OSMO POCKET は小さい筐体に3軸ジンバルを備えて、だれでも手ブレしないヌルヌルした映像が撮れる画期的なカメラです。
しかしその最大の特徴であるジンバルのモードを理解していないと、撮りたい対象にカメラが向いてくれない最悪のカメラとなってしまいます。
今回はOSMO POCKET の3つのジンバルのモードを解説するのでOSMO POCKET を初めて使うという方は撮影前にぜひ読んでおいてください。
3軸ジンバルの3軸ってなに?
ジンバルのモードを説明する前に、まずはジンバルの3つの軸について説明しておきます。
これが理解しておいてもらわないと、後の説明がしにくいからです。
といってもご心配なく、3つの用語を理解するだけです。
① パン軸
パン軸というのは左右横方向の回転軸です。
テレビなんかでも「カメラがパンする」とか言いますよね。
② チルト軸
チルト軸は上下方向の回転軸です。
この軸の制御で歩いたり走ったりしたときの上下の手ブレを抑えてくれます。
③ ロール軸
ロール軸は傾きに対する軸ですね。
この軸が制御することでカメラを水平に保ちます。
DJI OSMO POCKET 3種類のジンバルモード
OSMO POCKET のジンバルモードには主に
・固定モード
・フォローモード
・FPVモード
の3種類があります。
それぞれ説明していきます。
固定モード(3軸のうちパン軸だけ解放)
”固定”モードと言う名前ですが、完全固定ではないところがややこしいネーミングです。
3軸のうちパン軸だけが解放されている状態です。
左右にはカメラを向ければその方向に向きますが、上下にはカメラを向けても向きません。
いちばんジンバルが効いているモードですから、歩きながらの撮影に向いています。
※3軸とも固定した完全固定モードはDJI純正のコントローラーを装着するとできます
フォローモード(3軸のうちパン軸とチルト軸が解放、水平は保つ)
3軸のうち、パン軸とチルト軸の2つが解放され、ロール軸だけジンバルが効いている状態です。
つまり、画面は水平が保たれたまま、上下左右撮りたい方向にカメラを向けることができます。
おそらく撮影で一番良く使うのではないでしょうか。
ただ、手ぶれ補正はそれなりに効いていますが、固定モード程ではないです。
このモードで歩きながら撮影すると、かなり画面が上下動します。
FPVモード(3軸とも解放、ジンバルが効いていない)
3軸すべてが解放されたモードです。
普通のカメラのように、向けたい方向に向き、斜めにもなります。
いちばん撮影方向が自由になるモードですが、ジンバル効果がないわけですから当然手ブレはします。
3種類のジンバルモードき切替方法
ジンバルモードの切替は簡単。
以上、DJI OSMO POCKET の3つのジンバルモードと切替方法を解説してきました。
小さなボディに高性能なジンバルが着いていることが OSMO POCKET の一番の特徴。
3つのモードの特性をしっかり理解して、ジンバルモードを活かした撮影をしてください。
あと、ジンバルを利用した独特のモードである「アクティブトラッキングモード」や「フェイストラッキングモード」そして、「モーションタイムラプス」などなど、OSMO POCKET ならではの撮影モードがありますが、それはまた別の機会に解説したいと思います。
OSMO POCKET を初めて使うという方は、この記事と、以前に書いた以下の2つの記事を読めば、とりあえず撮影ができると思います。
ぜひ参考にしてください。
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