おはようございます、麺類みな兄弟の一龍(@ichiryuu)です。
随分時間が経ってしまいましたが、今日は8月の上京時のラーメン行脚のご報告。
普段うどんばかり食べているワタクシが、この時とばかりに美味いラーメンを食べ続けた4日間。
はたしてどんなラーメンに出会えたのか。
うどん好きを唸らせたラーメンとは!
★上京の楽しみはラーメン
上京の楽しみはなんといっても人と会うことですが、ワタクシにとってもうひとつの楽しみがラーメン。
讃岐うどんの本場、うどん県では美味いうどんを食べることには苦労しませんが、あまりにうどんが安くて美味いため外食産業には厳しい環境となっています。
特にうどん以外の麺類には厳しく、一説によるとうどん県内にはうどん店が約800店あるのに対して、ラーメン屋は約200軒、蕎麦専門店にいたっては約20軒程度しかないと言われています(麺通団田尾団長による)。
しかしラーメン好きのうどん県民は結構います。
ワタクシもその一人。
で、上京した時はうまいラーメンを食べるビッグチャンス。
なんせ東京のラーメンはレベルが高い。
ここぞとばかりに毎日ラーメンを食べてまいりました。
しかし、困るのはどこのラーメンを食べていいかまったくわからないということ。
そんなワタクシにとって強い味方がラーメンミュージシャン井手隊長こと、あさ出版の井手琢人さん。
井手さんのブログを見ていただければわかるように、もうラーメンのデータベース!隊長日記(ラーメンミュージシャンの日記)
今回の上京では井手隊長に上野、新宿、銀座、築地近辺でおすすめのラーメン屋を教えていただき、食べに行った3軒と、ワタクシが飛び込みで食べたお店を紹介します。
★1軒目(1日目)
上野でルーブル展を見て次の目的地に移動する前に腹ごしらえで、油そば椿に寄りました。
実は、”油そば”なるものがワタクシはよくわかってなくて、本来なら定番の油そばを注文するべきだったのでしょうが、つけ麺を頼んでしまいました。
麺はやや太目。
チャーシューは細かくされたものが乗っています。
しっかりした麺の食感と、濃厚なスープがよく合っています。
食べていてビックリしたのが、時々ゆずの風味が口に広がること。
かなりこってりしているはずですが、柑橘系のさわやかな風味が時々訪れるのであっさり感があります。
こういう、一杯食べ終わるまでに違った味が口の中で広がり、そのたびに美味しいというのは、ここのラーメン独特なのでしょうね。
ちょっとうどんでは味わえない不思議な感じでした。
1軒目からレベルが高い!
★2軒目(2日目)
ラーメン凪 煮干王(西新宿店)
この日は昼から新宿で立花岳志さんのセミナーがあったので、早めに新宿に行ってセミナー前の腹ごしらえでラーメン凪へ。
濃厚煮干しスープと聞いていたので、普段イリコ出汁のうどんを食べている者としてはすごく期待していました。
それに、煮干しスープのラーメン屋は私の知る限りではうどん県にはないのですよ。
登場したラーメンを見てまず思ったのが「濃い!」。
見ただけで濃厚スープとわかりますよね。
本当にすごく煮干しが効いたかなり強めのスープですが、それ以上に驚いたのが強力な麺。
太麺で讃岐うどんに近い剛麺でした。
強いスープとそれ以上に強い剛麺のコンビネーションは、ワタクシのラーメン人生(←と言ってもそんなに食べていませんが)にディープインパクトを与えました。
ああこういうラーメン、うどん県にも欲しいなぁ。
★3軒目(3日目)
3日目は朝から夕方まで丸一日、美崎栄一郎さんのセミナーに参加していました。
東銀座で宿泊していたので、夜の銀座をぶらぶらするついでにラーメンを食べようと立ち寄ったのがやまちゃん。
銀座にありながらお値段もリーズナブル。
連日、野菜不足を感じていたのでネギ多めの”ネギぼっこし”を注文。
昨日まで濃いラーメンが続いていたので、あっさりしたスープと細麺のコンビネーションが優しい感じ。
凝りに凝った新進気鋭のラーメンもいいですが、こういったオーソドックスなラーメンもやっぱりいいですね。
★4件目(4日目)
4日目、東京最終日。
この日は出版社さんとランチの予定があり、もうラーメンは食べるつもりはなかったのです。
が、急遽ランチがキャンセルとなり、それならば毎年立ち寄る大好きな鳥料理のお店、汐留シティーセンター内の「汐ぼん」で汐だれ親子丼を食べようとしたのですが、なんとお店がなくなっているではないですか!
で、レストラン街をさまよいつつ、たどり着いたのが喜多方ラーメン坂内「小法師」でした。
その名も冷たいワンタン。
暑かったのもあって、”冷たい”にひかれ、それに連日ラーメン食べてるけどワンタンならいいかと思い注文。
ところが、ワンタンは入っているものの、メインは麺!
「やられた!」と思いましたが、結構美味しくて、野菜も多かったので満足。
結果オーライです。
このあと、サンダーバード博を見て、羽田に向かいます。
★5軒目(4日目)
自分でも、もう麺はいいかなと思っていました。
ただ、飛行機の時間が19:30ぐらいだったので、フライトの前に軽く夕食を済ませておこうと考えていました。
とりあえず搭乗手続きをして、ゲートに入ってからレストランぐらいあるだろうと高をくくっていいたのが失敗。
ワタクシが登場する60番搭乗口の周辺にはそば・うどん店しかなく、あの羽田のながーい登場ゲートをあちこち歩くのも疲れるので、「ええい!最後は蕎麦だ!」と覚悟を決め冷たいかけそばを注文。
ちょっと面白かったのは、最先端科学の結晶であるジェット旅客機をみながらそばを食べるというシチュエーション。
しかしこの蕎麦、西日本出身のワタクシにはしょっぱ辛い。
「つけ出汁?」と思わせるほどの濃さ。
かなり後悔モードに突入する結果となりました。
この上京4日間、ラーメン4杯と蕎麦1杯たべましたが、感想としては4勝1敗。
東京のラーメンのレベルの高さ、そしてラーメンのバリエーションの広さに、改めて感服する次第。
また上京の折りはラーメン三昧の日々を楽しみたいと思いました。
そして同時に、うまい蕎麦が食べてみたい・・・。
次回はちゃんとした蕎麦屋にも挑戦したいと思います。