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ゆうこす(著)『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』 (幻冬舎単行本)【本の紹介】SNSを仕事にしたい人は必読のテクニック集、しかし成功するにはもう1つ大切なことが

こんにちは、一龍あらため、旅とガジェット好きの読書屋ことなおさん(@ichiryuu)です。

今日ご紹介するのは、

ゆうこす(著)『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』 (幻冬舎単行本)

この本は自分自身の仕事のために読んだのですが、予想を遥かに超える内容の濃さでした。

では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!

ゆうこす(著)『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』の読書メモ

★なりたい自分を決める

SNSを通してやりたい事はなんですか?
なぜ、SNSで発信力をつけたいと思っていますか?

 SNSで発信力をつけ、それを仕事にしたいと思ったら、まずは冒頭の質問に対する簡潔な答えを持つこと。これがないと、フォロワーはどうやって支持したらいいか、どうやって応援したらいいのかわかりません。自分のやりたいことや方向性を語り、思い入れを持ってもらうことがどんなテクニックよりも、1番大事なのです。

★寝食を忘れられる軸を作る

失敗の原因は「ビジョンが描けていなかったこと」と「私が心からワクワクできるテーマを選べていなかったこと」

 自分のワクワクすることじゃなければ、発信しても意味がないし継続できない。
 今なら、はっきりとそう断言できます。
 SNSは、発信する人の熱量がそのままフォロワーに伝わってしまう場所だからです。中途半端なモチベーションで発信していては、発信力も影響力をつけることができないのです。

 心からワクワクできるものとは、お金がもらえなくても、やりたいと思えるもの。反応があまりなくても続けられるもの。そういうものだと思います。

★セルフ・ブランディング3つのポイント

①どんな主人公なのか

夢や願望だけでは応援(フォローすら)できない

「私は女優を目指してます!」とツイートしたとして、このツイート1つで”応援”や”共感”につながることは絶対にありえません。

 では、夢や願望だけでなく、何をプラスして発信すると”共感”を生めるのか。
 それは、”理由”や”想い”だと思います。

 どうして私は女優を目指しているのか。
 どうして多くの女性を綺麗にしたいのか。
 それがどうしてコスメだったのか。
 ここまでセットで発信して、初めて興味を持ってもらえると思います。

②どんなストーリーなのか

最終回にむけて、何話目までにどんな展開にしておきたいのかを考える

主人公にどんなラスト(最終回)を用意するか考える
  ↓
どうすればそのラストを迎えられるか考える。
ゴールから逆算して、夢を分解し、夢を叶えるために必要な「目標」を細く設定する
  ↓
夢を「具体的な目標」にすることができたら、次はそれをいつまでに達成するべきか、スケジュールを立てる

作った目標をさらに細かくやるべきことに落とし込んだ「TO DO リスト」もつくる

「今日やること」「1ヶ月以内にやること」「毎日チェックすること」の3つのリストをiPhoneのメモ帳でつくり、つねにパソコンの画面に表示しておくようにしています。

③どんな人に見てほしいのか

相手を限定するほど届きやすい

 自分の発信を見る相手の顔を思い浮かべながら、相手の気持ちを考えながら投稿すると、格段に共感される投稿になりますし、自分の発信の軸もブレてこないです。

★知名度0からフォロワーを増やす方法

共感+メリット=フォロー

 知名度0から実際にフォローしてもらうためには、何が必要なのでしょうか?
 1つは、”共感を生む情報”を発信できているかどうか。もう1つは、相手が自分をフォローすることにどれだけ”メリット”を提供できるか。
 この2つだと思います。

プロフィールがSNSを制す

 すべての入り口はプロフィールです。プロフィールを制するものがSNSを制するといっても過言ではありません。
 どんなに完璧な発信をしていても、プロフィールが曖昧だと信用できないからです。

SNSは1冊の本づくり

1 アカウント名は本のタイトル
  一瞬で「あなたが何者なのか」が明確にわかるもの

2 メリットを最大限に伝える帯をつけよう
  プロフィール欄の1行目に入れる文言。発信テーマと見るメリットを端的に印象的に

3 ビジュアルでターゲット層に届ける
  ヘッダ画像は自分自身と発信内容がわかりやすい写真にする
  アイコンは自分の顔写真(顔出ししたくないなら似顔絵やあなたを象徴する何か)

4 内容説明はまとめてわかりやすく
  Twitterだと「固定ツイート」やモーメント機能、Instagramでは「ハイライト」を使って、細かなアカウントの説明を補足

5 ハッシュタグで読者の声をつなげよう

 「この本を読んで〇〇になりました!(30代・主婦)」
 このような感想文、よく本の帯裏あたりに見かけませんか?
 これを入れることで得られるメリットって、「信頼度が増す」ことと「どんな人が見ているのかわかる」ことだと思います。私はこれを、#(ハッシュタグ)でプロフィールに載せています。
 それが、「#ゆうこす現象」です。

ゆうこす(著)『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』を読んで想ったこと

◆SNSを仕事にしたい人は必読のテクニック集

読書メモは本書の前半3分の1くらいまでで、なおかつかなり割愛しています。
このあと、TwitterやYouTubeなど各SNSにおけるテクニックや、SNSでお仕事をいただくための戦略など、「そこまで書いていいの?」というぐらい手の内を明かしてくれています。

これはSNSを仕事にしようと思っている方、本業にSNSではずみをつけたいと思っている方は必読の本ですね。

SNSの発信関係の情報は有料noteなどでかなり法外な値段で売られていますが、はっきり言って、この本一冊でいいんじゃないか、というぐらい濃い内容でした。

これはコスパ高すぎる一冊です。

◆SNSで影響力を持つには「熱量」、そして・・・

正直言って、僕はあまりゆうこすさんを知らなかったんですね。

高校教師をしているときに、生徒と好きなYouTuberの話になったときに女子生徒がゆうこすさんを挙げていたので、名前は知っていましたが、なんせオッサーンには美容系の情報は必要なくて。

それが最近、ホリエモンとYouTube番組に出演ているのを見て「ああ、この子か」と。

で、見ていたらしっかりとコメントもするし、喋り方も丁寧だし感じのいいお嬢さんだなという印象を受けました。

でね、本書を読んで思ったんですよ。
この「感じのいいお嬢さん」という印象を与えるのってめちゃくちゃ大事。

SNSで影響力をもつには「熱量」が大切。

これは間違いないです。

「熱量」を発せられるテーマでないとそもそも続かないし、ゆうこすさん自身が本書で

自分のことって、自分が想像している100倍くらい、実は相手に伝わっていない。このことを理解しておかないと、SNSの世界では戦っていけないと思っています。

というように、「熱量」がベースにないとなかなか伝わらない。

けれど、これからはもっと大事なのが「人間性」じゃないかなと思っています。

インターネットは黎明期からの匿名文化がまだ残っていますよね。

匿名に関してはいい面も悪い面もあって、一概にダメとは言えませんが、たとえばTwitterなどはそのいい部分と同じくらい悪い部分も表に出ている感じがします。

YouTubeは顔出ししている人が多いですが、お笑い芸人のような「ネタ」で勝負するものだと勘違いしているのか、なにか過激で面白いウケ狙い競争みたいなところが(ジャンル)が存在しています。

発信に尖った部分はあっていいと思いますが、というか尖った部分がないと影響力は養えないのですが、インターネットの中も実社会と同じだということを忘れて暴走する人がたまにいます。

インターネットの恐ろしいところは拡散力があるだけに、ひとつ暴走すると取り返しの付かないことになることです。

バイトテロなんていい例だと思います。

実社会でやっちゃダメなことはインターネットの中も同じ。
翻って、実社会で応援したくなる人は、インターネットの中も同じなのです。

しかも最近は動画の普及で、テキスト情報の何倍もの「その人の人となり」情報を簡単に伝えてしまいます。

「丸く尖る発信」のベースには彼女の人間性があるんじゃないかな。

僕は10数年ブログを続けてきましたが、

嘘をつかない、読者を騙さない、誰かを攻撃しない

というのを心がけてきました。

発信がますます手軽になってきている今、本書のテクニックを大いに参考にしてもらいたいですが、

自分が想像している以上に伝わらないが、自分の想像以上に伝わる部分がある

ということも頭に入れて発信していってもらいたいです。

目次

#はじめに
第1章 #SNSの自分づくり
第2章 #知名度0からフォロワーを増やす
第3章 #フォロワーをファンに
第4章 #ソーシャルパワーを仕事にする
第5章 #SNSでブランドを立ち上げる
#最後に

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