おはようございます、一龍です。
先日、ネーミングが謎すぎるうどん店の存在を知りました。
誰かにレポートしていただきたく、記事にさせていただきました。
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ネーミングが謎すぎるうどん店
讃岐うどんブームの仕掛け人、麺通団の田尾団長のラジオ番組、うどラヂで紹介されたお便りでそのうどん店の存在を知りました。
その名も
讃岐釜揚げうどん伊予製麺
「讃岐」うどんなのに「伊予」製麺とはこれいかに?
丸亀に縁もゆかりも店舗もないのに「丸亀製麺」以来の衝撃です。
老婆心ながら解説しておくと
香川県の旧国名が「讃岐(さぬき)」。
「伊予(いよ)」はお隣の愛媛県である。
大切な店名であり、単純にネーミングの段階でミスったとは考えにくい。
もしかして、讃岐で修行したけど社長の名前が「伊予」なのか?それとも出身地が「伊予」なのか?
そんな推理をしつつHPを見てみたら、さらに驚愕の事実が判明してきた。
親会社は「阪南理美容株式会社」
なんと親会社は阪南理美容株式会社という理容・美容業の会社じゃありませんか!
しかも大阪の会社。
社長さんの苗字も関係ないみたい。
愛媛にも店舗はない
それならもしかすると愛媛に1号店ができたのか?
と思い、店舗情報を見てみたが・・・
なんと愛媛はおろか、四国に店舗がないことが判明。
関西風の出汁?
さらにHPを読んでいくと出汁に関してかなり引っかかる記述が・・・
「だしは、素材を厳選し、鰹節のほどよいだし加減にあっさり仕上げた関西風。」
「鰹節、昆布などの素材を厳選しただしは、あっさりめの関西風。」
かなり「鰹節」と「昆布」を強調して「関西風」を標榜していますが、それって讃岐風とは違います。
讃岐うどんの出汁は「いりこ」ベース。
最近あの名店「宮武」の影響で昆布を使う店が増えましたが、それは本流ではありません。
あくまで「鰹節」と「昆布」は脇役です。
それともう一つ気になるのが「関西風」という表現。
讃岐の人が「関西風」という言葉を使うのは、見た目の色のこと(関東と比べて色が薄いこと)であって、味のことではありません。
僕は大阪で6年住んでいましたが、関西で讃岐風の濃厚ないりこ出汁に出会ったことがありません。
関西の甘めの出汁と讃岐の出汁は別物です。
結論
詳しいとこはわかりませんが、これは丸亀製麺の成功を見て参入してきた会社らしいです。
少なくともHPで見る限り、「讃岐」も「伊予」も無関係の会社のようです。
別にいいのですよ地名ですから「讃岐」も「伊予」も使って構わない。
(「丸亀」と関係ないのに他店が「丸亀」を店名に使おうとするとクレームをつける店など論外)
ただ、「讃岐」の冠をいただくのなら、名前に恥じないクオリティのうどんを出してほしい。
どんな味なのか?すごく気になる。
讃岐にはないので食べることができません、うどん通の方のレポートをお待ちしております。
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