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会社員からモバイルボヘミアンになるための方法は働き方がパラダイムシフトする時代のサバイバルテクニックだ!

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おはようございます、一龍(@ichiryuu)です。

組織に属さず自由な生き方を目指している僕にとって今日ご紹介する本はまさに教科書。
本田直之さん、四角大輔さんの共著、『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』 です。

全編に渡って目を皿のようにして何度も読み込みましたが、今回のエントリーでは step3 会社員からモバイルボヘミアンになるには から、ポイントを紹介したいと思います。
 

 

会社員からモバイルボヘミアンになるためのポイント

★モバイルボヘミアンとは

まずはモバイルボヘミアンの定義から。
四角大輔さんによると次のように定義づけられています。

 仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。
「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」であり、「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」とも言える。

世界中を旅しながら生きていくなんて、勤め人の我々からすると夢のような生活ですが、本書の著者である本田直之さんも四角大輔さんももともとは”勤め人”なのです。

そして、時間はかかっても、誰もが必ずモバイルボヘミアンに成れるといいます。

では、会社員がモバイルボヘミアンになるためにはどのようなステップを踏んでいけばいいのでしょう。
以下に順を追ってポイントを紹介していきましょう。

★1「ミニマム・ライフコスト」を把握する

 ミニマム・ライフコストとは、ぼくがつくった概念で「自分や家族が健康的に生活するために必要な最低限のお金」のこと。これさえわかれば、「これ以上は無理して稼ぐ必要はない」ということに気づくのと同時に、ムダな出費こそがもっともハイリスクな行為、という「お金の本質」を知ることもできる。  自分の生活はいくら稼げば成り立つのか。完成した収支表(家計簿)は、あなたの「人生のムダ」の映し鏡となる。それを把握した状態で生きることが、お金への焦りや、お金を失う恐怖からの解放につながる「自由への近道」なのである。

「なにを失うことが本当にこわいのか?」を把握したうえで、「どうなっても生きていける」と確信した瞬間、人は勇気を手にし、行動することができる。

★2人生の「インフラ」となる経験を蓄積する

 いよいよ発射台に立つあなたが次にやるべきことは、社会で生きるための基礎となる「ベーシックスキル」をしっかり身につけたうえで、実績を生み出すための「専門スキル」を手にすることだ。
 まずは、今あなたがいる職場を「お金をもらいながら通えるビジネス訓練所」だと捉えること。そして、上司や先輩を「トレーナー」とし、日々積み重なるタスクを「トレーニングメニュー」と考えてみる。<中略> いきなり転職や起業といったネクストステップを踏む前に、まずは今置かれたその場所で、どんな世界へ行っても通用する「型」となる「ベーシックスキル」を習得すべく集中すること。個人として生きるために必要な、あなたなりの「実績」は、その型を土台として、あとでしっかりつくればいい。

★3「SNS×マニアックメディア」で発信力を確保する

 今はマニアックであればあるほど、ブランドとコンテンツの価値が高まる時代。自分が本当にやりたいことを狭く掘り下げて、SNSやメディアで発信していると、徐々にそれがオンリーワン・コンテンツとなり、興味を持ってくれる人が現れる。   

 

 フォロワーを自分につける具体的な方法は存在する。それは、「マニアックメディアSNS」という掛け算だ。
 マニアックメディアは、抱えるユーザー数は少ないが「濃いファン」を持っている、というのが特徴。こういった、わずか数千人から1万人程度のユーザーしかいないようなメディアからフォロワーをつくりはじめることが、実はとても有効なのだ 。

★4好きの徹底追求と発信で「個人ブランド」を確立する

 今は、本当に好きなことを、とことん突き詰め続けることができたら、それが独自のコンテンツとなる時代。そして、その熱狂度が高ければ高いほど、そのコンテンツの独自性は高まり、必ずや熱い反応を呼び起こせるようになる。
「クレイジーになって突き詰めてきたこと」を具体的な言葉で表現すると、「人生でもっとも多くの情熱、時間、そしてお金を投資してきたこと」になる。

★5「ベーシックインカム」を自分でつくる

 

(どうやってお金を稼ぐのかで)まず伝えたい事は、「ベーシックインカム(最低限の所得保障)」を確保することの重要性だ。
制約を減らして自由に生きるためには、どこか1つに依存せず、小さなキャッシュフロー(定期収入)を複数得る、というスタイルをぼくはおすすめしたい。  数十万から百万円単位という「短期の仕事で稼いではまた次の仕事をとって」という形ではなく、月数万円といった「小口の定期収入を複数確保」している状態のことだ。

1社のみから多額の報酬を受け取る「依存型」よりも、「複数からの小口収入」もしくは「スキル交換スタイル」で、多方面から定期的に入ってくることが重要なのだ。

★6「旅」そのものを、生活にし、仕事にする

 

「個人ブランド」と「ベーシックインカム」が構築されてくると、旅すること、生きることそのものを仕事にできるようになる。
 仕事につながるコンテンツすべてを、自分のライフスタイルから生み出すことができれば、あらゆる制約から解放されるようになり、「旅するように生きる」ことが可能になる。それこそが、「自分の時間を完全に取り戻した状態」であり、「究極レベルの自由を手にしたフェーズ」なのではないだろうか。

感想など

 

◆これからの時代は定住生活者もボヘミアン的人生になる!?

「ブログを中核にして自由な生き方を成し遂げたい」

ここ数年間そう決心してプロブロガーを模索し、そしてゆくゆくはデュアルライフを実現したいと思っている僕にとって、本田直之さんも四角大輔さんも憧れのロールモデルなのです。

旅しながら文章を書くことで生活できたらなぁといつも考えています。

ですから今回の本も、食い入るように、何度も読み返しました。

そして、このエントリーでは自分自身のメモとしても、会社員からモバイルボヘミアンになるステップのポイントを紹介しました。

僕と志を同じくする多くの方が参考としていただけたらと思います。

さて、本田直之さんも四角大輔さんも人生の多くの時間を旅に費やしています。
毎日仕事に拘束されている我々にとっては、この生き方は憧れてしまいますが、毎日が変化にとんだ非日常の連続となると実際は大変なのではないでしょうか。

今回ご紹介した章の最後にこんな一節がありました。

 当然、モバイルボヘミアンにも大変なことやめんどうなことはたくさんある。
 自分の安全圏から飛び出して生きる場面が多いからこそ、つねに勝手がわからない状況にいて、予期せぬトラブルやアクシデントに遭遇する可能性は高い。
 しかし、すべては自分次第、という重い責任や難しさのかげに、すべてを自分の判断で取捨選択し、人生と、すべての時間を自分でコントロールしていい、という、言葉にできない深い喜びがある。
 多大な苦労やリスクがあったとしても、人生の自由度が増せば、思考の柔軟性と創造性が高まるだけでなく、瞳や表情の輝きが増すものだ。磨かれたたたずまいは、自ずと上質な人や情報を引き寄せてくれる。
 そうやって、さらなるポジティブスパイラルに乗ることで、生活と仕事のステージがよりアップグレードしていくことになるのだ 。

でね、この一節を読んだ時ふと思ったのです。
「予期せぬトラブルやアクシデントに遭遇する可能性は高い」とありますが、これから先の時代は、定住生活者の人生も、「予期せぬトラブルやアクシデントに遭遇する可能性は高い」よなと。

考えてもみてください。
会社員が安定した人生を送れたのはもう過去の話。

そしてこの先はAiがどんどん進歩して、今ある職業の7割が人工知能に取って代わられるというじゃないですか。

定住生活者だから人生安定しているなんてまったく根拠のない妄想なのです。

ではどう生きていけばいいのか?

僕は、意外にもモバイルボヘミアンの生き方に答えがあるような気がしたのです。
定住生活の対極にあるモバイルボヘミアンの生き方こそ変化の時代に対応する生き方だと。

今後人類は過去に経験したことのない大規模な「働き方」や「生き方」に関するパラダイムシフトを経験することでしょう。

その急激な変化に備える、そして変化に対応できる生き方はモバイルボヘミアンではないかと、本書を読んで強く感じたのでした。

本田直之さんは本書の中で「人生は壮大な実験」といいます。
じっとこれまでと同じ古い価値観と生き方を続けること自体がリスクを増す時代に突入している今、本書は自分らしい生き方の実践方法を紹介しているにとどまらず、変化の時代のサバイバルテキストとして本当の価値を持っていると思います。

いずれにしても、「自分の人生を自分の手におさめたい」という方は絶対に読んでほしい一冊です。

目次

・Introduction 自分を「モバイル」させる力があなたをどこまでも「自由」にする
・ step1 これからの時代はなぜモバイルボヘミアンなのか?
・ step2 モバイルボヘミアンの生き方を知る
・ step3 会社員からモバイルボヘミアンになるには
・ step4 モバイルボヘミアンに向いている人、向いていない人
・ step5 モバイルボヘミアンとして生きるために整えておくべき3つのこと
・ Epilogue ぼくたちはどこまでも自由になれる

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あれからますます四角大輔さんの生き方は進化しているんですよね。
すごい。

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