『うどん手帖』で紹介された、「 死ぬまでに一度は食べたい!」 全国の名店50件を訪れるシリーズ第一弾。
今回は東京都新宿区の「切麦や 甚六」さんの訪問記です。
さすが全国の名店50件に選ばれることだけはある。
僕は今まで一度も香川県以外でうどんを食べておいしいと感じたことがありませんでしたが、ここの麺には唸りました。
『うどん手帖』の紹介記記事はこちら
切り麦や 甚六(東京都新宿区)【全国うどん名店50】香川県以外で食べたうどんを、生まれてはじめて美味いと感じたお店
まだ梅雨明けていなかったとはいえ、7月の暑い中、新宿駅から歩いたので結構距離がありました。
行かれる方は新宿御苑前駅から訪れることをおすすめします。
なかなか魅力的なメニーが並んでいます。
たぶん夜は飲み屋さんとして営業されているんでしょうね。
落ち着いた和風の雰囲気でした。
メニューはおおまかに、冷たいうどんと温かいうどんに分かれているよう。
香川県以外でうどんを食べることがあまりないので、注文にちょっと戸惑いました。
さぬき流で、「冷かけの2玉」といったら、ポカンとされて「大盛り」のことですか? と聞き返されてしまう始末。
そっか、そういうふうに頼むのか。
注文してから天ぷらを揚げてくれるのでしょう、結構待った後に登場したのがこちら。
冷かけ(大盛り)とかしわ天です。
もうひと目見ただけで、「これはうまい麺」とわかる色艶。
そして、『うどん手帖』ではじめて「とぐろ」というのだと知りましたが、さぬきではおなじみの麺をひねって盛るこの佇まい(←これを僕は「♫かないずみ〜」と呼んでいる。コレうどん県民ならわかるネタ)。
ちなみに同行者が注文したぶっかけうどんはこんな感じの「♫かないずみ〜」じゃなかった、とぐろを巻いています。
出汁がジュレになっているんですね。
おしゃれだ。
さて、実食。
一口目で唸った。
この麺はすごい。
密度が濃く、歯を押し返す強い弾力。
これほどの麺はうどん県でもめったに出会えない。
まさか東京のど真ん中でこんなうどんと出会えるとは。
しかし、しかしだ。
食べ進むにつれて、なにかおかしいと感じ始める。
「麺が出汁を連れてきていない?」
試しに出汁だけを飲むと、スッキリとした味わいの上品な味わいで、すごく美味い。
たぶんさぬきうどんのパンチの効いたいりこ出汁に慣れ親しみすぎた僕の舌には、このだしは上品すぎるのだ。
そのため、強い麺に出汁が負けてしまって存在感が薄くなっている。
でも、麺は絶品なので、もしかすると「ざる」とかつけ出汁のほうが、ここの麺には合うのかもしれない。
ちなみにかしわ天はサクサクで、こちはも絶品でした。
いずれにしても、香川県以外で食べたうどんを、生まれてはじめて美味いと感じたお店でした。
麦切や 甚六 お店情報
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当ブログでの紹介記事:『うどん手帖 死ぬまでに一度は食べたい!! 全国の名店50+α』【うどんネタ】うどん県以外にも美味いうどんはあったんだ! – まいぷら