AirPodsを使い始めて1ヶ月以上経ちました。
その間、いろいろな状況で使い倒してみてわかったことを記しておきたいと思います。
1ヶ月以上使用してのレビューです。
これから購入を検討している方の参考にしていただければ幸いです。
AirPodsを1ヶ月使ってわかったこと
ワイヤーレスの開放感は想像以上に爽快
また、作業するときには胸の前、手元近くにワイヤーがあるとすごく邪魔になったものです。
使いはじめてまずわかったのが、そういった鬱陶しさから 完全に開放してくれたということ。
そしてこの開放感が想像以上に爽快なのです。
音質は十分、外部の音も適度に聞こえる
確かに小さいイヤホン特有の”軽い音”だとは感じます。
しかし、僕は大音量で音楽をガンガン聞くタイプではないし、オーディオマニアのような高品質な音へのこだわりもない。
どちらかというと小さめな適度な音量で公共交通機関での移動中や、ランニング中、なにか作業しているときにBGMとして聴くことがメインです。
それに、聞いているコンテンツは音楽よりポッドキャストのほうが時間的には長いというユーザー。
そういう僕にはAirPodsの音質は十分満足できるレベルだし、適度に外部の音が聞こえるのもランニング時にも使っている僕にとってはかえってありがたい。
ただし、遮音性がほとんどないので、非常に騒々しいところでは聞きづらい(掃除機かけながらではほとんど聞こえない)という欠点を併せ持つのは仕方ないですが・・・。
ともかく、日常生活で使うぶんには必要にして十分過ぎる音質だと思います。
よほどのマニアでない限り音質への不満はないでしょう。
意外にも音声入力マイクとして秀逸
もっと正確に言うと、音声入力のためのマイクとしてすごく性能がいいということ。
僕はブログの下書きのとき音声入力をよく使います。
特に書評記事の本の抜書部分はiPhoneでライブドアブログのエディターアプリを立ち上げ、iPhoneに向かって本を朗読するようにして入力します。
iPhoneは3つの内蔵マイクを駆使してノイズキャンセリングすることで音声通話を高品質に保っています。
そのため、音声入力もiPadやiMacよりも格段に正確に僕の声を拾ってくれます。
なんせ、”電話機”ですからね、Appleのデバイスの中では一番音声入力に適しているのです。
ところがAirPodsのマイクを通してみると、iPadでも、iMacでもかなり正確に音声入力ができるようになりました。
これはAirPodsの左右2つのマイクが左右別々に拾った音声をしっかりフィルターしてノイズを取り除き、クリアな音声データを送っているから。
この1ヶ月使ってきて、一番皆さんにお伝えしたいAirPodsの隠れた魅力は、この音声入力マイクとしての性能の高さだと声を大にしてお伝えしたいと思います。
ただし、AirPodsのマイクの秀逸さはあくまで音声入力に対してのみ。
片耳でも使える
というのも、実は僕は右耳の聴力がまったくないからです。
だから、もしAirPodsが左右バラ売りしていたら、一個1万円くらいしたとしても高いなと感じつつも即購入したと思います。
ですが、聞こえるのは左耳だけなのに、必ず左右セットで消費税込み約18000円もするイヤホンを購入しようという気はすぐには起こりませんでした。
また、AirPodsが片方単独で使用できるかどうかもいろいろブログや紹介記事を探して読んでみましたがこれについて触れている記事をなかなか見つけることができませんでした。
で、結局発売からある程度経って、どこかの記事で「片方だけでも使える」ことを知ってから注文したので”6週間待ち”となってしまったのです(現在も6週間待ちが続いているようですね)。
まぁ、結果として上記したように僕は音声入力時には両方のイヤホンを使っているわけですが、それ以外の時は左側だけで使っています。
割高感は拭い去れませんが、買って後悔はしませんよ。
耳から外したら即ケースに収納、この習慣付け大事
これには、2つ理由があります。
1つは紛失防止。
AirPodsって本当に小さい。
だから外してちょっと机の上に転がしているだけでも書類の中に紛れたら最後、探し回ることになります。
これ、実際一回経験してしまいました(恥)。
また、ペットにも要注意ですよ、特に猫を飼っている方。
AirPods単体だと咥えてどこかへ持っていけます。
猫は机の上にも上がってきますから油断できません。
ケースに入れておけば多少なりとも安全かな。
絶対ではありませんが。
というのも、うちは犬ですがラブラドール・レトリバーがいます。
こいつがこたつの上にケースを置いていたとき咥えてどこかへ持っていこうとしました。
初めて見るものに回収犬の本能がさわいだのでしょう。
中型犬以上だとケースごとくわえて持っていけますから、置き場に気をつけないと。
そして、一番気をつけなければならないのは小さいお子さんがいる場合でしょう。
AirPodsは十分誤飲できる大きさですからね。
かりに誤飲しなかったとしても口に入れてよだれだらけになったら、間違いなく故障するでしょうし。
ともかくお子さんの手の届かない場所で管理しないといけません。
2つ目の理由はバッテリー充電の問題。
いちどケースに入れずに一晩机の上に置きっ放しにしたことがあります。
で、次の日の朝、ランニングに行くのにAirPodsを使おうとしたらこんなことになっていました。
バッテリー持ちのいいAirPodsですが、さすがに一晩置きっ放しにしていると、常にBluetooth相手を探しているからでしょう、電力を消費してバッテリーが空になってしまいます。
使いたいときにすぐ使えないということになってしまうので、充電という観点からも使わない時は即ケースに収納することを徹底しましょう。
Siriを使っての操作は慣れが必要、それに人前だとかなり恥ずかしい
・iPhone本体の画面やボタンで操作する方法。
・AirPodsでSiriを呼び出して操作する方法。
この2つしかありません。
また、ランニング中の息が上がっているときも声で操作するのってしんどい時があります。
手袋をしていても操作できるのが便利
冬の長い雪国の人には特に便利そう。
ただ、白い筐体だけに雪の中に落としたら大変でしょうが。
落ちるか落ちないかはあなたの耳次第
それで、風邪の強い日はワイヤーが風を受けて右耳だけ抜け落ちます。
ですが、AirPodsはクック船長のいうように右耳に”落ち着き”ます。
しかし、EarPodsがまったく耳に合わないという方には、ワイヤーがあろうがなかろうが関係なく落ちます。
ちょうど職場にEarPodsがまったく合わないという人がいたので、AirPodsをつけてみてもらったのですが、じっとしていも見事に落ちました。
なので、僕ははっきり言います。
「EarPodsが合わない人は別のBluetoothイヤホンを検討した方がいい」と。
まとめと今後の期待
さて、最後にまとめですが、総合的に観てこのAirPodsは「さすがApple!」の一言。
非常によくできていると思います。
「イヤホンに18000円かよ、ないわー」という声はよく聞きますが、使ってみれば価格のことはすぐに忘れると思います。
ただし、人を選ぶというか耳を選ぶイヤホンであることは認めざるを得ません。
EarPodsが耳に合わないという方は購入には慎重になったほうがいいでしょう。
できれば実機を装着してみることをオススメしますが、現状ではちょっと難しいかな。
田舎だからでしょうけど、AirPodsをつけている人をまだ一人も見かけていません。
あと、今後Appleに期待する改良点ですが、ぜひ実装してほしいのが上記したジェスチャーによる操作。 日本ではまだまだBluetoothマイクで通話するのも恥ずかしい状態ですから。
音声以外の操作方法を拡充してほしいですね。
それから、iPhone8で実装される噂が出ている非接触充電。
これをぜひAirPodsにも取り入れて欲しい。
ケースに入れるんじゃなくて、iPhoneにくっつけておいているだけで充電できるようになったら便利ですよね。
ついでにいうと、iPhone本体にAirPodsを挿す場所を作って欲しい。
やっぱりiPhoneとAirPodsはセットですから。
そして最後にカラーバリエーション。
これについては時間の問題かな。
というこで、色々書き連ねましたがいかがだったでしょうか。
みなさんのAirPods購入の判断材料となれば幸いです。