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「日経ビジネスアソシエ」2017年5月号 手帳特集【手帳術】春には春の手帳術

毎年楽しみにしている「日経ビジネスアソシエ」の手帳特集。

例年手帳選びのシーズンである秋に特集が組まれて季節の風物詩という感がありました。
ところが今年は意表をついて春に手帳特集が組まれています。

まぁ、考えてみれば4月始まりの手帳もあるわけで、年度のスタートに手帳特集を組むのも理にかなっているかなと。

そして、読んでみると春に特化した手帳術が紹介されていて更に納得。

今回は春だからこその手帳特集の内容を紹介したいと思います。

「日系ビジネスアソシエ」2017年5月号手帳特集は本当の使い方にフォーカスした内容、手帳の使い方を見直す参考に

まずは生手帳

意表をついて春に組まれた手帳特集。
今回の特集の目玉は何と言っても「春だからこそ」の手帳の使い方特集。

ただし、例年のように特集前半ではまずは生手帳からということで、

PART1 企業トップの手帳術
PART2 改善・強化のヒントを大公開! エース社員の“ナマ手帳”

の2コーナーで計10名の手帳が公開されています。
手帳の形式も、使い方もさまざまですが、今回はToDoやタスク管理について特に目がいきました。

中でもZebra Japanの柘野英樹さんのToDo管理は、僕が昨年まで愛用していたモレスキンのデイリーダイアリーを使ったもので、ToDoリストとスケジュールを紐付けして、さらに使うペンの太さや色を変えてヌケ・モレを防止したもの。

さらに土日のページに前の週のやり残しを洗い出しています。

なるほどデイリータイプの手帳はこういう使い方もあるわけですね。
早速TTP(徹底してパクる)しよう。

「手帳クリニック」 は手帳を使ってあなたの人生を変えるネタの宝庫

さて、今回の特集でぜひ読んでいただきたいコーナーの一つが

PART3 「仕事の悩み」は手帳で解決できる! アソシエ「手帳クリニック」

です。

誰かの手帳術本で「手帳は人生の伴走者」という言葉を聞いたことがありますが、手帳を使って人生を改善する方法のヒントがこのコーナーでは満載です。

Q&A方式になっていて、一部ご紹介すると

Q:仕事が終わらず毎日残業、残業を防ぐにはどうすべきか?
A:MY退社時間を決めて(手帳に)線を引きあらゆる予定を30分で組んでみましょう
先に退社時間を決めてしまって、それに向けて時間がかかりそうなタスクでも30分以内におさめてやり遂げてしまうというもの。

Q:時間に振り回されていつもバタバタしています
A:ムリにでも3週間先の予定を書き込むと、自分のペースで仕事ができるようになります
予定って僕の場合は手帳を使わないと2週間ぐらい先までしか意識できないですが、3週間先を意識できるとかなり時間に余裕を持って対処できそうです。

Q:成果が出せていないことに、焦りを感じています
A:毎日できる「目先の目標」を決めて、「小さな成功」を積み上げましょう
こういった細かい目標設定ができるのも手帳のいいところですね。

この他にも手帳を使ったちょっとした誰でもすぐできる、でも成果の大きい”処方箋”がたくさん掲載されています。

春だからこその手帳ネタ満載

さて、今回のアソシエ手帳特集で注目すべきはやはりこのコーナー。

なぜ手帳特集が春に組まれたか、それは生活がガラリと変わる春だからこその手帳の使い方を特集するため。

例えば写真の「異動手帳」。
まさに僕自身がこの春異動をしたので大変興味深く読ませていただきました。

「新しい職場に溶け込む7つの移動手帳術」として

1 定例の予定・イベントを1年分すべて記入
2 メンバーの「名前」「担当業務」「内線番号」をメモ
3 異動直後の1〜2ヶ月は、予備時間を毎日1〜2時間ブロック
4 残業時間を毎日記録する
5 中間報告をする日も書き込む
6 締切は、「本来の日」の2〜3日前に書く、相手の予定も踏まえ微調整
7 改善案は自由記入欄に書きためる
そして

手帳は書い直して前向きさをアピール
といったことまで。

細かい内容は記事に直接当たって欲しいのですが、新しい職場に溶け込むために手帳を使うという発想自体なかったです。

この他に

「出世する人」になる手帳術
「朝型切り替え」手帳術
なども紹介されています。

このコーナーを読むためだけでも買う価値アリです。

春の手帳・文具祭りから気になる手帳・文具を紹介

さて最後にお約束の気になる手帳・文具の紹介を。
まずは手帳から。

気になったのは以下のバーティカルタイプ3冊。

見開き1週間のバーティカルタイプだが、「スケジュール欄が左ページに集約」されている。これにより、右ページはすべてメモに使える。「バーティカルがいいけど、メモを書くスペースが足りない・・・」という人におすすめです。
時間軸の表記が朝の6時から翌朝6時まである「24時間対応」のバーティカルタイプ。夜の語学学習や早朝のトレーニング予定など、様々なライフスタイルにも対応できる。
A6変型のコンパクトな手帳。見開き1週間のページは、縦軸が「MORNING」「AFTERNOON」「EVENING」とざっくり3分割されている。「時間帯別に大まかに何をすべきか」を計画するのに向く。手触りの良いレザーを使ったカバーはおしゃれで、丸ゴムのバンドもつく。
フリクションにはない「売り」は、一般的なペンと同様にペンの上端(「消し具」部分)を”ノック”してペン先を出せる点。ペンを逆さにするとこの部分が「ロック」されて、文字を消せる。
手帳やノートの表紙に挟んで一緒に持ち歩ける人気のペンケース。2月に発売されたフラットタイプは、かさばらず、見た目もスタイリッシュだ。ペン約3本と、付箋などの小物を収納できる。
付箋が引き出しやカバンの中で行方不明になり、使いたい時に見つからない。そんな「ストレス」から開放してくれるのがこの商品。付箋を収めたクリップを手帳の表紙に取り付けるので、付箋を無くす心配がなく、必要な時にパッと使える。

感想など

毎年雑誌の「手帳特集」といえば、秋と相場が決まっていました。
その慣例を破って春に手帳特集を組んだ意図は上記したとおり。

新年度がはじまり生活がガラリと変わるタイミングだからこその手帳術の内容でした。

確かに日本の場合、手帳の使い始めは正月と4月の2通りあるわけで、本来生活が変わる節目としては4月のほうがインパクトが大きいでしょう。

そこに目をつけたアソシエスタッフはさすがと思います。

実際、手帳選びのシーズンではないだけに、「手帳の使い方」によりフォーカスされていて読み応えもありました。
僕自身が異動したこともありますし、「異動手帳」のような使い方は目からウロコでした。

ただ、一つだけ残念だったのが、「なぜ5月号?この内容は3月に発売の4月号でないと」というもの。
もう1ヶ月早く読んで新年度のスタートに備えたかったなと。

来年はぜひ3月発売でお願いします!

特集項目 目次

特集1 春から変わる! 見直す! 「手帳の本当の使い方」
PART1 企業トップの手帳術
INTERVIEW1 井手直行さん ヤッホーブルーイング 社長
INTERVIEW2 岩崎裕美子さん ランクアップ 社長
PART2 改善・強化のヒントを大公開! エース社員の“ナマ手帳”
江崎グリコ/パナソニック/クラウドワークス/Zebra Japan(「フライング タイガー コペンハーゲン」運営会社)/キングジム/ハナマルキ/タカラトミー/サイバーエージェント
PART3 「仕事の悩み」は手帳で解決できる! アソシエ「手帳クリニック」
段取り改善科 「 時間の主導権」を握るのがコツ
成果アップ科 「 やること」「やる時」「進捗度」を見える化する
モチベーション向上科 「 睡眠時間」死守が鉄則、プチ目標で気分をアゲる
コミュニケーション改善科 手帳で「見方」を変えれば、人づき合いはうまくいく
ビジネス教養科 「 情報の感度」を上げ、ビジネス教養を身につける
PART4 異動・出世・働き方改革―― 新年度からの仕事がうまくいく! 手帳活用テクニック
2週間で「新しい職場」に溶け込める! “よそ者扱い”されない異動手帳
「もっと上」を目指す人、必見! 「 出世する人」になる手帳術
もう早起きが苦にならない! 「 朝型切り替え」手帳術
50歳で東大合格した主婦の、夢をかなえる「勉強手帳」術
PART5 スグレモノを一挙紹介春の「手帳・文具」祭り

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