こんにちは、なおさん(@ichiryuu)です。
妻が滝好きで、ならば日本の滝100選に行ってみようといことになり、最初ということでうちから一番近い日本の滝100選、徳島県の大釜の滝に行ったときの旅ログをお届けします。
初めてということで、情報収集不足だった点はありますが、これがなかなか大変な旅となりました。
いやぁ、滝をなめてたらあかんわ。
なお、このときの模様を動画にまとめていますので、こちらもご覧ください。
大釜の滝(日本の滝100選)【旅ログ】酷道を走った先にあったのは、雨で増水した泥水と濁流の滝でした
酷道193号線
我が家から大釜の滝までは、 片道95.6km、2時間17分。
それほど大した距離ではありません。
が、問題は国道193号線。
マップ上でもわかるように山間部をくねくね走る山道でございます。
そして、国道ならぬ”酷道”と揶揄されることを以前から知っていました。
で、実際に走ってみると、酷道といわれていても、そこは国道。
「腐っても鯛」みたいなもので、確かに細い道ですが、見通しの悪い場所には必ずカーブミラーが設置されているし、待避所も多いし、かなり走りやすかったです。
やっぱり国道だわ。
個人的には天空の鳥居こと高屋神社に行く道のほうがよっぽど怖い。
高屋神社に関しては、 こちらの旅ログをどうぞ
でも、油断は禁物。
途中、明らかに最近崩れて、「とりあえず応急処置しときました!」的な箇所を何箇所か通過しました。
特にこの日はかなり雨が降っていて、道が川になっている箇所もあり、結構怖かったです。
大釜の滝
そんな国道193号線をちまちまと走ってやっと到着。
家を出てから2時間半が経過していました。
とにかく何もない場所で、あるのはちょっとした展望所とこの看板だけ。
トイレも自販機もありません。
大釜の滝は国道から見ることができます。
これが国道から見た大釜の滝。
この日は雨の影響で、泥水で濁っている上に、増水していました。
この水の色では「美しい」とは言えないですよね。
国道からでも十分に見ることができますが、もっと近くに行きたい方はこの急な階段を降りていくと滝壺近くまでいけます。
が、この階段もすごく急な上に砂利が浮いていて、しかも僕が入ったときは雨で濡れていたので滑って怖い。
片手に傘をさし、片手にカメラを持っている僕は、ものすごく慎重に降りていきました。
階段を降りる途中で見た大釜の滝
紅葉が色づいたら綺麗だろうな。
滝壺近くに到着。
本来はもっと近づけるようですが、この日は増水していてこれが限界。
この滝壺がまん丸くて大きな釜に見えるので大鎌の滝と言うそうな。
滝の落差は約20mなのでそれほど高くはありませんが、滝壺の水深は15mもあるそうです。
真夏には地元の子供が泳いだりするそうですが、この日はご覧の通り身の危険を感じるような濁流。
早々に退散しました。
所在地:徳島県那賀郡那賀町沢谷
駐車場:なし(国道沿い、トンネル近くに数台分の駐車スペース有り)
設備:トイレ、売店、自販機などなにもありません。飲み物や食べ物は持参するしかありません。
素掘りトンネル
大釜の滝を見るときに車を止めたのがこのトンネル出口のすぐ脇。
これ素掘りのトンネルで、トンネル内は岩がむき出し。
照明もないので、昼間でもかなりの恐怖感があります。
夜だったら絶対無理だわ。
大轟の滝
大釜の滝から比較的近くに 大轟の滝というのがありますので、こちらも観に行ってみてください。
この滝は日本の滝100選ではないのですが、国道沿いから見ることができます。
本来は、3段に分かれて流れ下る繊細な美しさの段瀑とのことですが、増水して激流&濁流でした。
193号線沿いの小さな滝たち
あと、193号線沿いには小さな滝がいくつかありました。
清らかな水らしい・・・
こんな山の中で出会いがあるんだろうか・・・
まぁ、正直言って、滝なのか雨水が流れているただの水路なのか微妙なところではありますが、ダラダラと山道が続くなかで一服の清涼剤となるとおもいます。
僕が行ったときは残念ながら清涼剤ではなく泥水だし、山崩れしないかという恐怖感しかありませんでしたが。
道の駅 藍ランドうだつ
あと、帰り道で立ち寄った道の駅がちょっとした観光スポットになっていておすすめ。
(ここまで帰ってきたら急に天気がよくなった)
昔の町並みが保存されているのですが、倉敷程観光地化してなくて落ち着いた佇まい。
徳島県は藍染の藍の栽培が特産で、ここでも藍染製品がいろいろ販売されていました。
大釜の滝【旅ログ】日本の滝100選:まとめ
ということで、日本の滝100選の一つである大釜の滝に行ってきた記録でした。
本当に何もない場所なので、食べ物と飲み物は絶対持っていったほうがいいです。
あっ、それとガソリンは満タンで。
また、意外と走りやすかったとはいえ、193号線はかなり気を使って走らなければならない道であることは間違いないです。
細い道が続くので大きな車は特に要注意。
あと、滝は雨の日に行くもんじゃないなぁというのが今回得た大きな教訓でした(笑)。