
こんにちは、なおさん(@ichiryuu)です。
妻がきっかけで始めた日本の滝100選巡り、今回が3回目となります。
訪れたのは徳島県の轟九十九滝。
この「轟九十九滝」というのは、一つの滝単体の名前ではなくて、メインの本滝(轟滝)とその周囲に点在する滝の総称とのこと。
四国の東南部にあり、高速が通ってないため、かなり行きにくい滝ですが、
なお、このときの模様をYou Tubeにアップしましたのでこちらも御覧ください。

轟九十九滝(日本の滝100選)【旅ログ】片道4時間走ってたどり着いたのは神秘的なパワースポット
酷道193号線を避けて、四国の東側をぐるり
私の住む丸亀市から轟九十九滝に行くには、いくつかルートがありますが、地図上で最短距離に見えるのは国道193号線をひた走るというもの。
実際約150kmと最短距離ではありますが、大釜の滝を訪れた気にこりたあの”酷道”をまた走るのはもう勘弁。

距離的には約200kmになりますが、四国の東側をぐるりと廻るコースを選びました。
表示されている所要時間も短いですから。
この選択は正解で、途中何度か休憩を取りながら走ったので4時間かかりましたが、ほとんどが2車線の快適な道。
1車線の狭い道はコース全体から見ると目的地近くのごく一部だけですみました。
駐車場と売店があります

停められる台数は少ないものの、駐車場(無料)もちゃんとありました。

また、売店もあって、ここにトイレもあります。
本瀧神社と本滝(轟滝)

まずは本滝(轟滝)に向かいます。

先述したように、「轟九十九滝」とは、本滝(轟滝)と周囲に点在する滝の総称。
本滝から最上部の鍋割りの滝までは、約1500mの遊歩道となっています。
コースタイムは片道約1時間。
距離と順番は以下の通り。
主要な滝は本滝を含めて10本となります。
本滝
↓145m
二重の滝
↓285m
不動の滝
↓185m
横見の滝
↓112m
舟形滝
↓50m
丸渕滝
↓55m
鳥返しの滝
↓100m
大烏小烏(おおがらすこがらす)滝
↓150m
三十三才(みそさざい)滝
↓445m
鍋割りの滝
赤い欄干の橋を渡ってスタート。

▲橋の上からの眺め。
下流側。

▲上流側。
残念ながら紅葉には少し早かったようです。

▲案内板があります。
が、ご覧の通りだいぶくすんでいていよく見えない。
でもないよりマシなので、遊歩道に行く前に写メっておきましょう。

▲石段を上り

▲龍神様にお参りをして

▲どんどん奥に進んでいくと

▲轟本滝神社の鳥居があります。
しかし、この場所からは御神体である滝は見えません。

▲右側の断崖をまいて、さらに奥に進んで いくとようやく滝が見えてきます。
左手の細い滝ではありません。
本滝

▲一番奥まったところに、本滝があります。
その名の通り、水の落ちる音が轟き、飛沫がキラキラ光るなんとも神秘的な世界。

▲落差58m(徳島県一)。
青く澄んだ滝壺。
お祭りの時は、ここにお神輿が入るのだとか。
神域らしい清廉な空気を漂わせる滝でした。

▲滝壺から流れ出す清流。
二重の滝

▲さて、本滝をあとにして、片道1500mの滝巡りに出発。
いきなり階段をものすごく急登します。
これがむちゃくちゃキツイ! ここで心折れないでください。
この階段を登りきるとまず見えてくるのが「二重の滝」

▲落差6m。

▲この写真の右下すぐが本滝の滝口となっているそうです。

▲これは遊歩道脇にあった無名の滝。

▲なかなかワイルド。
横見滝

▲横見滝。
落差15m。

▲滝壺のエメラルドグリーンが綺麗。
船形滝

▲舟形滝。
落差12m。
左右の断崖がギュッと狭まっていて、滝壺はかなり深そう。
奥に見えるのが丸渕滝。

▲写真を撮る滝好き。
丸渕滝

▲丸渕滝。
落差15m。
この滝の滝口からは遊歩道ではなく河原を歩いて登って次の滝へ。
鳥返滝

▲ぽっかりと広い空間があり、鳥返しの滝の滝壺が広がっています。
滝を眺めながらお茶を飲んだりお弁当を食べるならここがベスト!
大烏小烏滝と三十三才滝は見つからず
さて、鳥返の滝のあとなのですが、鍋割の滝までの約700mの間に「大烏小烏滝」と「三十三才滝」の2本の滝があったはずなのですが、どこにあるのかわかりませんでした。

鳥返の滝までは、滝名を書いた看板もあり、道もちゃんとしていましたが、このあとは明らかに道も狭く、遊歩道自体が川の流れから離れていきました。
鍋割神社

▲そして、滝がないなぁ、ないなぁと思いながら歩いているうちに、最終地点の鍋割神社に到着してしまいました。
遊歩道はさらに続いていましたが、「これより先に滝はありません」と書かれた看板が。
神社でお参りして引き返しました。
鍋割り滝

▲鍋割神社付近から見た鍋割の滝。

▲下に降りていく道らしきものはありましたが、本当に「道らしきもの」といった雰囲気で、危険そうなので降りては行きませんでした。
轟九十九滝(日本の滝百選)【旅ログ】:まとめ
ということで、日本の滝100選の3つ目、徳島県の轟九十九滝に行ってきた記録でした。
まず、とにかく遠い。
徳島市からは高速道路が通ってなく、一般道をひたすら走ります。
結局この日は往復8時間運転しました。
また、かなりの秘境であるものの、駐車場や売店などもあって、意外と設備が整っている印象でしたが、遊歩道の案内板はかなり古く、一部は朽ちていたりしました。
さらに道自体も登山道並みで、この日スニーカーで行った僕はかなり後悔。
少なくとも軽めのトレッキングシューズを履くことをオススメします。
特に、鳥返の滝以後は完全に山道ですし、片道1500mの遊歩道は実際に歩いてみるとかなりの距離に感じます。
くれぐれもなめてかからないように。
ハイキング感覚で行くと、かなりきついですよ。
ですが、行く価値はありますね。
特にメインである本滝(轟滝)は、他の滝とは違った神秘な佇まいで、パワースポット的なエネルギーをひしひしと感じました。
ぜひ、体験してみてください。
撮影機材
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