おはようございます、一龍です。
みなさんは夢を実現しようと思ったら、まず何からはじめますか?
大抵、その夢に関係する情報収集からスタートしますよね。
今回は『とことん調べる人だけが夢を実現できる』 の、CHAPTER 2 とことん「ウェブ」で情報を集める より、夢を実現するために、とことん「ウェブ」で情報を集めるためのポイントをピックアップしました。
今後、ますますウェブから有益な情報を集めるスキルが必要とされると思いますのでぜひお読みください。
夢を実現するために、とことん「ウェブ」で情報を集めるためのポイント
★まずは「検索キーワード」のパターンをできる限り考える
インターネット時代の現代、知りたい情報を調べるとき、まずはウェブで検索するのは当たり前でしょう。
「図書館にこもって・・・」なんてやってた一昔前と比べたらほんと天国です。
しかし、大量の情報にアクセスできるウェブですが、ちょっとしたテクニックが必要と著者はいいます。
というのも、
ウェブは、「検索力」があるかないかで探し出せる結果が大きく変わる。
からです。
まずは、「検索キーワード」のパターンをできる限り考えること
が重要な情報を取りこぼさないために必要な必須のテクニックです。
たとえば、あなたがカメラマンになりたいという夢を持っていたとする。
そのさい、自分がなりたい職業を「カメラマン」としか言い表せないのだとしたら、かなり危険だ。
「カメラマン」
「写真家」
「フォトグラファー」
最低限、この3語は思い浮かべたい。
なぜなら
「カメラマン」で検索したら出てこなかったり、「テレビカメラマン」の情報にまぎれて見つけづらい情報も、「写真家」で検索すれば引っかかる可能性がある。
からです。
さらには、
「フォトグラファー」という言葉でしか得られない情報もあるかもしれない。場合によっては、「photographer」のように、英語表記で検索してもいい。
ウェブ時代の検索を成功させるには”連想ゲーム”のように語彙力が必要そうですね。
しかし、「何だか難しそうだな」と思った方には
検索キーワードを増やすには、「 Weblio 類語辞典」のような、類語辞典を活用する
という裏技がありますのでご心配なく。
★「画像」や「動画」を「文字」とセットで検索するクセをつける
情報というと、「文字」の情報を最初に思い浮かべると思いますが、調べたい内容によっては「画像」「動画」の情報を活用した方がいい場合もあります。
「画像」「動画」の情報の検索はとても簡単で
グーグルであれ、ヤフーであれ、いまは検索窓の近くに「画像」や「動画」のタブがあり、そこで検索結果を切り替えられる。
また、グーグルの場合、動画と指定しなくても、検索キーワードによっては、グループ会社のユーチューブの動画が表示されることもある。
そして実際に検索してみればわかりますが、「文字」情報の検索結果と、「画像」情報の検索結果は大幅に異なる場合も多いです。
「動画」情報の検索結果となるとなおさらです。
それこそ「百聞は一見に如かず」の言葉通りで、
「画像」や「動画」情報の特徴は「ビジュアル」と「イマジネーション」というキーワードで言い表せる。
視覚に訴える情報だから、文字だけではわかりにくい構造、流れが理解しやすくなる(ちなみに、いわゆる「図解本」を読んだときも、同様のメリットが得られる)。
そしてなにより、自分の夢や目標に関して検索しているのですから、文字テキストとして表示されるよりも、「画像」や「動画」の方が
文字とは違った刺激を受けて、「イマジネーション」がわく可能性が高い
のです。
★ウィキペディアは本文を読むな!
人名や固有名詞、歴史上の出来事などを調べると、多くの場合「ウィキペディア」が検索上位に表示されますよね。
まさにインターネット時代の集合知というべきオンライン百科事典ですが、
ウィキペディアは誰でも記事を執筆・編集できるので、情報の信頼性が高いとはいえない。
という問題があって、情報の使い方には注意が必要でした。
僕も調べ物をするときには、その情報の使いみちによってウィキペディアを使うかどうか決めていました。
ただ、ウィキペディアは
一般的な「まとめサイト」とは違い、「誤った情報が、ほかの編集者によって修正される可能性がある」ため、気になる対象があれば、参考としてみてもいい。
と著者はいいます。
仕事上の資料作りではちょっと躊躇しますが、自分の夢の情報を集める文にはいいと思います。
このウィキペディアの使い方で目からウロコだったのが
ウィキペディアの意外な使い方として、「本文」はあえてそれほど読まずに、「関連項目」や「出典」「脚注」「注釈」に注目する手がある。
というもの。
自分が調べたいものの関連した情報を、芋づる式に調べることができます。
もちろん、「出典」「脚注」「注釈」にも誤った情報が含まれている可能性はありますが、とことん調べたいなら隅々までチェックしましょう。
★「アラート」を使って夢を忘れない環境をつくる
自分の夢の実現に繋がりそうな最新情報をもれなく入手したいという方に役立つのが「アラート」というサービスです。
「アラート」というのは、
登録したキーワードに新しい検索結果が見つかると、メールなどで教えてくれるというもの。
Googleが提供する「グーグルアラート」が有名だ。
気になるキーワードに関する情報をメールなどでお知らせしてくれるサービスで、情報を集める際に非常に非常に便利な「アラート」サービスですが、設定には注意したいと著者はいいます。
人気のキーワードだと、情報があまりに頻繁に届きすぎて、情報収集のペースが乱される。
まず情報の「頻度」を「1日1回以下」にする。これで1日に来るメールが1通になる。
次に「ソース」を選択する。「ニュース」「ブログ」「ウェブ」が基本だが、必要に合わせて「ビデオ」「書籍」を加えてもいい。
「件数」は基本的には、「すべての結果」を選びたい。
まぁ、想像がつくと思いますが、設定を注意しないと収拾がつかなくなるということです。
さて、この「アラート」サービスですが、情報収集の他にも効果があります。
それは、
夢の「リマインダー(思い出させるもの)」としても活躍してくれる。
というもの。
夢を実現する道のりは、決して楽ではありません。
モチベーションの下がる時もあるでしょう。
そんなときにこの「アラート」サービスで、自分の目指す夢を先に実現した人の情報が届いたら、勇気づけられるはずです。
夢を日々リマインドしてくれるツールとしても価値が高いのが「アラート」なのです。
★メルマガは夢実現の「イメトレ」ツール
メルマガの多くは「情報」ではなく、もはや「ノイズ」に近いものが多い
と著者が言うように、ちょっと油断するとすぐに読まないメルマガに受信トレイを占領される昨今。
しかし著者は、メルマガは使い方次第で有益な情報源にもなるといいます。
おすすめなのは、自分にとって、夢を実現するための「イメトレ(イメージトレーニング)」ができそうなメルマガを選ぶということ。
具体的には、「自分が実現したい夢を、先に実現している(あるいは、実現しつつある)人」が書いているメルマガを購読するのだ。
自分が目指すステージにすでに到達している、あるいは近づいている”先駆者”のメルマガはおそらく自分のほしい情報の塊。
そしてそのメルマガは単なる情報では終わりません。
そこへ到達するまでの道のりを疑似体験できる、イメージトレーニングの材料となるのです。
そのメルマガには、あなたが夢を実現する途中で感じる高揚感や、遭遇しそうなトラブルが先回りして書かれているはずだ。
それらの描写を自分の立場に置き換え、味わい尽くす。
自分がそういう場面に出くわしたとき、何を感じ、どう行動するのか?
しっかりとイメージすることでシミュレーションになるし、さらに調べるべき情報も見えてくるだろう。
もし自分の目指すところとまさしく合致する人が書くメルマガがあれば、そのメルマガは夢を実現する道中の、「メンター(助言者)」となるのです。
★「一般人のブログ」でビジネスの具体的なターゲットを描く
現在、簡易なSNSまで含めると、日本では本当にたくさんの「一般人のブログ」があります。
こういった「一般人のブログ」も選び方次第で貴重な情報源となります。
そもそも「一般人のブログ」は、大別すると、次の3つのパターンがある。
(1)日常をありのままに、公私関係なく、「日記」として自分のために書いているもの(一番多いパターン)
(2)誰かに見せることを前提に、プライベート(趣味)を軸に、「理想の私」の日常を書いているもの(1と同じくらい存在する)
(3)自分のことを情報発信者として位置づけ、時事問題などにたいして私的な分析やコメントを書いているもの(少数。ビジネスとして活用しているケースも多い)
このなかで、夢を実現するために情報を収集する者にとって重要なものは
これらのブログは、僕に言わせれば、1→2→3の順番に情報の貴重性がある。
つまり、純粋な「日記」に近づけば近づくほど、情報の価値が上がるということだ。
これはかなり意外。
というのも、情報発信をする者にとって一番やってはいけないのが「個人の日記」だと言われているからです。
なぜなら芸能人のような有名人ならいざしらず、一般人の日常など誰も知りたいと思わないし、知りたいと思わないということは情報価値が無いということですから。
しかしもしあなたが、将来自分のビジネスをイメージ出来ているなら、一般人の率直な意見や感想を知ることができる貴重な情報源となるのが日記のような「一般人のブログ」なのです。
そこには特定の商品に対する赤裸々な感想や要望が、プロフィールとともに記されています。
将来の自分のビジネスの「ターゲットの本音」が書かれているのです。
★本当に参考になる「レビュー」をどうやって見つけるか?
ネット書店のレビューやレストランなど外食系の口コミサイトなど、世の中にはありとあらゆるジャンルに「レビュー(口コミ)」があふれています。
そしてそれらのレビューは玉石混交で、有益なものからゴミのようなものまで、どれを信頼したらいいかわからない状態です。
著者は次の2点を押さえるとレビューをうまく利用できるといいます。
(1)できるだけ客観的で、感情的でないレビューを参考にする
(2)参考になりそうなレビューを書いている人の、過去のレビューをチェックする
まず(1)に関してですが
多少の主観が入るのは仕方ないとしても、てきるだけ「どんな事実をもとにして、この評価をしたか」という根拠が見えるレビューを参考にしよう。
Amazonのレビューによく観られますが、あきらかにその本を買っていない、あるいは読んでいないのに批判しているものがあります。
そういったまったく根拠の無いものはよく読めばすぐに分かります。
次に(2)についてですが、この「レビューいいな、信頼できそうだ」と思ったら
過去のレビューを見て、そのレビュアーがつねに客観的に評価をしているのか、「平均点」をチェックしてみよう。
つねに価値の高い中立なレビューを書くレビュアーなら、信頼できると思います。
感想
以上、
『とことん調べる人だけが夢を実現できる』 の、CHAPTER 2 とことん「ウェブ」で情報を集める から、夢を実現するために、とことん「ウェブ」で情報を集めるためのポイントをピックアップしました。
本書後半では「本・雑誌・新聞・テレビ」、そして「人」から情報を集める方法が記載されていますのでそちらも参考にしていただけたらと思いますが、現代の我々にとって、何かを調べようとするときにまず取る行動はウェブへのアクセスでしょう。
本当にネット上の情報量はこの数年で爆発的に増加したと思います。
欲しい情報をだれでも取得できるというのは、本当に素晴らしい世界だと思います。
誰にでもチャンスがあるということですから。
ただ、玉石混交の莫大な情報の中から「玉」を探し出せるかどうかという夢を実現するための新たなスキルが誕生していることもまた事実。
情報の探し方、玉石の見分け方がこれからの「夢の実現者」にとって大きな課題となるでしょう。
また、ネットの発展はあらたな必須条件も生み出しています。
「ググれバカ!」などという言葉もあるように、もはや「教えて君」は通用しません。
どんなにネット社会が進んでも、直接人に会うことで受ける影響やもらえる情報というのはやはりデジタルデータとは比べ物にならない場合があります。
「この人!」という方に出会えたら食らいついてでも学ぶというのは、この先も変わらないと思います。
ただ、その師弟関係の間にも、ネットの出現で大きな変化ができていると感じます。
つまり、「自分でどれだけ調べてきたか」という求められるレベルが高くなっている。
もしあなたが「この人こそ自分のメンターだ!」という人に出会えても、その人に「そんなことも知らないのか、それぐらい自分で調べてから来いよ」と思われたらそこまでです。
まぁ、結局のところ、「調べる」技術云々以前に、学ぶ者の姿勢や考え方が問題なのですが。
今我々はだれでも情報を集めることができて、だれでも夢を実現する事ができる世界に生きています。
もしあなたに実現したい夢があるなら、本書を参考にとことん調べてください。
人類史上、もっとも情報にただでアクセスできる今、使わない手はありません。
本書はサンクチュアリ出版、大川様より献本していただきました。
ありがとうございました。
目次
PROLOGUE
CHAPTER 1 すべては「調べる習慣」からはじまる
CHAPTER 2 とことん「ウェブ」で情報を集める
CHAPTER 3 とことん「本・雑誌・新聞・テレビ」で調べる
CHAPTER 4 とことん「人」に情報を聞く
EPILOGUE
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