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赤城夫婦(著)『家族>仕事で生きる』(SBクリエイティブ)【本の紹介】理想の生き方に気がつくために

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こんにちは、一龍(@ichiryuu)です。

赤城夫婦(著)『家族>仕事で生きる。』です。 
タイトルの中に不等号記号が入ってますが、「仕事より家族でいきる」と読みます。

実はこの本は昨年読んで、すごく衝撃を受けた本でした。
といっても、一言で中身を言うと、仕事より家族(=大切なこと)を最優先して生きていくという至極まっとうなないようなんです。

ですが、何にそんなに衝撃を受けたかというと、それは著者の赤城夫婦は結婚を期に新婚生活を楽しむために二人とも仕事をやめてしまったという点。

この思い切りの良さ。
僕はとにかくびっくりしました。

とにかくたくさん付箋を貼りましたが、このご夫婦がどんな考えのもと「生き方」を決めたのか。
気になるポイントの読書メモをシェア!

 

読書メモ

★二人で、ゼロからはじめる

 

 結婚式で「大事なお知らせがあります。今日から私たち夫婦、働きません!」って宣言したんです。

 1年間仕事しないで過ごすということは、70年という人生を1週間で考えてみたら、わずか2.4時間という計算になるんですね。

長い人生の中で1年間、仕事しないで過ごしたって、そんな目をむくような驚くことでもない、って思ったんです。

 そんなところから「結婚→夫婦で無職」の生活がスタートしたわけですが、そんなの無理と思っていることも、案外、自分でそう思い込んでいるだけのことが多い。いや、ほとんどのことがそうなのかもしれません。

★リカバリーできないことは手放さない

 

世の中で、とくに男性の多くは「仕事を手放すリスク」を考えますが、私たちはむしろ逆。リカバリーできないことを手放すほうが人生のリスクだと思うんです。

「人生での優先順位は、リカバリーできるかどうかで決めてる」

★望んでいることをすべて手に入れる生き方

 

この生き方は、「自分らしく生きるために収入や豊かさを捨てる」といういわゆる「ダウンシフト」ではないということ。

 

もし、何かを手に入れるために、何かを我慢しなければいけないのなら、それはやはり自分で罪悪感を生み出ししまっているサイン。

どんな人も、心の中のもやもやの正体である「うしろめたさ」が消えれば、今よりもいい方向に人生は動きはじめます。

★私たちが特別なわけじゃない

 

私たち夫婦は、基本的に「〜だからできない」っていう思考はしません。もちろん、大切なことを大切にするたに「やらない」ということはあります。
 それ以外で自分たちがやってみたいことなら、まずやってみればいいんじゃない?という考え方をするんです。プラスになるかどうか分からなくても、自分の好奇心で決めていいんです。
 それもこれも、くり返しお話しているようにプライベートでも仕事でも幸せになるためには自分の気持と行動を一致させることが大切だから。

★仕事以外の気持ちも大切に

 

 人生というキャンバスは、一色だけよりも、いろんな色で描いたほうがカラフルで楽しいと思うんです。それに、他のことから仕事のアイデアやヒントが見つかることもあります。だから、本当は、ずっと仕事だけをやっているより、合間に全然関係ない新しいことを取り入れた方がよかったりするんです。
 もしかすると、仕事をしているのに、新しいことをやるなんて「時間が取られる」と考えるかもしれません。
 だけど逆に考えてみませんか? 仕事以外のことをすることで見えてくることもあるからです。大事なのは、仕事以外にもある面白いことを味わってみること。そもそも人を評価するモノサシがどんな仕事でどんな成果を出してる人なのかだけなんて、つまらないですね。

★仕事はむしろ、スキマ時間で

 

 年間スケジュールに、先に子供の学校の予定、家族の予定を全部入れてしまうことです。そして、空いた時間を「仕事の時間」としてスケジュールを組み立てます。

 今までは、まとまった時間を仕事にあて、残ったスキマ時間を家族や自分の時間にしてきた。けれどそれを反対するんです。まとまった時間を家族にあって、スキマ時間で仕事をする。逆に言えば、今の時代は、まとまった時間を仕事にあてたからと言って、必ずしも望む結果につながると限らない。だから、自分が本当に優先したいことを優先しながら、仕事でも活躍するという道にチャレンジする価値が十分あると思うんです。

★目標は「Have to」ではなく、「Want to」で決める

 

 もし、あなたがうまくいっていないのなら、「〜すべき」と思って目標を立てていませんか? そのときは、「〜したい」という目標に変えてみてください。
「仕事より家族な生き方をしなければならない」ではないんです。
「仕事より家族な生き方をしたい」これです。

 続けるコツは、「〜したい」であること。そうすれば、僕がすんなりダイエットで成功したように、スムーズに目標達成することができるようになりますか。

★大切なものに気づくと、収入はあがる

 

 大事なことは、本当に優先したいものを決めて、自分の気持ちと行動を一致させること。不思議なもので、自分の気持ちと行動が一致できている人は、自分の中にある才能が開花しやすいんです。本人にうしろめたさがないので、のびのびと力を発揮し、収入も上がっていきます。
 そのためには、自分にとって本当に大切ではないのにやってしまっていることをしないという決断が必要なんです。

 本当に大切にしたいことを大切にしていると、余計なものに絡めとられない。だから、いつでもなんだか自由で、生きていることそのものを楽しんでるように見える。そんな姿に人は理屈抜きに引き寄せられるのかもしれません。

感想

まず、注意してほしいのは、この本は決して「仕事をやめましょう」とすすめてはいません。

赤城夫婦は、二人共仕事を辞めているなかで、たまたまその考え方が注目され、出版や講演という仕事に行き着いたわけですが、それはかなり幸運だったと思われるわけです。

誰もが真似していいわけではないということをご承知おきください。

それに、この家族より仕事を優先にするという働き方や生き方は、仕事を続けながらでももちろん有効です。

ただ、行きていくために仕事は続けるけれど、仕事と家族、あるいは自分の本当にやりたいこととのバランスを見直す機会にするために、本書で紹介されている考え方を参考にして欲しいんですよね。

たとえば、本書中に紹介されている2つの質問が印象的でした。

「自分の理想の生き方」がつかめていない人へ、理想の生き方に気がつくための2つの自分への質問なのですが、一つ目が

「他人から評価が一切関係なかったら、やりたいことは何?」

という質問。

そしてもう一つが

「80歳になった時、私の人生は幸せだった。なぜなら◯◯だったから」

この◯◯にあてはまるものは何かを自分に質問してみるんです。

この2つの質問、僕はすごく印象的でした。

残念ながら、僕はもう子育てが終わってしまう時期なのですが、もしまだまだ子育てが続くという方は、いちど自分の生き方を見直すためにもぜひこの本を読んでほしい。

そして、リカバリーできない瞬間を逃さない生き方を是非して欲しいと思います。

本書はSBクリエイティブ様からご恵贈いただきました。
ありがとうございました。

目次

はじめに 仕事最優先の日々に、限界を感じている人たちへ
第1章 自分よりも仕事を優先させていたころ
第2章 ゼロから自由に幸せになる
第3章 仕事よりも家族優先で生きる
第4章 大切なことだけで生きると見えてくるもの
第5章 本当の幸せは伝染する
おわりに 寄り道もまた「道」だよね

関連書籍

今日ご紹介した本の著者、赤城夫婦が最初に出したのがコチラの本。

残念ながら絶版となっており、中古でしか手にはいらないようですが、興味ある方はどうぞ。

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