お盆休みに嫁の実家のある大阪へ。
そして念願だった彦根城にまで足を延ばしてきました。
そこで待っていたのは、想像をはるかに超える“ゆるさ”、ひこにゃんでした。
歴史好き、城好きのワタクシと子供たち念願だった彦根城に行ってきました。
途中、大渋滞もなんのその。
12時着予定で出発して、着いたのは13時半。
前日の夜も大阪まで運転して、かなり疲れもたまっていたのですが、お城に着けばテンションあがります。
戦になればこの橋を落として本丸への侵入を防ぐ構造です。
この天秤櫓は長浜城から移築したそうです。
ということはそこの城主だった豊臣秀吉や山内一豊もこの櫓にはいったことがある?
そういえば、一豊が築城した高知城もちょっと似た構造をしていたような。
そして天守閣
けして大きな天守閣ではありませんが、現存する12の天守閣のうちのひとつ。
さすがに風格がありますね。
この天守閣は京極高次が築いた大津城から移築したといわれています。
ちなみに高次はNHK大河ドラマ、江の姉初の旦那さんです。
さて、お城を見学した後、博物館へむかったのですが、そこで待ち受けていたのが ひこにゃん。
ワタクシ、正直言って興味なかったんですよ。
武具マニアのワタクシとしては、さっさと博物館を見て回りたかったんです。
でも、子供たちが見たいといったから、しぶしぶつきあったんですが・・・。
ごめんなさい。
はっきり言って、なめてました。
出てきた瞬間、もう夢中でシャッター押してました。
ほんの数分。
ちょこっとポーズ取るだけで、ドアラのようなアクロバットをするわけでもなく、スキップしたり、鈴を鳴らしたり。
なにこのゆるさ?
ゆるキャラとしてはもうベテランの域、完成度も高いし、ひこにゃんさすがです。
で、ゆるみきったところで、厳めしい“井伊の赤備え”の甲冑です。(なにこの落差)
さすが徳川家臣団最強とうたわれた井伊家の武具甲冑。
以前、大三島の資料館で鎌倉室町時代の大鎧を見たことがありますが、さすがに古くて保存状態は今一つ。
それに比べるとこの甲冑は戦国末期から江戸時代のものですから保存状態もいい。
朱色が鮮やか。
実際の戦場では、藩主から家臣まで甲冑や旗指物を朱色で統一していたというのですから、それはもう威圧感抜群だったでしょうね。
こちらは井伊直孝(彦根藩2代藩主)所用具足
その勇猛さを“井伊の赤牛”と恐れられ、大阪夏の陣で淀殿と秀頼親子を包囲して自害に追い込んだ男が着ていた甲冑です。
歴史のターニングポイントをこの甲冑は目撃しているんですね。
ひこにゃんのゆるさに癒され、城と武具甲冑に感動する旅でございました。