こんにちは、一龍(@ichiryuu)です。
今日ご紹介するのは、本田晃一さんの『日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと』 という本。
この本に登場する日本一の大投資家というのは竹田製菓の会長である竹田和平さん。
日本のバフェットとも呼ばれる方で、ビジネス書にたまに登場したりするのでお名前は存じていましたが、僕自身投資に興味が無いのでそれほど詳しくは知りませんでした。
が、この夏本書を読んでみて、そのスケールの大きさや考え方に完全に魅了されてしまったのです。
今回は本書の中から和平さんの言葉を読書メモとしてピックアップしてみました。
まずはお読みください。
日本一の大投資家、竹田和平さんの成功法則を読書メモ
★和平さんのお金のイメージ
「お金は無尽蔵に増えよるよ」
「お金っていうのはね、喜ばせたら増えるんだわ。
目の前のお客さんを喜ばせたいと思って喜ばせたら、今度は目の前のお客さんが払いたいって、喜んでよーけ払ってくれるがね。
そのお金をもらうときはどう思う? こっちも嬉しくって、もっと喜ばせたいと思うがね。そしたらもっと払ってくれるね。そしたら、あっちでも、こっちでも、そっちでもドンドン嬉しくなって喜ばせることを止められなくなるねぇ。だから、お金は無尽蔵に増えよるがね」
★お金は自然と集まるもの
「周りの人を幸せにして自分もワクワクすれば、お金は自然と集まるがね」
★我のない人にみんな吸い寄せられる
「晃ちゃんなぁ~、最近、引き寄せの法則ってはやっとるよなぁ。
でもなぁ、あれ、自分のため自分のためって考えてると、我だらけの人が集まってきて、よーけめんどくさいねぇ。
それよりも世のため人のためと思ってると、気持ちのいい人が集まってきて面白いねぇ。わははははー」
★お金は愛の光?
「あなたを好きです、愛していますというのが集まったのがお金だよねぇ。そして今はインターネットで自由自在にお金が動くよね。だから光と同じよ! 愛があちこち自由に動き回ってるねぇ。だから愛の光よ!」
★自分が見ている
「わしはなぁ、天が見とると教わったよね。別に天を信じなくてもええんだわ。
自分は見とるよね。自分で自分を欺くことはできんよね。
嫌なものを混ぜて売ったらどう? 自分が気持ち悪いがね。
わしはなぁ~、お天道様の下を愉快に笑いながら堂々と歩きたかっただけがね。わはははは~」
★愛を受け取れる器を大きくする方法
「ありがとうを100万編言うとええがね」
「晃ちゃんねぇ、ココロっていう奴は、その名の通りコロコロ転がりよるがね。いい場所にも悪い場所にも行って定まらないんだわ。だからね、ありがとうをいっぱい言うの。するといい場所に心が定まるんだわ。
それにね、ありがとうを言われたほうも嬉しくて、その人の心もいい場所に定まるし、言ったほうも嬉しくて、こちらも心がいい場所に定まるねぇ。ありがとう(有難う)は、有ることが難しいと書くよねぇ。だから奇跡がね」
★成功したければ動機が必要
「成功したければ動機が必要だがね。動機があるやつは成功するまで気がもつけど、動機がおらん奴は成功するまで気がもたんねぇ」
「偉人たちの伝記を読んで、偉人たちの動機を読み解けばええがね」
「偉人たちの最初の動機は、まず家を守ろうだったよね。お父さんお母さんを楽させたい。ニョウボ子どもを安心させて食わせたい。まず家を守ることだったよね。
家を繁栄させたら、今度は地域社会だよね。
自分の地域社会をどう豊かにしていくか。
そして、地域社会を豊かにしたら、今度は国だったよね。
そうして、偉人たちは動機を大きくしていったがね」
★和平さんの仕事観
「天に愛される仕事がええね。わはははは」
「適材適所と言ってなぁ、必ずその人に適した場所があるがね。今輝けんと思った人は、単に適所におらんだけよね。適所におったらもう嬉しくて嬉しくて輝いて気が出るがね! 気が出おったら成功するでよ!」
「天というのはなぁ、必ずその人が輝ける場所を用意してるでよ。あんまり苦しんどったら、そこは案外適所じゃないかもしれないよ。
天と言ってもあんまりわからんかもしれんが、親のまた親のまた親の親の親みたいな存在だがね。親は子をただただ見守って愛するよね。孫なんかもうかわいくって仕方がないがね。そんな親の親の親みたいな人が子孫に苦しめなんて思うと思う? だから苦しい場所に居続ける必要はないんだわ。
だけどなぁ、みんなしがらみに縛られとるでよ。しがらみというのは、死が絡むというでよ。だからしがらみに縛られるよりも、ああ天はわしを愛してくれるんだと気がついて、わしも天を愛してるのだ、うおぉぉぉ~という気持ちになったら、勇気100倍、しがらみはどっかへ行ってしまうでよ。わはははは」
★天は自分を愛してくれている
「・・・天は自分を愛してくれている。まずこれに気づくことだよね。これを否定して生きとったら何をしても苦しくて、ワクワクなんか見つからんでよ。ワクワクする場所が適所だがね。愛されてると思ったら、ワクワクなんて簡単に見つかるんだわ。恋人ができると愛されてると思って何をやってもワクワクするんだでね。わはははは」
感想など
まず、本書との出会いから。
僕はよくワンコの散歩中にポッドキャストを聞いていますが、お気に入りのポッドキャストの1つが心屋仁之助さんの番組。
で、ある回に本書の著者の本田晃一さんが心屋さんのお友達ということで登場されました。
その中で、竹田和平さんのことを語られていて、本にもしているというので「読んでみるか」と。
そんな軽い感じで読み始めてみたら、これがもう大当たりだったというわけです。
一応本書は本田晃一氏による「成功本」で、その理論もすごく納得できる。
ですが、本書でのその”生きた教材”が竹田和平さんなのですよ。
そして、本書では竹田和平さんのエピソードが所狭しと語られていて、これがもう桁違いというか、レベルが2つ3つ突き抜けている。
すごすぎる。
たとえば、「金(ゴールドの方)をあげる話」とか。
一般庶民にはびっくりするエピソードですが、なぜそんなことをしているのかという理由を知るとまたもう一つ驚く。
もうね、根底から考え方が違うんですよね。
「与える」
ここからスタートしている。
でね、同じようにお金持ちで突き抜けている方で斎藤一人さんがいますよね。
一人さんもほとんど同じようなことをおっしゃっているわけですよ。
本書の終わりの方で、和平さんの考え、法則を本田さんはこんなふうにまとめています。
ありがとうをたくさん言う。
この国の素晴らしさに気づく。
自分の尊さに気づき始めると、自分が咲かせようとする花が見えてくる。
その花を家庭、地域社会、国へと広げていく。
そして、この一行に僕はシビレたのでした
日本を輝かせて世界をマブシイものにする
僕もいままで、自分が書くことで世の中にいい影響を与えたいと考えてきましたが、
「日本を輝かせて世界をマブシイものにする」というのはあまりにもハイレベル。
ですが、読んだ瞬間背中に電気が走って、「これだ!」と思いましたよ。
たぶん、和平さんがおっしゃるように、世の中のすべての人が「与える」を心のベースに持ち、わくわくすることを一生懸命になってやっていけば、世界は眩しくなるんじゃないかな。
アプローチは人それぞれだけど、僕は僕の方法でマブシクしていくことに迷いが消えた一冊でした。
ほんとうにありがとう。
目次
はじめに
序章 出会い 理想の師匠に最短でアクセスする方法
第1章 お金 和平さん、どうしたら「幸せなお金持ち」になれますか?
第2章 愛 和平さん、「お金は愛」ってどういう意味ですか?
第3章 豊かさ 自分のなかに秘められた豊かさに気づく
第4章 成功 ぶっちゃけ、成功するにはどうしたらいいんですか?
第5章 人生の極意 いつも希望をもって生きるために
おわりに
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