アナ雪観ましたよ。
本当は観るつもりはなかったのだけど、女帝(妻)の強い要望でDVDをレンタルしてきたので、「食わず嫌いはしない主義」だし一緒に観てしまいました。
そしたら案外良かったのでちょっと思ったことなどを書いておきます。
『アナと雪の女王』、なるほど、人気になったわけだ、いい意味で裏切られました、けどやっぱり・・・
今年春に公開して、大ヒットとなった本作品。
今更説明も必要ないでしょうが、とりあえずストーリーをアマゾンから
雪と氷の世界を舞台に、運命に引き裂かれた王家の姉妹を主人公に“真実の愛”を描いた感動アニメ。触れるものを凍らせる力を持つ姉・エルサは、戴冠式の日に王国を冬に変えてしまい、城から逃亡する。妹・アナは姉と王国を救うため、雪山へと旅立つ。
先に書いたように、実はこの映画を見るつもりはありませんでした。
私自身がすべてハッピーエンドで、しかもワンパターンで終わるからディズニー映画があまり好きではないのと、ミュージカルが苦手というのが理由です。
しかし、女帝(妻)の強い要望でせっかくレンタルしてきたし、話題になっているんだから一度は見ておこうかというぐらいの気持ちで観たわけです。
ああ、やっぱり・・・えっ、そっち?!
観はじめてすぐ、CGだけど昔のディズニー・アニメの独特の色使いを意識しているなと感じて、最近のディズニー映画とはちょっと違うなというのは思いました。
しかし、やっぱりだんだんとミュージカルっぽい表現が耐えられなくなり、しかも主役のアナのノリの軽さに「お前王女の妹だろ!軽すぎるぞ!」とツッコミを入れたくなり、さらには20分ぐらいのところでしょうか、前半の最大の見せ場であの大ヒット曲が登場した時には「もう勘弁して下さい」となってしまいました。
正直に言うと、僕の中ではそれまでの物語とレット・イット・ゴーのシーンがうまくつながらなかったのです。
なんか唐突過ぎて。
しかもミュージカル苦手だし、そもそも「自分の国をめちゃくちゃにしておいて開き直るな!」と為政者であるエルサに怒りを感じる始末(子供の映画なのにね)。
それでも「見ないとレンタル料がもったいない」という貧乏根性で観続けていました。
そしたらアナの魔法を解くには「真実の愛」が必要なんて言い出すじゃないですか。
おまけに「王子のキス」だとか。
「うわ、でたわ。ディズニーの伝家の宝刀、”真実の愛”と”王子のキス”!」てなことを思いつつ、この瞬間ストーリーが読めたのです。
「これはハンス王子は実は悪者で、トナカイの兄ちゃんとの真実の愛に気がついてキスして終わりだな」と。
で、案の定ハンス王子が本性を表し(だいたいすぐに結婚しようなんていう男にろくな奴はいない)、「読み通り!」。
さあ、あとはトナカイの兄ちゃんとのキスシーンで終わりか、と思いきや、ここでいい意味で裏切られました。
姉妹愛!
そっちかよ。
まぁ、この”裏切り”があったので、案外良かったかな。
ディズニーも今の時代に合わせたか
ここで、ようやくどうしてこの作品が支持されたかわかりました。
今の時代の価値観にあわせたんですね。
昔のディズニー・アニメのヒロインは王子様に頼って幸せになるという価値観でしたが、アナの場合は「恋も仕事も充実した女性」ということなのです(仕事してるのか?)。
なるほどね、これは女性が支持するはずだ。
ただ、男性の私から言わせてもらえば、「大人がそんなに夢中になる作品か?」といったところです。
やっぱり子供向けの映画だなぁと。
もう一回見ますかと聞かれたら、もういいですと答えます。
おまけ
オラフはいい味出していたな。
ああいう物語上重要だけどピエロっぽいキャラクターを作るのは、やっぱり洋画のほうが得意ですね。
基本データ
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
2014年公開(日本)
102分
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