この記事ではiPhone11Proを1ヶ月使用してみての良かった点と悪かった点、そして今後に期待することについて書いています。iPhone11Proの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
こんにちは、iPhone3GからのiPhoneユーザーのなおさん(@ichiryuu)です。
注文が遅くなったため、発売よりちょっと遅めの10月7日に使いはじめたiPhone11Pro。
ファーストインプレッション記事はこちら
いつも予約開始日に注文するのに、なんで遅くなったの?
iPhoneXが気に入ってたし、買い換える理由がすぐには見つからなかったからだよ
でも今はすごく気に入っているよね?
あれから1ヶ月以上iPhone11Proを実際に使ってきて気がついた、良いところと悪いところ、そして今後に期待することなどをこの記事では本音で正直に書きたいと思います。
これからiPhone11Proを購入しようとしている方、iPhone11(無印)とどちらにしようか迷っている方、他メーカーの機種も購入候補にしている方の参考にしていただければと思います。
この記事のもくじ
iPhone11Proを1ヶ月使ってわかった良いところ悪いところ、そして今後期待すること
それではこれからiPhone11Proを実際に使用してみてわかった良いところと悪いところを書いていきますが、その前に僕自身がアップルファンであることをお断りしておきます。
また、これまでアンドロイド端末は使用経験がありません。
ですので、本記事中の比較対象は、僕がこれまで使っていたiPhoneXとの使用感の比較であることをお伝えしておきます。
iPhoneXsは使っていないので、もしかするとXsですでに搭載されていた機能もあるかもしれませんがその点はご容赦ください。
では、レビューを始めます。
iPhone11Proを1ヶ月使ってわかった良いところ
ネーミング の妙、「プロ」の魔力
恐縮なんですが、最初は機能ではなく名前の話から。
2年前、iPhoneXが登場しました。
この”X”はエックスではなくテンと読ませることからもわかるように、iPhone10周年記念モデルであり、「10年先の未来を見据えて開発した」モデルでもありました。
だから通常は「ナンバー」と「ナンバー+S」で歴代のネーミングが続いてきたiPhoneの正統系譜の流れはiPhone8/8Plusが継承し、”X”は別格、特別ですよということだったはず。
ところが翌年登場したのが、iPhoneXS/XS MaxとXRでした。
ホームボタンが廃止されて見た目はXシリーズに近いとはいえ、順番的にはiPhone9にするべきところでしたがXRとなづけてしまった。
しかもこの”R”には特に意味がなく、一説によると「Sの前だからR」だったという話も。
いずれにしても、iPhoneXRの位置づけが名前からではよくわからない状態でした。
その点、今回のネーミングはすごくいいと思います。
アップルファンなら絶対に知っているエピソード、倒産の危機にひんしているアップルに帰ってきたジョブズが、製品ラインナップを「コンシューマー」と「プロフェッショナル」、「ポータブル」と「デスクトップ」の4つにスリム化した話を思い出しますよね。
実際、現在のMacやiPadも「コンシューマー」と「プロフェッショナル」に分けられていますから、iPhoneも「プロ」と「コンシューマー(無印)」というのがしっくり来ますし、消費者にとってもわかりやすい。
また、「プロ」という響きは、アップルファンの心をくすぐる魔力があります。
性能やデザイン云々の前に「プロ」という響きだけでもう購入したくなってしまうし、「俺のiPhoneはイレブンプロ」と言うことで所有欲を満たしてくれます。
いやぁ、アップルさん、すごいわ。
今回はまずネーミングでやられてしまいましたよ。
「プロ」の魔力恐るべし
動画性能に満足:You Tubeを始めるならこの1台で十分
ではここからは機能・性能面のレビューをしていきましょう。
もう悔しいけれど、iPhone11Proはとにかくカメラ性能に最初に触れないわけにはいかないでしょう。
まずは動画から。
結論から言うと、これからYou Tubeを始めるなら、特にVlog系の動画ならiPhone11Proがあれば十分、ということでしょうね。
先日、広島県に行く途中、サービスエリアで撮った動画を御覧ください。
逆光に強く、発色がいい。
広角撮影には手ブレ補正はないらしいのですが、全然ブレが気にならない。
通常撮影ならアクションカムに負けないぐらいの手ブレ補正が効くので、普通に歩きながら撮影するのならスマホ用のジンバルも必要なし。
画質については4K60fpsまで対応と必要十分。
それにインカメラもかなり画角が広いので、自撮りもしやすい。
アクションカムのようなハードな使い方はできないけれど、防水性能も上がっているし、ボディに採用されているガラスも強化されているので、耐衝撃性能の高いカバーを使えば、それなりに無茶な撮影をしても大丈夫。
(といっても、高価なのでそれをする勇気はないですが)
僕はYou Tubeを始めるのに、DJI OSMO POCKETやDJI OSMO ACTIONを購入したけど、これから始める人はまずはiPhone11Proだけで十分だと思います。
ただし、スマートフォンの形状は手に持って長時間撮影するのに向いていないので、ミニ三脚にもなるスマホ用のハンドグリップはあったほうがいいかな。
ちなみにいま発売中の『DIME 1月号』の付録がなかなかよかったので試してみるのをオススメします。
静止画に満足①:超広角レンズがとにかく便利
購入する前は「超広角なんて使うかな?」と思っていましたが、いざ使い始めるとめちゃくちゃ便利で出番がある。
特に僕の場合はアウトドアでの撮影に役立っています。
いくつか作例を
空間的に狭い滝壺で目前の滝を引いて撮りたいとき。
開けた眺望をダイナミックに撮りたいとき。
紅葉の参道を道から木々の葉まで上下に広がった空間を撮りたいとき。
とにかくこの超広角レンズはすごく便利。
それに発色もいい。
旅やアウトドアでの撮影や記録にこれほど向いているカメラはないんじゃないかと思ってしまいます。
この超広角レンズは逆に狭い場所での集合写真、たとえば飲み屋でみんなで撮るときとかももちろん便利でしょうね。
iPhone11Proを購入するまでは超広角レンズなんて使わないだろうと思っていましたが、いざ購入するとこれほど便利なものとは思いませんでした。
静止画に満足②:ポートレートが便利に
モノレビューを書くブロガーにとって、背景をぼかせるポートレートモードは魅力的ですが、被写体に近すぎると「離れてください」という表示が出てしまいます。
▲こういうやつね。
で、今まではこの表示が出ると物理的に後ろに下がっていましたが、「2×」をタップして倍率を変えると
その場で移動せずに撮れる場合が増えました。
こういうのが地味にありがたいです。
ちなみに、このとき撮った写真がこれ↓
ソフトウェアでボケ味を出しているので、まだまだ被写体の形状を選びますが、今後まだまだ進化するでしょう。
静止画に満足③:暗所に強くなったナイトモード(夜景モード)
暗所撮影に強くなったのは、なにも夜景撮影にだけ便利になったのではありません。
これは実験で僕の机の下の薄暗いところで黒いものを撮ってみました。
▲この写真はiPhone6sPlusで撮影したもの。
ベーダー卿はほぼ黒いシルエットになってしまいます。
▲これがiPhone11Proだと、自動的にナイトモード(夜景モード)が起動(広角・望遠カメラのみ)。
露光時間を自動的に決めてくれます。
手持ちの場合だと1〜3秒までですが、三脚を使うともっと長い露光時間を自動で決めてくれるし、そもそも固定されているかどうかもiPhoneが検知するという賢さ。
▲ちなみにこれが同じ条件でiPhone11Proで撮ったベイダー卿。
服のシワまでちゃんと写ってます。
この機能、なにも夜景とか真っ暗な状態だけ重宝するのではなくて、普段の生活の中でちょっと薄暗いという場面で撮りたいときにも重宝します。
たとえばこれはテーブルの下でウトウトしているうちのワンコです。
チョコレート色のラブラドールは暗いところで写真を撮ると黒く潰れて顔の表情はわからなくなりますが、眠そうな顔もしっかり写ってます。
iPhone11Proのカメラだと撮影シーンが広がり、撮影チャンスが増えます。
いつの間にこんな写真撮ったの? もう油断できないなぁ
やっぱり夜撮影した写真も見たいですよね。ということでサンプルを
ちなみに、上の写真の同じ場所で夜景モードがない超広角レンズで撮影したのが下の写真。
実はほぼ真っ暗な場所なんです。
iPhoneの夜景モード、すごいですね。
FaceID(顔認証)がパワーアップしている!?
アップルからは特にFaceIDが進化したというアナウンスはなかったと思います。
なので、これはあくまでも僕の感覚的なものですが、FaceIDが進化しているような気がするのですが、僕だけでしょうか。
iPhoneXよりも広い角度で認識してくれるし、ロック解除が速いような気がする。
まぁ、スピードに関しては、FaceIDよりもチップの処理速度アップが原因かもしれませんが。
それでも、1日に何度も使うシステムですから、よりスムーズに、そして正確にロック解除してくれるのはありがたいですよね。
バッテリーが長持ち
バッテリーの持ちが良くなったというのは地味だけどすごく大きなプラスポイント。
正式発表ではXSより4時間駆動時間が伸びたと言っていましたが、もっと長くなっているような気がします。
今までだと、朝フル充電の状態から使いはじめて、夜寝前にはそろそろ限界といった感じでした。
が、iPhone11Proだと夜寝る前でも、「あれ、あんまりバッテリー減ってないな」という感じ。
半分以上残っていることも多い。
体感では、1日半は軽く持つ、あまり使ってないときは2日は充電しなくてもいいかなという感覚ですね。
なので、夜に充電するのを忘れても、「まぁ、なんとかなるか」というノリで翌朝持ち出すことができます。
やっばりデジタルガジェットは長時間駆動することは無条件で”正義”です。
アップル純正の急速充電器
(左が従来のもの、右がiPhone11Proのもの)
バッテリーの容量が大きくなったのに伴って、付属の充電器も変更。
これが今までのものより大きくなったので、最初はマイナスポイントかなと思ったのですが、「急速充電できる」というのが「大きくなった」こととプラマイすると大きくプラスに感じています。
すでにサードパーティから急速充電器はたくさん出ていましたが、やっぱりアップルの純正品とい安心感は大きいですよね。
画面が明るくなって、外でも見やすくなった
ディスプレイの違いは正直言って最初はよくわかりませんでした。
下の表を見てください。
iPhone11Pro | iPhoneXS | iPhoneX | |
ディスプレイ | Super Retina XDR | Super Retina HD | Super Retina HD |
サイズ | 5.8インチ有機EL | 5.8インチ有機EL | 5.8インチ有機EL |
解像度 | 2,436 x 1,125(458ppi) | 2,436 x 1,125(458ppi) | 2,436 x 1,125(458ppi) |
コントラスト比 | 2,000,000:1 | 1,000,000:1 | 1,000,000:1 |
輝度 | 800〜1,200ニト | 625ニト | 625ニト |
基本的にiPHoneXとXSのディスプレイは同じ。
それに対してiPhone11Proのディスプレイは呼び名こそ変わっていますが、サイズも解像度も同じです。
なので、普段普通に使っているぶんには違いには気が付かないでしょう。
ポイントはコントラスト比が2倍、輝度が1.28〜1.92倍になっていること。
コントラスト比が2倍になると、明るい部分と暗い部分のメリハリがよりはっきりして、ダイナミックさや臨場感がさらに表現できます。
ということですが、これはあまり良くわからない。
そもそもiPhoneでYou Tubeとかは見ますけど、映画は見ませんからね。
このコントラスト比の違いを感じる場面はあまりないような気がします。
違いがよく分かるのは輝度ですね。
輝度が上がったことによって直射日光下の極端に明るい場所でもより見やすいディスプレイになっています。
以前はiPhoneを持ってない方の手でディスプレイ上に影を作ってやらないとよく見えなかった画面が、普通に見ることができます。
あらゆる状況下でディスプレイが見やすいというのはすごくありがたい進化です。
iPhone11Proを1ヶ月使ってわかった悪いところ
コスパは正直悪いと思う
以下にライバル機種と目されるGalaxyS10とPixel4との比較表を作ってみました。
一番下の欄が最低価格です。
iPhone11Pro | GalaxyS10 | Pixel4 | |
本体サイズ | 71.4×144×8.1mm | 70×150×7.8 | 68.6×147.1×8.2mm |
ディスプレイサイズ | 5.8インチ有機EL | 6,1インチ有機EL | 5.7インチ有機EL |
重さ | 188g | 158g | 162g |
価格 | 106,800円から | 90,288円から | 89,980円から |
やっばりiPhoneだけが頭一つ抜けているんですよ。
これストレージが64GBのモデルの価格で、実際には64GBでは心もとないので256GBを購入する人が多いんじゃないかと思います。
(アンドロイド携帯のように後からMicroSDでストレージアップできませんから)
すると、122,800円(税別)。
高いですよね。
もはや毎年買い換えるような価格ではなくなっています。
で、ここで気がつくのは逆にiPhone11(無印)の驚くほどのコスパの良さ。
望遠レンズがないデュアルカメラだということと、液晶ディスプレイという点が違うだけで、チップも同じものを使っているのに74,800円(64GBモデル)からという低価格。
他社メーカーの機種と比べても、同じアップル社の下位機であるiPhone11と比べても、正直言ってコスパは悪いです。
時代はUSB-Cなのになぜライトニング?
なにげにこれが一番ガッカリしたかも。
iPadもUSB-CになったのになんでiPhoneはまだライトニングなのか?
他社のデジタルデバイスもどんどんUSB-Cに対応している現状、iPhoneのためだけにライトニングケーブルを一本持たなければならない状態になってしまいました。
もうiPhoneがUSB-Cコネクタを採用するのは時間の問題でしょうが、できれば今回のフルモデルチェンジで実装してほしかったな。
重い!
先出の表をもう一度見てほしいのですが、ライバルと目されるスマホと比べると、iPhoneは一番重い。
(公式には188gとなっているけど、うちで量ったら196gだった・・・スケールがおかしいのか?)
これは一つにはバッテリー容量が増えたことが理由なので、駆動時間が伸びたことを「良いところ」に上げた僕としては文句は言いづらいですが、それでもあえていいます。
重いよ!
実は今回購入にあたって、iPhone11Pro Maxにも食指が動いたんですよ。
僕はディスプレイは大きいほど正義だと思っているので。
10周年記念モデルということでiPhoneXを購入したけど、その前はiPhone6S Plusを使っていました。
でも、思いとどまったのは重いから。
Maxだと226gもあって、ポケットに入れてランニングしようものならユッサユッサしてじゃまになる。
だからシリーズ中最軽量のiPhone11Proにしたのですが(ちなみにiPhone11は194g)、それでも他社製品と比べると重いですよね。
「たかが2、30gの違いじゃないか、そんなに気にならないだろう」と思うでしょ?
そういう方は実際にGalaxyS10を手に持ってみてください。
持ち上げた瞬間絶対に「軽っ!」て言ってしまいますから。
デザイン :問題はタピオカよりもレンズ部分の出っ張り
デザインは好みの問題ですので、思いっきり僕の主観となります。
デュアルレンズがタピオカと揶揄されたiPhone11Proのデザイン(僕は世代的にボトムズのスコープドッグを思い浮かべたけど)。
僕も正直言って「アップルどうした?」と思ってしまいましたが、1ヶ月使ってみての結論は、「慣れてしまいました」です(笑)。
人間は慣れる生き物なのです。
そして、実際に使っているときは画面を見ているわけで、背面をまじまじと見ることはありませんしね。
美しいとかエレガントとかいったことより僕が気になるのは実生活の中で使用する上でのデザインの問題点。
それはカメラのレンズ部分が筐体より突出していることです。
iPhone11Proを背面を下にして置いた場合、レンズ周りの金属部分の角が非常に硬いため気をつけないと引っかき傷をつけてしまうのです。
また、レンズを覆っているガラスに傷がつくのも嫌。
そこで、レンズの突出部よりも厚いカバーを着けています。
すると結局、分厚いiPhoneを持ち歩くことなってしまうんですよね。
レンズを含むカメラの機構は物理的に薄くすることができないため、iPhone6からレンズが飛び出したデザインが始まって、今もその流れが続いていますが、いっそのこと筐体が多少分厚くなってもいいのでレンズと“ツライチ”にしてほしいと思っているのは僕だけでしょうか?
ちなみに歴代iPhoneで僕が今でも一番好きだったのは無骨さの中にも美しさがあったiPhone4のデザイン。
そして、一番綺麗でエレガントだなと思うのはiPhone5です。
どちらもレンズの出っ張りはなかったんだよなぁ。
5G対応はおあずけ
5Gへの対応はしてほしかったなと思います。
というのも、2020年のオリンピックに向けて計画より前倒しで5Gエリアが広がっていく動きが出ているからです。
各キャリアとも来年春頃から順次5Gサービスをスタートするようですが、問題なのはiPhoneの新作発表のタイミング。
いつもどおりのスケジュールなら来年9月から10月ぐらいじゃないですか。
オリンピックよりちょっと遅いですよね。
それならiPhone11Proを5G対応にしておいてほしかったというのが正直なところです。
まぁ、最初は5Gのエリアもそれほど広くないだろうし、僕のように田舎に住んでいる者にとってはそれほど切羽詰まった話ではないんだけど。
ちょっと残念。
iPhone11Proに今後期待すること
以前、iPhone11Proのファーストインプレッション記事でも書きましたが、iPhone11Proには搭載されているのにあまり宣伝されていないすごい技術があります。
iPhone11Pro【レビュー】 開封&ファーストインプレッションからテスト撮影まで、そしてあまり語られていない可能性について
それがUWBという技術。
Wi-Fi技術の一種で、ものすごく正確に位置情報をつかめる(数センチの誤差らしい)というもの。
送受信も速く、壁などの障害物も突き抜けるそうです。
この技術のためにiPhone11シリーズはメインのA13チップ以外にもう一つ「U1」というチップをわざわざ搭載しています。
今のところ、AirDropの正確な送信のためだけに使われていますが、それだけのために高価なチップをもう一つ乗せるはずがありません。
この技術を使うと、たとえばショッピングモールの広い駐車場で自分の車の位置がすぐに分かるとか、車にしても家にしてもスマートキーに応用すればBluetooth接続より速く正確に接続できるようになります。
こんなすごい技術を搭載しているのに、今のところ宝の持ち腐れ状態。
UWBに対応したデバイスとアプリの登場待ちの状態です。
もしかすると生活を一変させるかもしれない技術だけに、この技術に対応したデバイスが登場するのが非常に楽しみです。
2020年の春ぐらいからかなぁ。
iPhone11Proを1ヶ月使ってのレビューまとめ
以上iPhone11Proを実際に1ヶ月使ってみて感じた、良いところと悪いところ、そして今後に期待していることを書いてみました。
レビュアーの性で他のレビュアーさんとは違ったことを書きたいのに、悔しいけれどやはり圧倒的進化を感じるのは「カメラ」に関係する部分でした。
iPhone11Proを語る時に、カメラは外せないですね。
静止画にしても動画にしても劇的に進化しています。
カメラが売りだということは衆目の一致するところ、異論はないでしょう。
しかしこれを逆に考えると、「カメラは全然こだわりません」、「使いません」という方には、はっきり言ってこの価格を払うだけの他の理由を見いだせませんでした。
(もちろん、スマートフォンとしての基本性能はまったく不満はないですが)
そういう意味でいうと、カメラに全くこだわらないという方にとってiPhone11(無印)がどれだけコストパフォーマンスが高く、お得かというのが11Proをレビューしていて思い知らされる結果となりました。
また、いくらカメラの性能がいいといっても、一部のレビュアーが言う「もう一眼不要」というのは大げさでしょう。
やっぱりレンズとセンサーの物理的大きさには、どんなに頑張って対抗しても限界があります。
ということで、結論としては
写真や動画をプロのレベルほどにはこだわらないけど、それなりに高画質な映像を高級コンデジや一眼を購入するより気軽にお得に楽しむことができるスマホ。
といったところでしょうか。
ところで、今回iPhone11Proを購入するにあたって他メーカーのライバル機種もいろいろ調べてみましたが、もはやiPhoneが技術的にリードしている時代は完全に終わっていることがよくわかりました。
もちろん、これまでに購入したアプリ、アップルが提供するサービス、他のアップル製品との連携、超メジャー機種だけに周辺アクセサリーや情報が豊富といったところを考慮する必要があるので、機種単体だけで性能の優劣を比較してもあまり意味はありません。
しかし、もうやみくもに「iPhone一択!」というのは損する可能性があります。
これだけ端末の価格が高価になってしまいましたから、自分の生活スタイルや使用用途をしっかり考慮して端末選びをしていただけたらと思います。
すくなくとも、ショップの口車に乗ってはダメですよ。
この記事があなたの機種選びの参考材料になれば幸いです。
ところで父ちゃんはiPhone11Pro気に入ってるの?
そうだね、おおむね満足かな
結局iPhoneが好きなんだもんね
以上、iPhone歴12年のなおさん(@ichiryuu)でした。
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