【詳細解説】Atem Mini と OBS Studio を使ってYouTubeライブ配信ができるまで

【詳細解説】Atem Mini と OBS Studio を使ってYouTubeライブ配信ができるまで

この記事の内容
この記事ではATEM Miniと配信ソフトOBSを使ってYouTubeライブ配信を行うまでの設定方法を紹介します。

こんにちは、なおさん(@ichiryuu)です。
2020年4月からiPhone11Proで「Wirecast Go」というアプリを使ってYouTubeライブ配信をしてきました。

ある意味、ボタン一つ押すだけで配信が始まる超お気軽な方法と言えますが、もう少し本格的な配信をやってみたいといこうとで、「ATEM Mini」を購入。

これが非常に優秀なデバイスで、僕のような素人のオッサンでも届いた翌日にはテスト配信までこぎ着けました。

今回のこの記事では、ATEM MiniとOBSを使ってYouTubeライブを配信する方法を紹介します。
僕のように未経験者でもすぐにできるので、同じく経験はないけどYouTubeライブをしてみたいという方は参考にしていただけたらと思います。

今回の記事の後半の内容は動画でも紹介しています。
こちらもご覧ください。

なお、テスト配信の様子はこちらからご覧ください。

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ATEM Mini をセットアップしよう

ATEM Miniのセットアップ

ATEM Mini上面スイッチ類

▲ますはATEM Miniをセットアップしていきましょう。
ボタンが多く、複雑なデバイスに見えますが、実は非常にシンプル。
すぐに配線できます。

ATEM Mini背面コネクタ類

▲コネクタ類は全て背面にあって、

ATEM Mini背面コネクタ類

▲左端の「POWER」に電源コードを繋ぎ、次に「WEBCAM OUT」にUSB-CでPCにつなぎましょう。
これで電源と出力は完了。

ATEM Mini背面コネクタ類

▲あとはHDMI入力1〜4、MIC1〜2にカメラやマイクを繋いでいきます。

注意
ATEM MiniがHDMI入力で認識するのは、基本的にHDMI出力のできるカメラだと思ってください。iPhoneやiPadはライトニングからHDMIに変換するアダプターを介して入力できます。
ATEM Mini背面コネクタ類と配線

▲僕のテスト配信のための最初のセットアップはこんな感じ。
右から
MIC1=マイク
HDMI=iPhone11Pro
HDMI2=GoProHERO6 Black
HDNI3=MacBook Airの画面キャプチャ

ATEM Mini

▲さて、これで電源を入れるとATEM Mini側の準備は完了です。
簡単でしょ。

ATEM Miniに関しては、こちらのレビュー記事および動画も参考にしてください。

Blackmagic Design ATEM Mini【レビュー】素人でもすぐに使える革命的配信機材、ZOOM会議でも活躍しそう

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ATEM Miniのソフトウェアをダウンロード

次にATEM Mini を操作するためのソフトウェアをダウンロードします。
とりあえず、ソフトウェアがなくても配信はできるので、とにかく配信テストが早くしたいという方は後日でも構いません。

ですが、細かな設定をしなければならない場合、ソフトウェアからのコントロールが必要となるのでダウンロードしておくことをお勧めします。

Blackmagicdesignサポートページ

Blackmagicdesign社のWebサイトのサポートページ
「ATEMスイッチャー8.2.3アップデート」(2020年6月11日現在のバージョン)からお使いのPCのOSにあったもののダウンロードボタンをクリック

Blackmagicdesignサポートページ「ATEMスイッチャー8.2.3アップデート」

▲商品登録のページが出ますが、お急ぎの方は左下に「ダウンロードのみ」というのがあるので、ここをクリックしてください。

Blackmagicdesignサポートページ「ATEMスイッチャー8.2.3アップデート」

▲「ありがとうございました」でダウンロードの準備完了です。

Blackmagicdesignサポートページ「ATEMスイッチャー8.2.3アップデート」

▲解凍したフォルダにはマニュアルも入っています。
「Install ATEM v8.2.3」をクリックしてインストール開始

Blackmagicdesignサポートページ「ATEMスイッチャー8.2.3アップデート」

▲あとは指示に従って進んでください。

Blackmagicdesignサポートページ「ATEMスイッチャー8.2.3アップデート」

▲インストールはこれで完了です。

ATEM ソフトウェアコントロールの起動

ATEM ソフトウェアコントロール

ATEM Mini を立ち上げます。

ATEM ソフトウェアコントロール

ATEM MiniがすでにPCに接続されていれば、このような画面が登場します。

OBS をセットアップしよう

OBS のダウンロード

次に配信ソフトの準備です。
配信ソフトはいろいろありますが、今回はメジャーなOBSを使います。

配信ソフトのOBSをダウンロード

▲まず、配信ソフトのOBSをダウンロードします。

公式サイトにアクセスして、自分の使っているPCのOSに合ったものをダウンロードします。
僕の場合はiMacなので「macOS 10.13+」をクリック。

配信ソフトのOBSをダウンロード

▲ダウンロードしたファイルをダブルクリックし

配信ソフトのOBSをダウンロード

▲OBSのアイコンを右のファイルにドロップ

配信ソフトのOBSをダウンロード

▲「開く」をクリック

配信ソフトのOBSをダウンロード

▲「自動構成ウィザード」は、とりあえず「いいえ」で、

配信ソフトのOBSをダウンロード

▲あとで「自動構成ウィザード」は実行できるので大丈夫です。

OBS

▲ということで、OBSのダウンロードは完了です。

OBSにATEM Miniを認識させる

ATEM Mini の映像を認識させる

次にOBSにATEM Mini を認識させます。
ATEM Mini をPCに接続した状態で、電源をONにしておきます。

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲OBSの画面の下の方、「ソース」の「+」をクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲「映像キャプチャデバイス」を選んでクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲すると上記のような画面が出るので

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲「新規作成」の欄に「映像キャプチャデバイス」があることを確認して「OK」をクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲上のような画面が現れるので、「デバイス」で「Blackmagic Design」を選んで「OK」をクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲この時、ATEM Miniにカメラから信号が入力されていれば、上のように映像が映ります。

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲メインの画面にもどると、「ソース」のところに、「映像キャプチャデバイス」と表示されます。

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲この段階では上のように映像が小さいままなので、映像の角のところをドロップして広げます。

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲これで映像の準備は完了です。

ATEM Mini の音声を認識させる

次にATEM Miniの音声をOBSに認識させるのですが、操作の流れは「映像キャプチャデバイス」のやり方と同じです。

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲「ソース」のことろで「+」をクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲「音声入力キャプチャ」をクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲上記の画面になるので

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲「新規作成」の欄に「音声入力キャプチャ」があることを確認して「OK」をクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲上のような画面が現れるので、「デバイス」で「Blackmagic Design」を選んで「OK」をクリック

OBSにATEM Miniを認識させる設定

▲すると、「ソース」の欄に「音声入力キャプチャ」が追加表示され、右隣の「マイク」の欄にも「音声入力キャプチャ」が追加されます。

これで、ATEM Mini とOBSが映像も音もつながりました。

YouTubeライブ配信

ストリームキー取得

次にYouTube側でエンコーダを準備し、ストリームキーを取得します。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲自分のYouTube Studio へアクセスし、「作成」→「ライブ配信を開始」をクリック

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲新しいエンコーダ配信のタイトルを決め、「エンコーダ配信を作成」をクリック。
(今回はテストなので、説明欄等は省きます)

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲すると上記のような配信画面になります。
YouTube側はこれで準備完了。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲画面中程の「ストリームキー」を「コピー」します。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲OBSにもどり、画面右下の「設定」をクリック

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲「設定」画面で「配信」タブを選び、「サービス」は「YouTube/youtube Gaming」を、「サーバー」は「Primary YouTube ingest server」を選択。
「ストリームキー」に先ほどコピーしたストリームキーをペーストします。
「OK」をクリック。

これで全て準備完了です。

YouTubeLive配信スタート

それ時は実際に配信テストをしてみましょう。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲iMacのモニターの左にOBSの画面、右にYouTubeの配信画面という配置にしています(これはお好みでどうぞ)。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲まず、OBSの右下、「配信開始」をクリックします。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲するとOBSの一番下の欄にLIVE配信を始めてからの時間と、送信のピットレートが出ます。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲OBSの「配信開始」をクリックすると、YouTubeの配信管理画面のプレビューに約30秒後に映像が映し出されます。
あとは、右上の青いボタン「ライブ配信を開始」をクリックすればLIVE配信が始まります。

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

▲ちなみに、上のような「従来の今すぐ配信」で設定し、ストリームキーを取得した場合、OBSの「配信開始」をクリックしただけでYouTubeLIVEが始まりますのでご注意ください。

Atem Mini と OBS Studio を使ってYouTubeライブ配信ができるまで : まとめ

Atem MiniとOBSを使ったYouTubeライブ配信設定

いかがだったでしょうか。

できるだけ詳しく説明するために、たくさん写真を使い、長文となりましたが、操作自体はとてもシンプルなので、誰でもこの記事の順番に実行していけばライブ配信を行うことができるはずです。

今後、必要に応じて細かい設定の改善をする必要はあるとおもいますが、とりあえずこの記事の方法で配信はできますので、是非チャレンジしてみてください。

YouTubeLiveを楽しみましょう。

なおさん
なおさん

僕でもすぐに配信できました。
ATEM MiniとOBSの組み合わせは超簡単です。

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3 COMMENTS

paku

こんばんは。ブログと動画を拝見させて頂きました。
私もATEMminiとOBSを使ってYouTubeでの配信をしたいと考えているのですが、
キャプチャーボードはなくてもATEMminiで映像は認識されるものなのでしょうか?
ATEMはPROではなくノーマルです。

お教え頂けましたら幸いです。

返信する
なおさん

コメントありがとうございます。
僕の環境下(iMacにつないでOBSで配信)ではキャプチャーボードやオーディオインターフェースなどは必要なく配信できております。
Win機の場合はわかりませんが、基本的にWEBカムとして認識されるので、大丈夫なのではないでしょうか。

返信する
paku

お返事ありがとうございます。
動画、とても分かりやすく参考にさせて頂いております。

これからも応援しております。

返信する

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