詳細手帳レビューシリーズ第4弾。
当ブログでもおなじみの出版社であるDiscoverさんの手帳を紹介します。
Discoverさんというと、あまり手帳のイメージがない読者の方もおいでるかもしれませんが、実はガチのビジネス用手帳から、かなり個性的で面白い手帳まで数多く制作しているんですよ。
今回はその数多くのラインナップから、今年新たに登場した手帳を紹介したいと思います。
タップできる目次
「DISCOVER DIARY 2018 新書サイズ」詳細レビュー
手帳の外観など
それではレビューを始めましょう
▲いつものように手帳の外観から。
まず、「オッ」と思うのは鮮やかな蛍光オレンジのゴムバンド。
そして、帯の文字が目を引きます。
▲手帳の場合、この帯に手帳の特徴やどんな使い方ができるか、どんな人に向いているかを端的に書いていますが、この手帳の帯はなかなかおもしろい。
キーワードは「アバウト」「クリエイティブ」そして「ノート」のページがとにかく多そうということ。
それにしても「メモをとっているフリをしたい人」って(笑)。
▲裏面にはこの手帳のメインとなるページの例など。
▲サイズはもう帯にデカデカと書かれているのでおわかりでしょうが、新書サイズです。
B6サイズよりひと回り小さくスリムなので携帯性に優れています。
▲重さは実測で197g。
サイズのわりに少し重めなのは、ハードカバーだからでしょう。
表紙、みかえし、とびらページ(前)
▲ひときわ目を引くのがこの赤いハードカバーの表紙。
革風の肌ざわりでなおかつ堅牢な印象。
▲表紙下部にはDiscoverの刻印。
ほとんど飾りがないのがかえってオシャレです。
▲表紙をめくったところ。
表紙の鮮やかな赤から打って変わって黒一色。
▲そしてとびらページから手帳に最適なトモエ紙となります。
記入ページ
「年間カレンダー」のページ
▲最初に年間カレンダーのページ。
2018年と2019年の2年分です。
この手帳は全体を通して黒とグレーの2色刷りです。
祝日・休日がグレーで印刷されているのがちょっと見にくいかな。
「この手帳の使い方」のページ
▲手帳の使い方の「トリセツ」のページ。
「Project Timetable」のページ
▲トリセツのページには「ざっくりプロジェクト管理表」と書かれているページ。
いわゆるガントチャートなのですが、変わっているのは「ざっくり」していること。
▲普通、ガントチャートというと1日単位で書き込めるようになっていますが、この手帳では1週間単位。
そしていつからでもはじめられるように何月かも記入式になっています。
▲書き込める項目の欄は7つで、ページ下部には約6mmの方眼罫が用意されていてメモスペースとなっています。
ちなみにこの「Project Timetable」のページは見開きで1セットで、全体で3セット用意されています。
「年間スケジュール」のページ
▲次に年間スケジュールページ。
1日分のスペースは5mm×30mmです。
「月間スケジュール」のページ
▲次に月間スケジュールページ。
いわゆるマンスリーブロックタイプで、2017年11月から2019年3月まで。
▲月曜始まりで、1日分のスペースは25mm×25mm。
約3mmの方眼罫が全体にあしらわれています。
▲表記されているのは祝日名と記入式の「星」マークのみ。
凄くシンプルで使い手の自由度が高いデザインとなっています。
「週間スケジュール」のページ
▲さて、この手帳のメインページとなる週間スケジュールのページです。
いわゆるウィークリーレフトタイプですね。
▲まず左ページ上部ですが、最上部に4つのチェックリストを書き込む欄があります。
1日あたりのスケジュール書き込み欄は上下幅30mm。
「Time Line」として時間軸の補助に24個のドットが印刷されていますが、これも時間ではなくドットなので自由に使うことができます。
また、右の部分には「idea seeds」のスペースがあります。
毎日の気づきを書き込むのにいいかもしれません。
▲続いて右ページ。
基本的に5mmの方眼罫のノートページとなっています(全体では140mm×95mm)。
ページ上部にはミニカレンダーとタイトルを書き込める欄。
▲そして、月のインデックスもあります。
▲週が2つの月をまたぐときは、ミニカレンダーも2ヶ月分、インデックスも写真のようなデザインになっています。
「ノート」のページ(罫線)
▲ここからはノートのページです。
この手帳は記入できるノートのページが豊富にあるのも特徴の一つ。
まず罫線のページですが、35ページ分あります。
▲罫線の幅は7mm。
ページ上部には日付を記入する欄があり、ページ上部と下部には縦線を入れるための補助となるドットがあります。
このドットの幅は8mmとなっています。
「ノート」のページ(方眼罫)
▲続いて方眼罫のページが37ページ。
▲ドットによる3mm方眼となっています。
グラフを描いたり、評や資料を貼り付けるのにいいでしょう。
「ストーリーボード」のページ
▲つづいてストーリーボードのページが6ページ。
28mm×47mmの枠が1ページに8個。
プレゼンのスライドを考えるのに良さそうですね。
▲ページ上部には「title」「date」の記入欄があります。
「ノート」のページ(1本縦線入り)
▲次に罫線のページですが縦に二重線が一本入っているページが6ページ。
公式サイトでは「ログ用ノート」と書かれていますが、どんな使い方をしても自由。
罫線幅は7mmです。
「ノート」のページ(2本縦線入り)
▲さらに縦にもう一本線が入った7ページ続きます。
公式サイトによると、アドレス帳などに使えるとのことですが、罫線以外になにも表記されていないのでここも自由に使うことができます。
おまけのページ
「おもな国番号一覧」のページ
▲ここからはおまけのページです。
まず最初に「おもな国番号一覧」。
「日本地図」のページ
▲つづいて「日本地図」。
新幹線路線図と、
▲上部には羽田空港からのマイル数が書かれています。
「路線図」のページ
▲そしてこの後は代表的な都市の路線図がつづきます。
まずは東京。
▲大阪。
▲札幌
▲名古屋。
▲ニューヨーク
▲ロンドン
▲パリ
▲フランクフルト
▲そして上海
「世界地図」のページ
▲おまけのページ最後は世界地図なのですが、
▲これはかなり老眼泣かせの細かさ。
老眼鏡かけてもヨーロッパの中心部などごちゃごちゃしたところは、僕はちょっとムリでした。
▲成田からのマイル数も書かれています。
とびら、みかえしページ、表紙(後)
▲とびらページには書籍と同じように出版社さんのデータが。
▲みかえしはやはり黒。
▲そしてオシャレだけど堅牢そうな表紙です。
まとめ
今回、初めてDiscoverさんから出された新書サイズの手帳。
まず最大の特徴はハードカバーということでしょう。
手帳売り場で見てみるとわかると思いますが、ハードカバーの手帳って意外に少ないのです。
ですが、ハードカバーにはいろいろ利点があって、特に、手に持ったまま記入しやすいというのが挙げられます。
ながらくモレスキンを使っている僕はハードカバーの手帳の使いやすさをよく知っているので、この点をまず評価したいですね。
しかも、触った感じ、かなり堅牢そう。
モレスキンよりも表紙は分厚いし、しっとりした感触もいいですね。
手帳としての基本機能もちゃんとしていて、
紐栞が2ほんあったり(それも色違い)、
全ページ180度ひらくように縫製されているのも高評価です。
そしてなによりこの手帳の最大のウリは新書サイズという点。
これ例えるならiPhone8では小さいけど、iPadでは大きいという人がiPhone8Plusを購入するような感じ。
携帯性の良いギリギリの大きさ(小ささ)と書き込みスペースの広さのバランスを上手くとったサイズということです。
デザインも鮮やかな赤い表紙を採用しているものの、中身がシンプルなのでビジネス用としても使える大人の雰囲気。
これはいいですね。
ただ、すこし難があるのは、ペンホルダーがないことと、ちょっとしたカード類を入れるポケットがないこと。
このあたりはユーザーのカスタマイズでカバーするしかなさそうです。
いずれにしても、ユーザーの自由度の高い、使い勝手の良い手帳と評価できると思います。
この手帳はDISCOVER21様よりレビュー用にご恵贈いただきました。
ありがとうございました。