讃岐うどん日記、第11回目。
今回は日本一うどんの神に愛される男、ワタクシ一龍が、神がかかり的なうどん店を紹介する。
「手打ちうどん うぶしな」の登場である。
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「手打ちうどん うぶしな」さんはハイレベルな麺をリーズナブルに味わえる、その理由は
この店の噂は以前から聞いていた。
あの名店、S級うどん店であるおか泉で修行したお弟子さんが、おか泉のすぐ近くでうどん店をやっていると。
しかも、麺がおか泉そっくりで美味いという噂だ。
いずれ、行ってみなければと思っていたら、ちょうど県外からお客さまが来られたので、「面白いうどん屋があるんや、行ってみようや」と接待兼ねて初めての訪問となった。
少しわかりにくい場所にある。
目印は宇多津町の古い町並みの中に鎮座する宇夫階神社。
ここの境内に車をとめる。
鳥居をくぐって階段を上れば本殿があるのだが、そこは登らず心の中で「来させていただきました」と念じつつ黙礼でご挨拶。
そして境内を視線を左にターンすると、抜け道のような階段がある。
そう、これが手打ちうどん うぶしな の入り口だ。
正直、このシチュエーションには一瞬たじろいだが、階段を上り、のれんをくぐると
もともとは倉庫?土間?
わからないのだが、粗塗りの土壁、コンクリートむき出しの基礎、質素な佇まいのこじんまりした隠れ家的うどん店である。
トッピングも含めてメニューも種類が少なくシンプル。
しかし経験上、こういう店は麺に自信を持っているとわかるので期待大である。
ここのおすすめは肉ごぼうぶっかけ、またはお餅が乗っている宮うどんのようだが、暑かったのでクール&シンプルにぶっかけ(冷)とちくわ天にしてみる。
(いなり寿司は無かった・・・残念)
純白のつややかな麺と飴色の濃い色の出汁のコントラスト。
美しい。
緩やかなウェーブしたその麺は、エッジが柔らかく、食感はモチモチ系。
そうそう、おか泉の麺もこんな感じだった!
さすが、おか泉で8年もうどんを打っていたご主人である。
しかも行かれるとびっくりすると思うが、そのおか泉とは目と鼻の先、歩いて5分もかからない。
そんな近くで弟子が開店しようとしたら、普通はいやがるだろうに、おか泉の大将は応援したというからその腕は確かだ。
うどんツアーに来られたら、大抵S級おか泉に寄られると思う。
そのとき、ちょっと路地に入ってうぶしなにもよってみてほしい。
師匠と弟子の味比べというのも、うどんツアーの楽しみ方としてありなのではないか。
それにしても、なぜ師匠の店のすぐ近くに開店したのか?
理由は簡単、ここの大将が宇夫階神社の息子さんなのである。
つまり日本一、神様に愛されるうどん店なのだ。
神の愛がたっぷり入ったうどんを堪能したあとは、階段を登って参拝しよう。
「今日もおいしいうどんを食べられたことに感謝します」と。
【追記(2019.6.3)】うぶしな再訪、 麺が進化している!
6月2日に超久しぶりにうぶしなさんを訪れましたが、麺が超絶進化していたので追記しておきます。
もともと若干軟体麺でありつつコシがあるという絶妙な麺でしたが、平麺になってさらにその傾向が強くなりました。
あまりに美味しかったので、帰りに神社で感謝のお参りをしてきました。
手打ちうどん うぶしな お店のデータ
神社を目指して行ってください。
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