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西野亮廣(著)『新世界』KADOKAWA【本の紹介】日本一のオンラインサロン運営者に学ぶオンラインサロン運営のポイント

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こんにちは、一龍(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは、西野亮廣(著)『新世界』

昨日紹介した『革命のファンファーレ』の続編ともいうべき本で、合わせて読んでいただきたく、2日連続で西野亮廣さんの本をとりあげました。 

では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!

読書メモ

★オンラインサロンのサービスとお金の流れ

 オンラインサロンがファンクラブと大きく違うのが、「サービスの流れ」や「お金の流れ」が一方通行とは限らない という点。
 サロンメンバーからボクへサービスが提供される場合もあるし、ボクがサロンメンバーにお金を払うこともある。

 サロンメンバーがお金を払って働くこともある。

 働く人がお金を払っているんだ。 「給料=労働の対価」という常識で生きてきた世代からすると、このお金の流れは凄まじく謎だと思う。

★オンラインサロンは「町」

 オンラインサロンは「町」だ。
 お洒落な暮らしをしたい人は税金を払って吉祥寺(武蔵野市)に住むし、のどかな暮らしをしたい人は税金を払って富良野に住む。
 同じ趣味や志を持った人間同士で集まって、そして、そのコミュニティーの中で仕事やお金を回して、集めた税金もその中で使う。あの感じ。
 ボクのオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』は国内最大で、メンバーは現在1万2000人。(2018年 10 月現在)
 夕張市の人口よりも多いらしい。

★オンラインサロンで面白いプロジェクトにだけ参加するフリーランス

 ある時、彼らに「会社に所属しない理由」を訊いてみると、なんとも痛快な答えが返ってきた。
「会社に所属してしまうと、会社の事情で場合によっては『面白くないこと』に参加しなければいけなくなって、信用を落としてしまうじゃないですか」
 固定給と引き換えに信用を落として、〝自分の力でお金を作れない身体〟になってしまうことが、貯信時代では最も危険なことだということを彼らは知っているんだ。

 ボクのように仕事を依頼する側は、そのプロジェクトに対して前向きなスタッフだけが集まってくれた方が助かるし、仕事を受ける側も、自分が参加するプロジェクトは自分で選びたい。

 この両者を繫いでくれる装置が、「オンラインサロン」だ。

★社員に利用されない会社は廃れる

 オンラインサロンを利用して、個人がやりたい仕事だけを選べるようになってきたこの時代に、仕事内容をバッキバキに決めてしまう「会社」の立ち位置は難しい。

 結論から言うと、 社員に利用されない会社は廃れる。
 これは間違いないね。

 自分で発信して、信用を稼いで、稼いだ信用を換金できるようになった。
「お金」は、その気になれば自分で作れる時代になったので、優秀な人材ほど『給料』で釣ることが難しくなる。

  彼ら(優秀な人材)が追い求めるのは、「高い給料を貰っている自分」ではなく、「常に面白いことをしている自分」だ。
 信用さえ稼いでしまえば、お金は後から手に入れられるからだ。

 これから生き残るのは「社員を使う会社」ではなくて、「社員に使われる会社」だ。
「あの会社、メチャクチャ使いやすいよ」となれば、ホイホイと才能が集まってくるし、「あの会社、給料はいいんだけど…」となってしまうと、見事にポンコツしか集まってこない。

★オンラインサロンオーナーの条件

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 まず、押さえておかなきゃいけないのは、オンラインサロンもクラウドファンディング同様、「信用を換金する装置」だということ。
 今、いろんな人がオンラインサロンを立ち上げているんだけど、第1章の座標軸を使って説明すると、上手くまわっているサロンオーナーは、皆、右上にポジションをとっている人ばかり。
〈中略〉

「有名であればいい」というわけじゃない。
必要なのは「信用」だ。 

 現在、オンラインサロンは〝迫害段階〟なんだ。
 5~6年前のクラウドファンディングと全く同じで、今、オンラインサロンをやっていると、「宗教でしょ?」とか言われちゃう。
 オーナーもメンバーも両方ともね。
 メンバーからすると、毎月、いくらかお金を払って参加してるというのに、たまったもんじゃないよね。
 オーナーは、メンバーが味わっているこの痛みを拭ってやらなきゃいけない。
 でも、どうやって?

 答えはカンタン。
「オンラインサロンで美術館を作りました」 「オンラインサロンで『えんとつ町のプペル』を作りました」
 といった「具体的な成果物」を水戸黄門の印籠のように「ドーン!」と出せばいい。
 その印籠(成果物)が確かなモノであればあるほど、周りは批判できなくなる。

 オーナーに必要なのは、印籠を作れる生産能力で、それを持ち合わせていないとちょっと厳しいかな。
「みんなが集まれる場所を提供しま~す」だけでは、乗り切れない。
  批判を全て跳ね返すだけの圧倒的な作品をコンスタントに発表できる力が必要だね。
 幻冬舎の箕輪さんのオンラインサロンでは、年間に100万部の本を売っているし、ホリエモンのオンラインサロンでは宇宙ロケットを飛ばしている。

★オンラインサロンを運営する上で無視できない「男」と「女」

 今、いろいろなオンラインサロンが立ち上がっているけど、見ていると、「女性限定サロン」は結構苦戦している。

 女性だけのコミュニティーって、方々にお伺いを立てまくりで、とにかく話が前に進まないんだよ。
 
 2秒で決着がつくような案件を、平気で1週間ぐらいウダウダ議論して、途中で誰かが「私、こんなに頑張ってるのに〜」と泣き出したりする(笑)。

 女性限定コミュニティーには会話の面白さはあるけど、一方で、話が前に進まないので、具体的な成果物を出すのには、あまり向いていない。

 具体的な成果物を出せなければ、サロンメンバーは外野からの批判を浴び続けるので、次第に疲弊してくる。
女性限定のサロンを運営するのは、少なくとも迫害段階にある今は、少し難易度が高いかも。

女性だけだと前には進まない。
だけど、女性の意見はとっても大事。
キミがオンラインサロンを作る時は、この男女のバランスを意識するといいと思うよ。

感想

 

◆オンラインサロン運営の参考に

今回の読書メモではオンラインサロンに関する部分をメモしました。

内容的に、前半部分では『革命のファンファーレ』とかぶる部分があり、割愛。

その他、先著で紹介されていた「しるし書店」など西野さんが提供するオンラインサービスのその後の報告など興味深い内容もありましたが、やはり本書で最も目を引いたのはオンラインサロンに関する部分でした。

なんといっても「西野亮廣エンタメ研究所」という日本一のオンラインサロン運営者ですからね。

実際本書にあたっていただくとわかりますが、

”オンラインサロンのプラットフォームサポート内容と手数料”

といった、これからオンラインサロンを解説したい人にとって超具体的な情報が赤裸々に記載されており、これはかなり価値ある情報だと思います。

細かいサービスや料金体系が知りたい方は是非一読ください。

さて、このエントリーでは、日本一のサロン運営者である西野さんが実際の経験から得たサロン運営のノウハウが綴られていて、ボクもそこに興味があって読書メモにしました。

ボクも将来自分でサロンを始めたいと思い、勉強のつもりで実はあるサロンに入っていますが、正直言って、活用できていません。

また、運営するのってかなり難しいなというのも実感しています。

さらにいうと、昨年オンラインサロンのバブルだったと思いますが、安定して成長しているサロンってほとんどないんじゃないかと。

西野さんがおっしゃる通り、サロン内でのサービスとお金の流れは双方向とは言いつつも、やはり運営者が実際の成果物という価値を提供し続ける必要がないと魅力を維持できず、これはかなりハードルが高いと思います。

このハードルを乗り越えていける人は是非チャレンジてほしいですね。
やはり、安定してお金が入る仕組みはフリーランスにとって魅力ありますし、コミュニティは大きくなればなるほどマンパワーが効果的に働きますから。

志ある人は本書を参考にしてください。

ちなみにボクがオンラインサロンをするとしたら無料かすごく安い価格でゆるいつながりのコミュニティかな。

目次

はじめに
第1章 貯信時代
第2章 オンラインサロン
第3章 新世界
おわりに

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新・魔法のコンパス (角川文庫)
西野 亮廣
KADOKAWA
2019-05-24



上記、『魔法のコンパス』の文庫版。
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バカとつき合うな
堀江貴文
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