おはようございます、一龍です。
突然ですが、あなたは正当に評価されていると思っていますか?
もし評価されていないと感じていたら、横山信治さんの 『抜群に評価される人の教科書 〜誰からも評価される魅力的な人が実践している人間力が高まる行動法則〜』 を読むことをお勧めします。
今すぐ実践できる評価される人になる簡単な方法を知ることができますよ。
魅力的な人になって抜群に評価れるようになるポイント
★魅力的になるたったひとつの方法
魅力的に人になるたったひとつの方法として、著者が尊敬する無能唱元先生の言葉として次の言葉を紹介しています。
「魅は与によって生じ、求によって滅する」
この一言に尽きると思います。
与えるものは好かれ、求めるものは嫌われる、と言う意味です。
これが原則です。
では何を与えるといいのでしょう。
著者は「自己重要感」だといいいます。
「自己重要感」とは
「すべての人間は自分のことを高く評価して欲しいと熱望している」ということです。
与えるとは、相手の自己重要感を高める行為です。
求めるとはその逆です。
★相手のプライドを高める
相手の自己重要感を高めるために、与える具体的なものは次の3つ。
1 生存本能を満たすもの
現代ではお金、会社では地位や権力など2 集団欲求を満たすもの
群れを成したい、人と仲良くしたいという本能3 自尊心を高める行為
プライド
上記のうち、2と3は一切お金がかかりません。
与えることも、魅力的になることも、すべてタダでできるのです。
しかも1は与えても人は慣れてしまいますが、2と3は慣れることがありません。
★自分の自己重要感を高める簡単な方法
「すべての人間は、自分のことを高く評価して欲しいとと熱望している」と言いましたが、この「すべての人間」の「すべて」には私、つまり自分自身も入っています。
そこで自分の自己重要感を高める簡単な方法を紹介します。
それは、「笑う」という行為を自発的にすることです。
私は毎朝、鏡の前で大声を出して笑うことを日課にしています。
はじめた頃は、会社で大きなトラブルがあった時など、内心「笑っている場合やないで!」と情けなくなることもありました。
でも、笑い終わると不思議と今悩んでいることがちっぽけなことのように思えて、心が明るくなったのです。のちに脳科学者の方が、笑う行為はストレスをやわらげるのに非常に効果があると教えてくれました。
「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい」のと同じで、人間は行動によって感情が変化するのです。
さらに笑うことにはもう一つ利点があります。
笑顔が相手に好印象を与えることはみなさん承知していますが、日頃笑わない人がいざ急に笑えといっても簡単にできるものではありません。
あさ、鏡の前で笑うことは、日常において笑顔を作る練習にもなります。
ぜひ鏡に向かって「笑う」のを、習慣化しましょう。
★人の話を否定してはいけない
相手の話を聞くことは相手の自己重要感を高める行為です。
この相手の話を聞く時にしてはいけないことがあります。
それは次の3つ。
1 相手の話の腰を折らない
2 相手の意見を否定しない
3 自分の話は相手の話が終わってからにする
この3つをすると、相手の自己重要感を大きく下がり、結果的にあなたへの好感度も同時に下がるのです。
★自分の興味のある分野の質問をする
相手に話をしてもらうには、自分から話したくなるような気持ちを引き出す必要があります。
そのためには
まず相手に心地よく話してもらうには、聞き手がその相手に興味関心を示さなければいけません。これは見せかけでは通用しません。心の底から興味を示さないと相手は見破ってしまいます。
人間の意識の下に無意識が隠れています。興味がない話にはうわの空になり、相槌だけ打っていると、相手はそれを瞬時に察します。
ではどうすれば相手に気持ちよく話してもらうために、こちらも興味深く聞くことができるのでしょう。
著者は相手の話から何かを得ようという心構えが必要だと言い、その具体的な方法をあげています。
それは
意外かもしれませんが、まず自分の興味のある分野のことを相手に質問して下さい。自分の好きな分野の話であれば自然と聞く態勢になるからです。相手の話したい話題が、自分の興味ある話題とは限りません。まず、第一段階として、自分の興味のあることを質問するのが成功しやすいのです。
これはいい方法です。
例として著者は本を読むのが好きなので、今どんな本を読んでいるか質問すると書いてありますが、私も「最近面白い本ある?」とか、「オススメ映画ある?」とか聞きます。
そのとき私自身のコツとしては、本とか映画とかオススメを聞いたときは、相手の目の前でメモをします。
するともっとオススメの情報を話してくれて、会話が盛り上がります。
★魅力的になるおまじない
自分が話し手にまわるより、聞き手になったほうが、確実に好感度は上がります。
ところが「聞き上手は好かれる」という、相手の自己重要感を高める行為の利点はわかっていても、意思の力だけでは続きません。靴を自動的に履くように、相手の自己重要感を上げる行動も、習慣化する必要があるのです。
と著者は説きます。
ではその方法は?
ここで良い方法をお教えします。人が話し出したら心の中で「話を聞くのだ。話を聞くのだ」と唱えてください。このおまじないはかなりの効果があります。
実は我々は他人が話している間、相手の話を理解しようとするのではなく、次に自分が何を話そうか考えています。
おまじないでそれを防ぐのです。
このおまじないを習慣にすればあなたの魅力は確実に高まります。
「話を聞くのだ」と唱えることにより、相手が話している途中で話の腰を折ったり、口を挟まずにいられるようになり、習慣化することで、聞き上手て魅力的な人になれるでしょう。
これはごく簡単な方法ですね。
今日から早速始めましょう。
感想とまとめ
人から評価れるには、魅力的な人間になること。
そして魅力的な人間になるためには、相手の「自己重要感」を高めること。
その方法は相手の話を聞くこと。
本書は終始一貫、この考えの元、展開されています。
誰でも実行できる「話を聞く」という行為で魅力を増そうというのが秀逸です。
人によっては、特に若い人は「仕事されできれば評価される」と思いがちでしょう。
しかし、それはきっぱり否定させていただきます(相手を否定してはいけないと本書には書いているのですが)。
確かにある程度仕事ができるのは絶対条件です。
しかし、仕事はできるけど周りと協調性がなく、一匹狼的な人は、よほどのずば抜けた才能があるか、手のひらの上であなたを遊ばせてくれるお釈迦様のような上司に恵まれない限り、やがて組織のお荷物となりフェードアウトしていくことになるでしょう。
「成功する人間は他の人間を友とし、味方となし得るが、成功できない人間は自分の周囲を敵や無関心者によって囲まれてしまう」(無能唱元『人蕩し術』)
相手の「自己重要感」を高めて、自分も評価される生き方のほうが楽しそうですよね。
「話を聞く」のは誰にでもできること。
今日から早速初めて、あなたの魅力を増してください。
◆まとめ
・与えるものは好かれ、求めるものは嫌われる
・相手の「自己重要感」を高めるため、相手の話を聞く
・「話を聞く、話を聞く」のおまじないを唱える
本書は著者の横山信治様から献本していただきました。
ありがとうございました。
目次
まえがき 人から評価されるには努力も能力も必要ない!
Part1 評価される人になるコツ
Part2 評価される人の人たらし会話術
Part3 なぜ評価される人は「期待しない」のか
Part4 評価される人の魅力を高める魔法のルール
Part5 なぜ評価される人は頑張りすぎないのか
あとがき
関連書籍
著者が尊敬し、本書中で引用もされている無能唱元先生の本はこちら
高額本なので、お金に余裕のある人は是非。