<楽天ブックスへのリンクはコチラ>『徹底網羅!お金儲けのトリセツ』
先日アナウンスした水野俊哉氏の新刊です!
実は水野氏はかつて起業・経営の経験があり、それどころか会社から追放、数億円の負債を抱える経験までされた、お金に関して天国も地獄も味わった方。
そん所そこらの金融エリートさんの本とはひと味違ったマネー本で御座います。
そして、特典多数のAmazonキャンペーンのお知らせもあるよ。
【目次】
はじめに
第1章 お金持ちになる投資の常識、非常識
第2章 株式投資の常識、非常識
第3章 不動産投資の常識、非常識
第4章 外貨投資の常識、非常識
第5章 独立・起業の常識、非常識
第6章 ネットビジネスの常識、非常識
おわりに
【ポイント&レバレッジメモ】
★大事なのは「儲け方」ではなく、儲けようとしている本人の心理状況
お金があるときにリスクを回避したがるのは特に問題はない。大事なことは、お金がない時ほど人は、勝つ確率の低い一発逆転の儲け話に興味を示しやすいと知ることである。
これは人間の心理であり、誰でも状況次第で判断が変わってしまう。
現実的には、余裕資金がある人はある程度リスクを負っても構わないし、お金がない人は絶対に資金を減らしてはいけないのだ。<中略>
ダイエットに成功した人が甘いものに以前より興味を示さないように、お金持ちほどギャンブル的な投資に興味を示さない。
お金持ちになるためには、人のリスクとリターンに対する心理傾向を知ることが大事なのだ。
★世の中にローリスク・ハイリターンの儲け話は存在しない
リスクとリターンはゼロサムであるというのは、世の中の大切な真実のひとつだ。
例えば1年で資金が2倍になる(年率100%)という金融商品は、その逆(年率マイナス100%)が同じ確率で起こる可能性があるということである。
世の中には儲け話がいっばい転がっているが、大きく儲かる話と、大損をする可能性はコインの裏表のようなものだと考えておいたほうがいい。<中略>
繰り返すが、世の中の(特に金融やビジネスの世界においては)リスクとリターンは完全に一致する。これは万有引力の法則と同じくらい厳密なものである。だから、確実にもうかる話など存在しないと思っていいだろう。
★お金持ちになる方程式について
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
⇒3つのポイント
①収入を増やす
②支出を減らす
③運用利回りを上げる
もしも、「お金持ちになる=投資をする」という感覚があるなら、それは間違いである。
まずは、「1 (収入-支出)のキャッシュフローをプラス」にして、「2 借金というマイナス運用をゼロ」にしてから、投資を開始するのが正しい順序である。
逆に言えば、1と2がクリアできるまでは、投資のことを頭から消しても別に問題はない。優先順位を考えよう。
★今日使ったお金を記録しなさい
お金に対するセンスには二種類ある。
ひとつは、お金を殖やす才覚。
もうひとつは、お金に対する読み書きそろばんができるかどうか。
このうち誰でも身につけることができるのが後者である。<中略>
お金に対する読み書きそろばんとは、「収入と支出というお金の流れを把握すること」と、「資産(預貯金や保有金融資産)と負債(ローンや借金)をどんぶり勘定せず、四則演算で計算できる能力」のことである。
まずはここをしっかり理解して身につけることことにより、お金の地頭がよくなるのだ。
お金に対する読み書きそろばんを身につける第一歩は、記録することである。
★お金の基礎代謝を知ることが、お金持ち体質のポイント
投資にしろビジネスにしろ利益を再投資することにより資金はどんどん殖えていく。しかし、「月に最低限必要なお金」(基礎代謝額)がはっきりしていなければ、せっかくの利益を生活費や娯楽費に費やしてしまい、再投資が必要な時に資金が足りなくなってしまうのだ。
つまり、投資にしろ金儲けにしろ、最低限必要なお金を、はっきり自覚すること、1年分の生活費(=12a)をためてからにすべきなのである。
それまでは、繰り返しになるが、まずは、
1今日使ったお金を記録する
2借金は何がなんでも返済する
3月にいくらあったら生きていけるかを計算する
を徹底しよう。
★真のマネーリテラシー
お金というのは、所詮、交換手段である。高いものを買うから満足度が上がるのではない。手に入れた者が、払ったお金以上の価値があるのかないのかを自分の頭で考える必要がある。
それこそが真のマネーリテラシーなのである。
★最強の金融資産はあなた自身である
あまり気づかれていないことであるのだが、最強の金融資産は、株でも不動産でもなく、実は「あなた自身」である。
この先も、あなたが働いて給与を稼ぐと考えた場合、それと同じ膨大な額を投資からの収入で得ようと思ったら、ちょっと考えただけでも、とんでもない運用額が必要となるのだ。
例えば、年収400万円の人は、利回りが5%、8000万円の金融商品を、すでに保有しているのと同じ労働価値があると思えばいい。<中略>
見方を変えると、あなたは「あなた自身」という大きな利回りの金融商品のファンドマネージヤーだといえる。
したがって、これからのお金儲けはまず、定収入をもたらしてくれる本業に「集中」して利回りを上げることを優先することが理にかなってると言えるだろう。
つまり、投資そのものはあなたにとって、「副業」であると正しく認識すべきなのだ。とにかく、収入は確保しつつ無駄な支出を減らし、将来投資に回すための元金をためながら、本業のキャリアアップや収入アップを目指すのが、最も効率のよい「あなた」の運用法なのである
★収入の多い男ほど共働きをしている
収入が高い男は、ぶら下がりの専業主婦のコストを嫌うものだが、収入が高くない男ほどなぜか自分が配偶者を養わなくてはいけないと思い込んでいる。現在、収入が高くない男は、恋人や妻と生活費をコストカットして将来のためのお金をためつつ、精神的に充実してスキルアップを目指すべきである。
「堅実な金持ちほど夫婦仲がよい」というデータもある。ここでようやく本書のテーマに重なるが、よいパートナーを見つけるのは、実はお金持ちになる近道なのではないだろうか。精神的に安定することで、仕事のパフォーマンスもアップするだろう。若いうちは特に自己投資と、よいパートナー探しが大事である。
自分自身のパフォーマンスを高めることが、お金持ちになる第一歩だ。
【感想など】
今回の【ポイント&レバレッジメモ】では 第1章 お金持ちになる投資の常識、非常識 からの抜粋に終始してしまいました。
読んでいただければお分かりのとおり、この第1章の部分は“お金儲けに対する考えかた”、いわば“心構え”の部分になるのですが、この章だけでもワタクシかなりガツンと来ました。
とりあえずワタクシの場合、この本から学んで早速実践すべきことは
①住宅ローンレンジャーのワタクシは投資より何より、早くローンを返済すること。
②専業主婦の嫁さんを「オラオラ働け!」と言って就職させること。
ですかね。
あっ、嫁さんを働かせたうえで「夫婦仲良く」も実行しなければ(笑)。
まっ、それは冗談として。
第1章はどんなタイプの投資を始めるにしても、投資をしないにしても、生活していく上で必要な普遍的な知識ですので絶対に読んで損はないと思います。
そして、本題は第2章以降。
「株式投資」「不動産投資」「外貨投資」「独立・起業」そして「ネットビジネス」と、それぞれのお金儲けの方法について「常識」と「非常識」が説明されていて、これがまた分かりやすい。
ワタクシ、投資は全くのど素人ですし、本書に書かれていることの是非は金融のプロの方にお任せしますが、以前
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お金持ちになるマネー本厳選50冊 (2008/11/15) 水野 俊哉 |
の執筆時に数百冊のマネー本を読破し、また自らも起業・経営の経験のある水野氏ですから「これはプロの方も痛いところを突かれているんだろうなぁ」というのが伝わってきます。
本書で今のところ唯一、ワタクシが関係ありそうなのは「ネットビジネス」でしょうか。
一応このブログもAmazonアソシエイトのリンク貼ってますからね。
ワタクシも個人事業主(?)ということになるのでしょうが、本書で書かれている“仕組み”は全然考えてなかったです。
なるほど、
「ブログ・メルマガ」→「セミナー」→「商材」→「出版」→「ブログ・メルマガ」
というサイクルで顧客を囲い込んでぐるぐると回していき、キャッシュポイントを幾つも創りつつ、最終的には有料会員制モデルにしていくのですね。
ふむふむ(不敵な笑み)。
ワタクシはこれをやれるほどの実力もないので実行はしませんが、そう言われてみたらこの方法をとっている有名な元カリスマ経営者がいらっしゃいますね~。
この仕組みを実行してたんですね。
それはそれとして、ワタクシの場合はローン返済が最優先課題とわかったのが本書を読んでの収穫か(ショボーン)。
それも大事なことですね。気付きをありがとう水野さん。
そして、「これから投資でお金を殖やすぞ!」と鼻息の荒い方々、ちょっとだけ冷静になって本書を読んでみたから挑戦してみてはいかがでしょう。
大切なお金を食い物にされないように。
本書は著者である水野俊哉様から献本していただきました。
ありがとうございました。
【おまけ】
ともかく元手が要らないということでネットビジネスは参入しやすいのは確かです。
そして本書では水野さんが
ビジネス書が好きであれば、ブログで書評を書いて、紹介した本が売れるとAmazonからのアフィリエイト収入を受け取ることも可能である。
と書かれています。
が、書評書いてるワタクシとしては儲けることを目的にするのであれば書評ブログはやめた方がいいですよとアドバイスしておきます。
書評ブログは時間ばかりかかって、全然儲かりませんから! 残念!
お金儲けよりも、「自分の読書ノートとして」とか「著者さんと知り合える」「本好き仲間ができる」ということに価値を見いだせる人にのみオススメです!
書評ブロガーって基本的に面倒くさくて地道な孤独な作業の連続ですから。
【関連書籍】
本書中で紹介、引用されている本を紹介

夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術
- 作者:花輪 陽子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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知識ゼロでも大丈夫! 基礎から応用までを体系的に学べる! 株式投資の学校[入門編]
- 作者:ファイナンシャルアカデミー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/05/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
一龍さん
ありがとうございます。
とても楽しく読ませていただきました。
書評ブログにおけるアフィリエイト収入は利子みたいなものかもしれませんね。
本当の利得は知識と人脈ですね。
水野俊哉 様
御本ありがとうございました。
そうですね、書評ブロガーにとって最大の“儲け”は知識と人脈。
本代や記事を書く時間を考えれば、利子どころか大赤字ですが、お金に代えられないものを得られているような気がします。
でも、現実のお金儲けもしないと本が読めなくなりますね。
頑張らないと。