またまた雑誌紹介で申し訳ございません。
が、「PRESIDENTさんがITネタ?」という意外性と、「けっこう使えるネタ盛りだくさんやん!」というお得感(?)からこれは記事にせねばと。
もちろん例によってワタクシの個人的なメモも兼ねているのでありますが・・・(笑)
【特集の項目】
激変!ウェブ時代!これだけ知っていれば困らない 「IT・ネット、ケータイ」丸わかり講座
★「仕事の電脳道具大進化」図鑑 30分スピード解説AtoZ
[1] パソコンの時代(1969~97年) ポストペット、ネットスケープ……
[2] ネットワークの時代(98~2006年) iモード、iPod、セカンドライフ……
[3] クラウドの時代(07~1X年) キンドル、LTE、カラー電子ペーパー★特別インタビュー:日米の論客が、次世代IT社会の歩き方、教えます
◇C・アンダーソン:『FREE』著者が語る「10年後の仕事、経済」
◇茂木健一郎:ビジネスマンよ、「電子書籍端末」で次世代脳を磨け★最新「11大ツール」成果10倍の活用法教えます
◇ツイッター 資金ゼロでお客がお客を呼ぶPR大作戦 ▼東急ハンズ
◇iPhone 午前の仕事が出勤前に片付く「超速」仕事術 ▼PwC
◇キンドル お金が取れる最新情報を誰より早く ▼セールスフォース
◇グーグル 勤務場所・時間がバラバラになっても社員の心は一つ ▼ユニ・チャーム
◇ドロップボックス 顧客の「足跡」を売り上げアップにつなげる裏技 ▼TOTO
◇ユーストリーム 開店情報の生中継で新規店に200人の大行列 ▼ユニクロ
◇リンクナレッジ 「名刺は共有せよ」組織プレーで情報戦に勝つ ▼三井物産
◇エバーノート 気づいたことは何でも撮影→回覧で顧客満足度アップ ▼パーク24
◇iPad 情報力、プレゼン力アップ……軽量680gの三大パワー
◇Office2010 ワード、エクセルをいつでもどこでも閲覧・編集
◇日経新聞電子版 プラス1000円で、検索・切り抜き・保存自由自在★ケータイ100円仕事術 手ぶら営業、指先副業、どこでも会議
★ライバルに差!「知的増産のツイッター+α」ベスト50
◇侮れない140字の「政治力」(東国原英夫)
◇「ザッピング検索」から未来が見える(田坂広志)
◇「定時に帰る」IT最大活用法(小室淑恵)
◇公式HPから極秘情報を読むワザ(鎌田 靖)
◇ツイッターで「偶然の出会い」を味わう(吉田正樹)★本・電話無料、宿泊8割オフ……「9大兵器」を使い倒す
◇スカイプ 国内・海外の電話代がフリー、5分でスタート可能
◇ピカサ 強力な「顔判別機能」でアルバム整理を自動化
◇ミクシィアプリ ゲームで遊びながら人脈をさらに広く、深くする
◇YouTube カテゴリ登録で仕事・趣味に応じた動画を自動で推薦
◇オーディオブック 読書の時間がない人のための「ながら読書」
◇yoyaQ.com、試食会.jp 無料、80%オフ!リッチな節約ライフ
◇Toodledo、マインドマイスター アイデアが出すぎて困る! 思考補助ツール★「仕事・職場で恥をかかない」キーワード&用語集
【気になる記事・ツールなどなど】
★「仕事の電脳道具大進化」図鑑 30分スピード解説AtoZ
「どんな分野でも、その分野の歴史を学ぶことは、その分野の理解を深めることにつながる」(by 高校時代の恩師)
ということで、 「パソコンの時代」(1969~97年)、「ネットワークの時代」(98~2006年)、「クラウドの時代」(07~1X年)の3つの時代にわけて6ページにわたり「電脳道具」の歴史を解説してくれています。
もうワタクシの世代には「懐かしい!」のひとこと。
ポケベルが流行った頃は、公衆電話で会話せずに黙々とボタンを押す女子高生をよく見かけましたっけ。
「♬ポケベルが鳴らなくて~」なんて歌もあったなぁ。
★特別インタビュー:日米の論客が、次世代IT社会の歩き方、教えます
◇C・アンダーソン:『FREE』著者が語る「10年後の仕事、経済」
ご存じ、大ヒットした
の著者、クリス・アンダーソンさんのインタビュー。
気になった部分を抜粋
今後10年の主舞台はデジタル経済ではなく、製造業を中心とした従来型の産業セクターになるとみている。ウェブ上に登場したイノベーションモデルが従来型の産業にも応用され、劇的な変化を引き起こす。わたしはこれを「新産業革命」と呼んでおり、次回作のテーマにする予定だ。
過去10年は「若者三人とパソコンさえあればインターネット企業を創業できる」時代だった。今後10年は「若者三人とパソコンさえあれば製造会社を創業できる」時代になる。製造業の“民主化”といえよう。
なるほど、次に来るのは製造業ですか。
◇茂木健一郎:ビジネスマンよ、「電子書籍端末」で次世代脳を磨け
もじゃもじゃ頭の脳科学者、茂木先生のインタビュー。
全体的に“キンドル絶賛”記事ですが、その熱く語る中でかなり気になる部分があったので抜粋。
かつて栄華を誇った「ものづくり大国ニッポン」の抱える現在の病の原因は、すでに世界にとっての「ものづくり」が、ハードではなくシステムづくりに移行しているということです。
ガラパゴス化した過剰機能を誇るのではなく、グローバルなユーザーが本当に必要としているシステムを、他国に先駆けて構築するにはどうしたらいいのか。それこそ国をあげて考えなくては生き残れない時代なのです。何かにつけ「ここは日本だから」というような人は、さっさと社会から退場してほしいと思う。
要するに、社会システムの多くが既に賞味期限切れを迎えているのです。外から見たら「そりゃ、伸びないよな」というのが一目でわかるようなマインドセットになっている。たとえば、若者の格差を拡大させた元凶の一つである、企業の「新卒一括採用」などはもはや人権問題ですし、キンドルのような電子デバイス出現に対する日本の出版業界の遅々とした対応にも疑問を感じます。
なかなか厳しい意見が述べられています。
「ここは日本だから」とか「パソコンにがてやねん」という人って、うちの職場では50代の人が多いような・・・。
それってPRESIDENTの読者年齢層では?と思ったのはワタクシだけでしょうか。
★最新「11大ツール」成果10倍の活用法教えます
11のツールとその活用法が紹介されているコーナーですが、やはりワタクシが気になったのはキンドルとiPadですね~。
◇キンドル お金が取れる最新情報を誰より早く ▼セールスフォース
セールスフォース・ドットコムの安田雅美さんが、キンドル使用の感想やメリットについて語ってくれています。
実際にビジネスに役立ててらっしゃるかたの言葉ですから、「なるほどこういう使い方ができるのか、メリットがあるのか」と説得力大いにあり!
専門分野のミーティングは米国のチームと英語で行う。必要な英語の専門書を彼らと同時に気にダウンロードして読むことができるので、同じ情報を共有して議論をすすめることができます。日本語訳を待っていたのではとても間に合いません。
専門書でどのような表現を使って説明しているのかを確かめたいときには検索機能で調べます。また、読書中に英英辞典で調べた単語をためておくクリップ機能があるので、必要な時に、それらを再度抽出して復讐することもできる
専門書を読む用途ではカラー表示は必要ありません。それよりも電子ペーパーの、目が疲れにくいというメリットの方が私には重要です。
こう書かれるとキンドルもいいかなと。
特に英語の勉強に使えそうですね。
◇iPad 情報力、プレゼン力アップ……軽量680gの三大パワー
いよいよ今月末の発売が近づいてきたiPad(←確証はありませんが)。
このコーナーではジャーナリストの西田宗千佳さんがiPadについて語ってらっしゃいますが、西田さんのiPad観にワタクシ非常に共感。
その部分を抜粋。
iPhoneのディスプレーのサイズが9.7㌅に大きくなり、バッテリーの容量が5倍近く増えた「だけ」の製品。<中略>だが実際には、「大きくなったiPhone」であることが、iPad最大の価値であり、魅力である。<中略>iPhoneとiPadの違いも、サイズ=用途という形で規定されているのだ。
iPhoneは電話としては使いやすいサイズだが、それ以外のことには小さすぎて意外と使いづらい。パソコンを「自然公園」とすれば、iPadは「ディズニーランド」のようなものだ。どちらも楽しむ場所には違いない。同じような体験もできるが、後者の方が多くの人にとっては楽しいかもしれない。事故に遭う可能性は自然公園の方が大きいだろう。
しかし、本当の意味で自由に遊べるのは前者である。後者は「特定の企業が規定した形」でしか使えない。「自分が思うことを、自分が思う通りに効率よく」作業するなら、パソコンのほうが自由度も可能性も高い。管理されたテーマパークであっても、中にいろんなアトラクションや売店があれば、自由度を云々する人も減っていく。
そうなんですよ、iPhoneはワタクシのしたいことにとってサイズが小さいことがネックなんです。
実はワタクシが2008年の夏、iPhone3G発売すぐに飛びついたメインの目的は以下の2つのことでした。
①PDF化した書籍や資料を持ち歩き、いつでも読めること。
②いつでもどこでもブログの記事の下書きができること。
で、実際に使ってみると、上記2つをするにはあまりにも「画面が小さすぎる!」のです。
これって、たとえOSがバージョンアップされようとも、iPhone4が出て機種変更しても解消されない問題なんですよね。
もともとワタクシ、ケータイは緊急連絡用で通話もメールも普段あまり使わない。
ですから現在、iPhoneもモバイル端末的な使いかたがほとんどで、ケータイの機能はあまり使っていません。
ですから、もしiPadを購入したら、iPhoneは解約して普通のケータイに戻ろうかとも考えております。
ガラパゴスだ何だといわれても、やはり日本国内では日本のケータイのほうが使い勝手いいですからね
もっとも、iPadの通信料にもよりますし、iPhone4をもし見たら、やっぱり欲しくなるんですけどね(笑)。
【感想など】
数あるビジネス雑誌の中で、PRESIDENTというと、「読者年齢層が高い」「経営者が読んでいる」イメージがワタクシにはあったのですが、そんなPRESIDENTさんも「IT・ネット、ケータイ」の特集を組むというのは時代の流れを感じさせますねぇ。
とはいえ、そこはさすがPRESIDENTさん。
「仕事の電脳道具大進化」図鑑 からはじまり、「仕事・職場で恥をかかない」キーワード&用語集 でしめるあたり、デジモノが苦手な世代にもそつなく特集を組まれていて好感が持てました。
ですから若い世代でも、「最新機器はどうも苦手で」という方には入門書的に読めるのではないかと。
さて、今回読ませていただいてワタクシ個人的に気になったのは、やはりキンドルとiPadに関する記事。
これまでワタクシ的には「どちらを買う?」と訊かれれば、迷わずiPadと答えていました。
iPadならこれまでに個人的にPDF化した書籍を読むことができるし、ブログの下書きもできる。
それに、アプリを入れればキンドル用の書籍も読めるので、キンドルは必要ないと思ってました。
しかし、今回の特集を読んで「キンドルはキンドルで長所があるし、iPadと両方持ってもいいかも」と思ってしまいました。
まぁ、いずれにしてもキンドルは日本語対応版が発売されてないし、iPadも今月出るかどうかわからない状態ですので、発売されてから考えようかな。
ただ、最終的にはハードの善し悪しではなく、コンテンツの量と質で決着がついて言うことは間違いないでしょう。
それにしても気になるのは、今回の特集がどちらかというとキンドル寄りの内容だったこと。
これはPRESIDENTの読者層を意識してのことだったのかな?
さて、今回の特集では他にも魅力的な記事が満載
例えば ★ライバルに差!「知的増産のツイッター+α」ベスト50 では
◇侮れない140字の「政治力」(東国原英夫)
とか
いつもお美しい
◇「定時に帰る」IT最大活用法(小室淑恵)
といった著名人のWEB活用法が紹介されています。
ここで紹介されているWEB SITE や TWITTER IDをチェックしてみるのも楽しいかと。
また、ワタクシの様な一般庶民には ★本・電話無料、宿泊8割オフ……「9大兵器」を使い倒す がすぐに役立つ即戦力記事でした。
◇オーディオブック 読書の時間がない人のための「ながら読書」
の著者、池田千恵さんは早起きではなくオーディオブックの紹介。
なお、オーディオブックの「Fe Be」へはこちらからどうぞ↓
◇yoyaQ.com、試食会.jp 無料、80%オフ!リッチな節約ライフ
ワタクシが一番興味をそそられたのはあさましながらこのコーナーかも。
特にyoyaQ.comは大阪などでセミナーがある度に安いビジネスホテルを探しているワタクシには強い味方になってくれそうです。
たまには夜景のきれいなシティホテルに泊まってみるかな、一人で・・・(寂)
ま、ともかく
IT・ネット、ケータイを仕事に役立てたい方から、生活の中でお得情報をゲットしてちょっと贅沢を味わいたい方まで、今回の特集は幅広く参考になる記事が満載。
オススメです!