父ちゃん、久しぶりにOsmoPocketの周辺アクセサリー買ったんじゃない?
そうなんだ。
撮影シーンに合わせてどうしても必要になったんだけど、なかなかの優れものだよ。
こんにちは、なおさん(@ichiryuu)です。
OsmoPocketを使い始めて1年半が経ち、さすがにもう新しく周辺アクセサリーを購入することはないかな思っていましたが、撮影シーンに合わせて超久々に購入しました。
基本的に三脚マウントなのですが、多機能でなかなかの優れもの。
今回はPolarPro Tripod Mount(OsmoPocket用三脚マウント)を紹介します。
動画でもPolarPro Tripod Mount(OsmoPocket用三脚マウント)のレビューをしいますのでよろしければご覧ください。
PolarPro Tripod Mount(OsmoPocket用三脚マウント)【レビュー】
開封&外観
▲まずはパッケージから。
PolarProの製品を買ったのは今回が初めてですが、なかなかお洒落でしっかりしたパッケージですね。
▲裏面には本製品の3つの主な特徴がイラストともに書かれています。
▲入っているのは三脚アダプラー本体と、説明書類が入っていると思われる黒い封筒。
▲ところが驚いたのはこの封筒の中身。
商品紹介や他の製品の紹介などが超オシャレなカードになっていました。
こういうの初めて見たなぁ。
▲ではレビューを始めていきましょう。
全体の素材はプラスチック製ですが、表面は滑りにくい加工がされています。
▲大きさは幅約4cm×奥行き約3.2cm×高さ約9.3cm。
重さは実測で17g。
▲形状はiPhoneのダンパーケースのように、OsmoPocketのボディの周囲を囲んだような感じ。
ただし、けっこう柔らかめのプラスチックで、しかもフレームが細いので、耐衝撃性とかは期待しない方が良さそう。
どちらかというと、OsmoPocketを固定するためのものと考えた方がいいと思います。
▲OsmoPocketの装着方法は、バックルを外して
▲上からOsmoPocketを差し込み、
▲バックルを止めて装着完了となります。
▲底面には三脚ネジがあります。
また、PolarPro Tripod Mountを装着したままUSB-Cへのコネクタ接続も可能です。
▲ご覧の通りPolarPro Tripod Mountは装着したままコントローラーホイールを使うことができます。
▲底面以外に右側面にも三脚ネジがあります。
▲背面。
ロゴの入ったバックル以外は、OsmoPocketの背面のほとんどが見えている状態。
▲左側面。
PolarPro Tripod Mountを装着したままmicroSDカードにアクセスできます。
PolarPro Tripod Mount のおすすめな点とイマイチな点を「Ulanzi OP2」と比較しながら解説
さて、OsmoPocket購入以来、三脚マウントとして僕はUlanzi製の「OP2」を使ってきました。
「OP2」の紹介記事はこちら。
「Ulanzi OP2 Osmo Pocket ホルダー」【レビュー】三脚を装着したまま充電できる、超オススメアクセサリー
このアタッチメントが非常に使い勝手が良く、使用するシーンも広範囲に渡るため、OsmoPocketのおすすめ周辺アクセサリーを紹介した動画でユーザーマストバイアクセサリーとして紹介しています。
今回はこのOP2と比較してレビューしていこうと思いますが、まずは簡単にOP2の紹介を。
▲UlanziのOP2の特徴は
- 接続はUSB-Cコネクタを差し込むタイプ(OsmoPocketを固定はしない)
- アタッチメントの両端にUSB-Cコネクタを分配
- 底面に三脚ネジ
- 重量は20gと軽量
▲底面は平で広く、置いて撮影するのに安定します。
また、USB-Cジャックが左右にあるので、撮影しながらの給電がしやすいです。
▲取り付け方法は差し込むだけなので、取り付け取り外しが楽です。
▲バットのグリップエンドのように、OsmoPocket
他にもいろいろいい点があるんですが、とにかく取り回しが良く、使い勝手が素晴らしくいいのです。
このOP2があったので、いままで他には三脚アダプターを購入する必要がありませんでした。
ですが、撮影の幅が広がり、OP2では不向きな撮影シーンに出くわしたためPolarPro Tripod Mountを今回購入しました。
ということで、ここからはPolarPro Tripod Mount を実際に使用する際に感じたおすすな点とイマイチな点を、OP2との比較も交えて紹介していきます。
おすすめな点① : OsmoPocketを完全に固定できる
今回、PolarPro Tripod Mountを購入した最大の理由がOsmoPocketを完全に固定することができるという点でした。
OP2はOsmoPocketを差し込むだけで、それが取り回しの良さ、使い勝手の良さにつながっていたわけです。
しかし、どうしてもOsmoPocketが撮影中に絶対に抜け落ちることがない、完全固定できるアタッチメントが必要になりました。
▲自転車のハンドルに取り付けて撮影するとか
▲ワンコの背中に取り付けて撮影する時などです。
自転車は道路の段差の衝撃でOsmoPocketが抜けるかもしれないし、ワンコの場合は予測不可能な動きをしますからね。
そこで、完全固定できる上に、軽量で、コントローラーホイールが使え、microSDカードの抜き差しや底面のUSB-Cへのアクセスもできるものを探した場合、このPolarPro Tripod Mountに行き着いたわけです。
おすすめな点② : 底面のマイク穴を塞がない
▲OsmoPocketにはモニター下部と底面の二箇所にマイクがあります。
OP2は底面のマイクを完全に塞いでしまいすが、
PolarPro Tripod Mountは底面マイク穴を塞ぐことがありません。
OP2で音質の劣化を感じたことはありませんが、よりクリアな音質での録音が期待できると思います。
三脚使用時のUSB-Cへのアクセスは側面ネジ穴を使って解決
底面のことに触れたので関連して触れておきます。
OsmoPocketにはモーションタイムラプスというジンバル付きカメラならではの撮影モードがありますが、そういった長時間撮影をするときにはUSB-Cポートから給電しながら撮影するのですが・・・。
先出の写真でを見てもらうとわかりますが、底面のUSB-Cポートと三脚ねじ穴がすごく近くに配置されているんですね。
なので、
▲この配置ではご覧の通り三脚で撮影中にUSB-Cポートにコードを接続できず、給電ができません。
▲その点OP2はUSB-Cコネクタが側面になるため、給電しながらの三脚を使っての撮影は全く問題がありません。
▲この問題は、三脚の雲台が90°横に向くものであれば、側面の三脚ネジを使うことで解決できます。
そもそも激しい動きでOsmoPocketが抜け落ちることがないようにということでPolarPro Tripod Mountを購入したわけだから、三脚を使っての撮影ならOP2を使うかな。
おすすめな点③ : 側面ネジ穴を使ってできることが増える
側面ネジがプラスされることがOP2との大きな違いなので、側面ネジがあるとどんなことが可能になるかを紹介しておきます。
▲OsmoPocketは横向きにすると縦長動画を撮影することができます。
最近は縦長動画がメインのSNSも流行っているので、それ用の動画を撮影するときに活用できます。
▲また、側面ネジに小さなライトを取り付けることで、暗所に弱いOsmoPocketでの夜間の撮影に対応することもできそうです。
ライトが付くのであれば、当然外部マイクも取り付けることができます。
ただ、三脚に固定した状態だとUSB-Cコネクタにマイクアダプターを取り付けることができないので、手持ちでの撮影時に限られそうです。
おすすめな点④ : 手持ちした時のグリップ感が向上する
OP2はバットのグリップエンドのような握り心地でグリップ感を向上してくれますが、PolarPro Tripod Mountはそれとは違った質のグリップ感向上をしてくれます。
OsmoPocketのボディって僕の手には細いんですよね。
PolarPro Tripod MountはダンパータイプなのでOsmoPocketのボディの角の部分を囲んでいるため、指に引っ掛かりを作ってくれてすごく握りやすくなります。
イマイチな点① : 自立できない
さて、ここからはイマイチな点を挙げておきます。
▲OP2は底面が平らで面積も広いので、気軽に机の上にポンとおいて撮影することができますが、
▲PolarPro Tripod Mountの底面は三脚ネジ(メス)が飛び出た形になっているため、自立させることは不可能です。
このアダプターはあくまで三脚を使って立てることを前提に作られています。
運用面では三脚とのセットで考える必要があります。
イマイチな点② : 設計ミス? 少しズレが・・・
▲PolarPro Tripod Mountはコントローラーホイールを装着しての使用を前提に設計されているのですが、なぜか形成にズレがあるんです。
1〜2mmぐらいズレているのがわかりますか?
それで、注意してよく見ると
▲底面部分に隙間を発見。
これはOsmoPocketが一番下まできっちり入っていないんだなと思い、PolarPro Tripod Mountの底面を見てみると
▲緩衝材が貼ってあって、この厚みぶんズレが生じているようです。
この緩衝材がヘタってくれば、ズレなくきっちり装着できると思いますが、どうしても気になる人はこの緩衝材を剥がして、別の何か薄い緩衝材を貼るというDIYをするしかないようです。
▲ただし、災い転じてというか、緩衝材の厚み分OsmoPocketの”肩”の部分が出ているおかげで、本来は干渉して取り付けられないPGYTECHのジンバルガードが装着できます。
ちなみに、PolarPro Tripod Mountとセットでジンバルガードを使うのなら、同じPolarProのものが良いと思います。
PolarPro Tripod Mount(OsmoPocket用三脚マウント)レビュー : まとめ
以上、PolarPro Tripod Mount(OsmoPocket用三脚マウント)を紹介してきました。
もう一度まとめると、おすすめな点は
- OsmoPocketを完全に固定できる
- 底面マイク穴を塞がない
- 側面ネジ穴を使ってできることが増える
- 手持ちした時のグリップ感が向上する
その他、細かい点ではストラップがつけられるというのもあります。
逆にイマイチな点は
- 自立できない(必ず三脚が必要)
- 成形にズレがある
といったところでしょうか。
また、プロテクターとしての耐衝撃性は期待しない方がいいと思います。
いろいろ言ってきましたが、総じて、価格も含めて全体的に非常に良くできたアダプターだと思います。
が、要はどんな撮影シーンを想定するかなんですよね。
OsmoPocketを三脚にマウントするためのアダプターとしてUlanziのOP2とPolarPro Tripod Mountを比較した場合、僕は最初に買う三脚アダプターとしてはやはりOP2をおすすめしますね。
撮影シーンを広範囲カバーできますし、なんといっても差し込むだけという取り回しの良さは大きな魅力。
それにUSB-Cから給電しながら撮影できるのもいい。
そんなOP2よりPolarPro Tripod Mountが明らかに優っている点は、OsmoPocketを完全に固定できることと、2つのネジ穴を持ち拡張性があるところ。
なので、OP2を所有した上で、「OsmoPocketを完全に固定したい」とか「外部マイクやライトを取り付けて撮影したい」といった場合には、PolarPro Tripod Mountの出番となるという感じかなと思います。
ということで、これでアンジュの背中にOsmoPocketを安心して取り付けられるよ
いや、いい迷惑なんですけど・・・
ミニ三脚とセットになったものもあります。
こちらはWi-Fiアタッチメントにも対応したものです。
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