当ブログでも紹介した、新刊
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人生は1冊のノートにまとめなさい―体験を自分化する「100円ノート」ライフログ (2010/11/27) 奥野 宣之 |
が好調の奥野宣之氏の新刊記念セミナー&トークショーに、12月11日、大阪まで行ってきました。
そして夜はかなり濃密な…。
【セミナー&トークショー】
第1部は「奥野宣之が語るライフログノート」と題しての講演
ポイントなどをいくつかご紹介
★ライフログノート・・・最初から全部書いていたわけではない。テーマを受けてからみっちり書くようになった。
◇三部作
「情報は」・・・備忘録
「読書は」・・・本での仮想体験
「人生は」・・・リアルな体験 → 自分のやっていることを人に説明するように。
◇(人生の)わずかな変化を見る、自分の中で意味付をしていく行為
★ノートチーム・・・著者、編集者、エージェントの3人でセッション
★ライフログ・・・(自分の)タイムラインをつくる
◇なぜアナログベースか
・ITは過渡期、サービスが終了することもある。
・デジタルは均質化する
・ノートは情緒が伝わる。
・ノートを持ち歩く・・・リマインダー的役割
★ノートを続けるということ
・挫折しても再開できる。気楽。自分の閉じた世界。
・楽しいことがより楽しくなる。
・充実感。ライフワーク的な一生続けられる趣味。
・自分の人生を味わいつくす。ニーチェに通じる?
★続けるコツ
気楽にやる。気負わない。
第2部は編集者の市川さん、エージェントの宮原さんを交えてのイケメン3人の鼎談
気になった発言をいくつかご紹介
宮原さん:(ノートを続けることは)自分自身の自信になる。積み上げて来たものが目に見える
ノートのネタさがし・・・人生が楽しい
市川:ポラロイドは面白い。デジタルとアナログが連動するとライフlogは面白い
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Polaroid Polaroid TWO インスタントデジタルカメラ ブラック CZJ-05300B (2010/02/26) ポラロイド |
市川さん:新聞の本の広告をスクラップしている。・・・コピーは死に物狂いで考えている。
Q:今後どんな本、著者をつくりたいか?
市川さん:その人の最初の本を作りたい。売れているからという理由で原稿をお願いすることはない。
テーマ、切り口、プロフィールの三角関係を考える。三つ絡んで価値がでる
宮原さん:その人しか出せないコンテンツを、何冊も何冊も出していく。そのポテンシャルを持っている作家さんと一緒にやっていく。
出版しないといけない理由がないコンテンツは厳しい。→ ノウハウはWebで置きかえられる。
【感想など】
セミナーから始まって、懇親会、2次会と長い長い一日だったのですが、とにかく楽しい時間を過ごさせていただきました。
ライフログのノウハウは本を読んでいただくとして(というか自由に書けばいいのですが)、そういったテクニックも確かに勉強になりましたが、今回のセミナーやその後の懇親会で、御三人とまじかにお話しできたのがワタクシとしては何よりの収穫。
特に、市川さんと宮原さんにはインスパイアされました。
何にインスパイやされたかというと「プロフェッショナル」という点。
久々に自分の仕事にプロ根性を持っている人に会えたなぁと。
編集者とエージェントという立場のお二人が“奥野宣之”という才能をどう方向づけ、どう引っ張るか。
目茶苦茶例えが古いのですが、ゴレンジャーに例えると、
印象としては宮原さんは闘志を表面に出す“熱い”赤レンジャー、対する市川さんは“クール”、されど深いところで堅い意志を持つ青レンジャー、。
異質なものがぶつかりつつ、でも作品の質について妥協しない。
会話の端々にそういった気概が感じられて心地よかったです。
そして、シナジー効果というか、チームが一丸となったとき、より良い仕事ができるということもあらためて認識させていただきました。
やはり一線で活躍されている人の話を聞くのは刺激的ですね。
あっ、奥野さんを忘れてた。
だだっこの様なところもあるし、何よりカレー好きなんで奥野さんは黄レンジャーですね。
今回のセミナーがワタクシにとって今年最後のセミナー参加になりそうです。
今年一年、いろんな方との出会いや経験がありました。
そうそう、初めての経験と言えば
セミナーと懇親会の間の時間に、今回のセミナーを開催してくださったスマイルシグナルさんとじゅにがもさんが即席で読書会を開いてくださいました。
ワタクシ読書会ってはじめて。
めちゃくちゃ緊張しますね。参加された皆様、御見苦しい点、平にご容赦を。
ということで、楽しい大阪セミナーでございました。
ちなみに、夜の懇親会、2次会の内容はオフレコということで、ゴメンナサイ。
抱腹絶倒のネタの嵐でしたが、ブログではしゃべれません・・・。
奥野ジャージ事件とか、「増刷」大好き!とか・・・。
皆さままたお会いしましょう。
【おみやげ】
今回も御土産紹介!
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「営業ゼロ」でも年商2000万 稼げる社労士の集客術 (2010/07/29) 井寄 奈美 |
の著者、井寄奈美様より小鯛焼き頂きました!
ごちそうさまでした。
【管理人の独り言】
さて、一泊した次の日はルーシー・リー展へ行ってきました。
ワタクシ、ルーシー・リーの大ファンでございます。
今年、東京を皮切りに全国を巡回しているルーシー・リー展。
「没後初の本格的な回顧展」という触れ込みですが、実は2002年夏に愛媛県のミウラート・ヴィレッジで生誕100年記念の大規模な展覧会があって、ワタクシとルーシーの作品との出会いはその時。
今回は“再会”って感じでした。
でも2度目でもたくさん気付きや感動があるものですね。
上映されていたビデオも以前見たものだし、出品されている作品も観たことがあるものが多かったのですが、それでも改めて感動。
“いいものは何度見てもいい”のですよ。 ← これは真理
関西の方、ビッグネームなのにまだまだ日本では知られていないイギリスの現代陶芸家、ルーシー・リー展。
是非ご覧ください。
きっと陶芸に対する見方が変わりますよ。