお互いにし合う。
    分かりやすいように、ホワイトボードなどに書いて提示しておく。
    a.その失敗が大変だったのはなぜですか?
              b.うまく対処する秘訣は何でしたか?
              c.失敗する前、最中、後はそれぞれどんな気持ちでしたか?
   5終了後、交代をうながす。

強い企業の共通点に、失敗経験の共有化があります。
一人の失敗を部署、あるいは会社全体の教訓として共有化しているのです。

御存知の通り、失敗には沢山の学びがあります。
本来それらを埋もれさせては非常にもったいない。
しかし、普通は失敗談なんて自らは話したがらないものなので、なかなか共有化できません。

普段からこういったゲームを通して、失敗談を気軽に話せる雰囲気を作っておくのは有効ですね。

『2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39』まとめと感想

今回紹介したのは4つのゲームだけですが、『2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39』には全部で39のゲームが紹介されています。

いずれも簡単にでき、準備物も職場にありそうなものばかり。

特別に研修という場でなくても、普段からちょっとしたミーティングの時間を利用してできそうです。

最初にも書きましたが、仕事はチームでするものです。

どんなに個人技が高くてもそれだけでは常に勝てるわけではありません。
ブラジルのサッカーを例にしたら分かりやすいでしょうか。

こういったゲームを利用してチームワークを高めておくことはかならず役に立つと思います。

また、この本で紹介されているゲームはセミナー講師の方のネタとしても参考になると思います。
興味ある方はぜひ。

本書はDiscover21社様から献本していただきました。
ありがとうございました。

『2人から100人でもできる! 15分でチームワークを高めるゲーム39』目次

はじめに
PART 1 準備編
 CHAPTER 1 ケームを成功させるための7つのステップ
 CHAPTER 2 ゲームで発生する可能性のある8つの問題
PART 2 実践編
 CHAPTER 3 初対面のメンバーが親しくなるゲーム
 CHAPTER 4 チームが盛り上がって活性化するゲーム
 CHAPTER 5 チームに交渉力・創造力がつくゲーム
 CHAPTER 6 変化に負けないチームをつくるゲーム

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