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敷かれたレールから降りて、アソビくるう人生を手に入れるためのポイント。

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こんにちは、一龍(@ichiryuu)です。

僕には更新される度に読みに行く若手のブロガーさんが何人かいますが、そのうちのひとり、「まじまじぱーてぃー」の管理人のあんちゃさんが、『アソビくるう人生をきみに。 好きなことを仕事にして、遊ぶように生きる人生戦略』という本を出版されたので紹介したいと思います。

プロブロガーを目指している方はもちろん、事業を起こそうと計画している方や、独立を考えている方に参考になると思われるメンタル面でのポイントを今回は紹介したいと思います。

 

敷かれたレールから降りて、アソビくるう人生を手に入れるためのポイント

★「せっかく〜したのに」は自分を止める言葉。

 

 「せっかく〜したのに」って言いながら自分の行動を止めてしまうと、結果的に多くのものを失うじゃないでしょうか。
 「せっかく入った会社を辞めるのはもったいない」と悩むのも同じです。
 今の環境を飛び出したら、大きなチャンスが待っているかもしれないんですよ?
 「本当は辞めたいんだけど・・・」「でも、まわりが止めるし・・・」ってモヤモヤしながら働き続けて、得られるものってどれぐらいあるんでしょうか。
 ぶっちゃけ、頑張って就活して入った会社を辞めたとしても、失うものって何もないんですよ。
 一見、「過去の努力が無駄になった」と思うんですが、そのときの頑張りと経験は、しっかりあなたの財産になっています。ゼロにはならないんです。

★小さい違和感を大事にする

 

 会社を辞めた理由を言うなら、小さな違和感があったから。その小さな違和感は、目の前の仕事に追われるうちに何となく忘れてしまいます。でも、心の底には残っているんです。そして、日曜になると憂鬱な気分になって、「明日仕事かぁ」とため息をつく。
 自分で入りたくて入った会社なのに、なんでそんなに憂鬱になるんだろう?
 本当に楽しいことなら、その時間を惜しむはずなのにって疑問を持ったんです。たぶん、多くの人はこの小さな違和感と上手につきあっているんでしょう。
 でも、小さな違和感を抱えたままレールの上を走っていたら、きっと大きな違和感にも目を瞑るようになる。私は、自分がそうなってしまうのがどうしようもなく嫌で、小さな違和感にしっかりと向かい合いました。

★自信のない自分を「それでもいいか」と受け入れてあげる

 

 自分の日記でも、SNSでも、ブログでも、友達にでもいい。
 自信を持って「自信がない」ことをぶちまけるんです。
 そうすると、「自信がもてない自分でも、まあいいか!」と思えるようになります。これが大事なんです。
 「べつに自信が持てなくてもいいか」って思えるようなると、逆に開き直ったりして前向きな気持ちになります。
 言い換えると「自分の弱さに自信がもてるようになる」んです。

★自分の想いを発信する

 

想いを発信していると、4つのいいことがあります。
(1)自分の考えが整理され、軸が定まる
(2)共感してくれる仲間が集ってくる
(3)仕事の依頼がくる
(4)発信したことに対する責任と覚悟が生まれる

★「経験したことがない人」の意見は聞かない

 

 批判や反対はいつだって「それをやったことがない人たち」が言ってくるものです。だからもしあなたにやりたいことがあるのなら、意見を聞くべきなのは、「自分がこれからやりたいことをすでにやっている人たち」ではないでしょうか。

★誰かに好かれたいなら、誰かに嫌われる覚悟を持て

 

 レールから外れると、必ず妬む人や足を引っ張る人が現れます。日本では、「出る杭」を打つどころか、引っこ抜いて捨てようとしますしね。
 でも、足を引っ張る人たちは、あなたが困ったときに助けてくれるでしょうか?
 そんな人たちの顔色をうかがって生きるのは、人生を無駄にしてしまいます。
 私が嫌われることを恐れたのは、お金がないからでもなく誰かに認められなかったからでもなく、「自分はこう生きる」という強い意思がなかったからです。
 強い意思がなかったから、自分の人生を否定され嫌われることを恐れたんですね。
 人に心を折られそうになったとき、折れるか跳ね返すのかを決めるのは、他でもない自分自身なんです。

★「好きなこと」をお金に換える

 

 稼ぎたいのなら、まず信頼を勝ち取ること。
 そして、信頼を勝ち取るためには、相手を裏切らないこと。そのうえで対価以上の価値を提供するのです。
 相手を裏切るというのは、安易な気持ちで取り組むとか、一度約束したことを簡単に破るとか、仕事の質を落とすとか。こういうことって、会社でやったとしても怒られて終わりかもしれませんが、フリーランスで1回でもやってしまうと、即仕事を失くします。
 人は信用できないものにはお金を払いません。
 そして、信用は1回裏切るとなくなります。友人や恋人との関係でもそうですよね。
 フリーの一番の敵は、自分の中で「1回ぐらい手を抜いたっていいだろう」って甘い考えが起きること。親しい仲間と仕事をするときこそ、こういう甘えが出てきます。
 私も、毎日その甘えと戦っています。

感想

 

◆生き方をデザインする環境は整っている

あらためてご紹介すると、この本の著者のあんちゃさんは「まじまじぱーてぃー」というブログの管理人で、まだ20代の女性です。

このブログの何が好きかというと、若い女性がシモネタも扱っているところが世間的には受けているのかもしれませんが、僕にとっては

「好きな場所で、好きな人と、好きなことをして、遊ぶように働く」

という僕が目指している目標のこのブログ自体が実践例なんですよ。

ただ、僕はといえば、10年ほど前にこのブログを始めて、まだ弱小ブロガーのまま現実の「独立」はまだまだ見えてきていません。

ところが著者のあんちゃさん、僕の半分ほどの年齢ながら、我が道をどんどんと進んでいます。
この姿勢に本当に勇気づけられるし、自分も負けてられるかと燃えてきます。

で、本書を読んで色々と思うところがあったのですが、まずは

世の中は、想像以上に自由で、刺激に満ちている。
自分の生き方を、自分で好きなようにデザインすることができるんです。

という彼女の言葉のように、たしかにそれを実現できるハードルがすごく下がった、環境が整ったという観をまず持ちました。

というのも、僕がブログを始めた頃には、ブログで飯を食うなんて想像もできませんでした。
(プロのブロガーさんも当時いることはいましたが、かなり特殊な人という印象でした)

ところが、有料サロンをはじめとすしてマネタイズの方法がどんどん増えて、収入の多角化が実現しやすくなっています。

ほんとうにいい時代になったんだと、本書を読んでつくづく感じた次第。

となると、人生を自分の思うようにデザインできるかどうかは、もはや自分が一歩踏み出すかどうかにかかっている、すべて自分次第ということです。

◆最大の敵は自分自身のメンタルブロック

で、なのに一歩踏み出す人がまだまだ少ないのはなぜか。
そこにはかならず「ドリームキラー」とよばれる「やめたほうがいいよ」とアドバイスしてくれる周りの人たちの存在があり、そしてその言葉に流され躊躇してしまう自分の弱い心が存在します。

実は、本書にはプロブロガーとして生きていくための具体的な方法論はあまり記載されていません。
(その点を少なからず期待していた僕はちょっとだけ残念でしたが)

そのかわり、一歩踏み出すときの最大のブレーキとなる周囲の人達や自分自身のメンタルブロックへの対処方法が著者自身の体験から語られています。

これがすごく共感できて、「そうだよな、そうだよな」とつぶやきつつ読ませていただきました。

結局、自分らしい人生を送ろうとするときの最大の敵は自分自身のメンタルブロックなのです。
そしてこれが最強のボスキャラ。

これは相当手強いし、また、僕のような世代の人にとっては単純に自分自身のマインドだけでなく、

「妻子を路頭に迷わすわけにはいかない」

という実際的な呪縛も存在します。

ただ、今のこの時代に、

「自分にはどうせ無理」

という考えを持つことだけは本当に意味がないことだということだけでも、本書から読み取ってほしい。

そう心から思います。

レールから降りることを実行に移す”タイミング”の問題はあるでしょうが、何歳になろうと、どこで住んでいようと、できないことなんてないのです。

◆巻末付録の「敷かれたレールから降りるための7つのクエスチョン」で自分を見つめ直す

さて最後に、僕のように現在、違う生き方を模索している人はもちろんのこと、今の仕事や生き方に満足している方も、本書巻末の付録、「敷かれたレールから降りるための7つのクエスチョン」をぜひやってみて欲しいと思います。

たぶんほとんどの人は、自分の人生に「ん?」という感覚を持っていても、深く考えたことはないんですよ。

あるいは「ん?」という感覚に気がついてもないかもしれません。

もしかすると、気がつかずに人生を終えるほうが幸せなのかもしれませんが、これから先、「人生100年」という時代が来ると言われているし、安定した職業なんてものも存在しないわけだし、PCのOSが最新のものにバージョンアップするように、自分の「理想の生き方」も常にバージョンアップしていくのがいいと思うんですよね。

本書が多くの「理想の生き方」を模索している方の背中を押すテキストとなり、また、本当の「理想の生き方」に気づくきっかけとなることを願います。

ちなみに僕は、すごく力強く背中を押してもらえました。

目次

はじめに
CHAPTER1 「常識」というレールから外れる
CHAPTER2 「レールの上の人生」から抜け出す方法
CHAPTER3 自分を自由にする人間関係のつくり方
CHAPTER4 自由に生き続けるためのライフスタイル
おわりに
巻末付録:敷かれたレールから降りるための7つのクエスチョン

関連書籍

ブロガーによるブロガーの参考になる本を幾つかピックアップしておきます。
ブログで人生を変えたいと思っている方はぜひ。


ブログ飯 個性を収入に変える生き方
染谷 昌利
インプレス
2013-06-21




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