おはようございます!
今日ご紹介する本は
本田健(著)『一瞬で人生を変える お金の秘密』フォレスト出版
です。
この本は、本田健さんがKen Hondaとしてアメリカで英語版を出版したものを、ご本人が日本語訳したといういわば”逆輸入”本的なもの。
そして、本田健さんのこれまでの活動の集大成と位置づけられいる本でもあります。
では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!
本田健(著)『一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money 』:読書メモ
★あなたのお金はニコニコ笑っていますか?
「私はね、あなたのお札が、笑っているかどうかチェックしたんですよ」
そう答えた彼女は、「お金は、どのように受け取るか、支払うかで、笑うこともあれば泣くこともある」と説明してくれました。
人が罪悪感や怒り、悲しみなどを感じながら支払ったお金は「泣いている」のだそうです。一方、愛情や感謝の気持、幸せな気分で支払ったお金は、「にっこり笑い」「声を立てて笑う」こともあるそうです。そういうお金は、支払った人のポジティブなエネルギーを帯びているからということです。
★「Happy Money」と「Unhappy Money」
愛情や思いやり、友情を伴って流通しているお金は、どれも「Happy Money」です。
この種のお金は、人々を笑顔にし、人々に「自分は愛されている」「とても大事にされている」と感じさせます。
「Happy Money」は多くの点で、愛情の形ーー見たり、感じたり、触れたりすることができる形だと言えるでしょう。
一方、「Unhappy Money」は、家賃や請求書、税金などをしぶしぶ払うお金のことです。このお金については、想像力を働かせるまでもないでしょう。私たちは誰もが、様々な形の「Unhappy Money」を見聞きしています。
★お金や自分の人生との向き合い方
まずは、感謝の心を持つことです。満たされることなど、絶対にないと決めつけるのではなく、こんな風に考えるようにしてはどうでしょう。
「私は自分が必要とするもの全て持っているし、その全てに心から感謝している。自分の仕事、自分の食べるもの、自分の運転する車、そして自分が手にするすべてのお金に感謝している」
お金が自分のところにやってきたら、「ありがとう」。そして、お金が手元を離れていくときにも、同じように「ありがとう」と言ってみましょう。お金がどんなに役に立ってくれたかや、今あなたにもたらしてくれているものに感謝するのです。
どんなことがあっても、感謝の言葉を口にしましょう。
★「お金のIQ」と「お金のEQ」
お金のIQ(知能指数)は、経済に関する知識のことで、投資や税法、その他の一般的なお金の知識を勉強することで身につけられます。そして、お金のEQ(心の知能指数)は、自分のお金に対する感情に対処するために必要な感性を意味します。
Happy Moneyの人生を送るためには、健全なお金のIQと健全なお金のEQの両方が必要です。
★お金のEQを高めるときに思い出してほしい5つの原則
- 疑いの気持ちを抱くのは、当たり前がということを理解する
- 心配の良い面を見る
- 未来のビジョンを信じる
- お金に対する感情を克服し、人と経験を分かち合う
- 他人のサポートや愛情を受け取る
★お金の「幸せな流れ」をつくるためにできる10のこと
- お金を寄付する
- 友人にお金をあげる
- 友人に贈り物をする
- プラスαを提供する
- 請求された額より多く支払う
- クライアントや上司に、贈り物やカードを送る
- お金を受け取ったら、素直に喜ぶ
- お金を使うときには、相手の幸せを祈る
- 好きな人、お店から買う
- すべてに感謝する!
★幸せな人生に必要なたった1つのこと
あなたが望んでいるものにあなたを近づけるのは、「幸運」ではありません。
それは、意図的な「感謝の気持ち」なのです。いつも自分が持っているものに対して感謝の気持ちを表明している人たちは、結局は、自分の幸せに責任を持つことになります。そういう人たちは、常に「ありがとう」と感謝する心を持っています。そして、行動すべき時が来たら、「責任を負う(responsible)」、あるいは、「対応できる(responseable)」ーー私はこの言葉をこう解釈するのが好きですーーのです。
★「Happy Money」への5つのステップ
- 欠乏意識(scarcity mind-set)を手放す
- 許しを与えて、お金にまつわる心の傷を癒やす
- 自分の才能に気づいて、「Happy Money」の流れに入る
- 人生を信頼する
- いつも「ありがとう」を言う
本田健(著)『一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money 』:感想
◆最終的に「感謝」と「足るを知る」に行きつくのだろう
まず、今回の読書メモは箇条書きが多くなってしまいました。
これは本書の内容が非常に深く、とても1項目ごとにまとめることができなかったから。
せめてどんな内容が書かれているのかの一端を知ってもらうために箇条書きを多用しました。
ぜひ、本書に直接あたり、各項目の内容をしっかり確かめてもらえたらと思います。
さて、本書で扱う内容は本書冒頭にこう書かれています。
- お金とどう付き合えばいいのか?
- 大きな犠牲を払わずに、収入を増やせるか?
- 生きている間に、心の安らぎを得られるか?
- 幸せで充実した人生、豊かで生きがいに満ちた人生を築くには、何をしたらいいのか?
これらの答えが本書になるわけですが、この内容はこれまで「お金との幸せな関係」をテーマに出版してこれられた本田健さんのまさにライフワーク。
つまり本書は本田健さんのこれまでの活動の集大成的な内容となっています。
ですからそれだけ内容が深く濃いわけです。
ただ、著者が本書で語る主張、そして読者にとってもらいたい行動は以下の2つに収斂されます。
①お金といい関係を築き、個人的な「Happy Money」の流れをスタートする
②お金があなたのところにやってきたときに、「ありがとう」と言い、そのお金があなたのところから出ていくときに、もう一度「ありがとう」と言えばいい
何か魔法のようなテクニックを期待していた方は拍子抜けされるかもしれません。
また、いろいろなマネー本を読んでこられている方には、「スピリチュアリズム系か」と思うかもしれません。
しかし、僕も竹田和平さんや斎藤一人さん、あるいは成功状態を永続している経営者の本を読んできましたが、結局誰の本を読んでも最終的に「感謝」の2文字が登場するんですよね。
一時的にお金持ちになることはそれほど難しいことではない。
けれど、それを持続し、心の平安を維持するためには、やはりメンタルな分野、本書で言うところの「お金のEQ」が絶対必要なのでしょう。
また、成功者が必ず言う言葉に「足るを知る」的なものもあります。
「今のままで十分満たされている」という心の持ち方。
実際に安月給で生活に追われているときに、これを言われてもまったく心に響かないと思いますが、少し落ち着いて考えてみると、やっぱり僕らは恵まれている。
極端な話、今の日本に生まれてきたことでもう最初からラッキーなわけです。
ややもすると僕らは、「あれがない」「これが必要」そして「お金がない」といつも欠乏感にとらわれています。
でも、よくよく考えてみると、本当に足りていないのかは疑問だったりします。
本書を読んで、まずは自分が以下に恵まれているかという視点にマインドセットすることから始めてみてはいかがでしょうか。
どうやら僕らは、もう十分に満たされていることに気がついてないだけなのかもしれません
目次
まえがき──あなたのお金はニコニコ笑っていますか?
はじめに――Happy Money とUnhappy Money
第1章:あなたにとってお金とは?
第2章:お金のIQとお金のEQ
第3章:お金とあなたの人生 ──あなたが、お金を使っている?それともお金に使われている?
第4章:お金の流れ ──「Happy Money」の流れ、「Unhappy Money」の流れ
第5章:お金の未来
翻訳者あとがき
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