本日もまたまた読書関係の本。
時代の寵児、勝間和代とカリスマコンサルタント、神田昌典のタッグ。
お二人とも言わずと知れた読書家で超売れっ子の作家でもあります。
今現在、ビジネス書について語らせたら日本で考えられる最強のタッグ(?)ではないでしょうか。
これはもう読まないわけにはいきません。というか、読まなければ損するんじゃないかという強迫観念まで持ってしまいそう。
では、お二人の読書感、そしてお薦めの本とは。
【目次】
★巻頭対談 神田昌典・勝間和代 「いかにして、10年後あなたの本棚に残る本を選んだのか?」
★巻頭インタビュー 神田昌典 「ビジネス書を読む意義と”スピード情報編集法”としてのフォトリーディングの実践」
★巻頭インタビュー 勝間和代 「1か月に100冊読む勝間式読書投資法」
★神田昌典が初公開! この本だけは絶対読もう! 究極の10冊
★勝間和代が厳選! この本だけは絶対読もう! 至高の10冊
★神田昌典が語る 「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ!
大ヒットを飛ばしたいときに読む9冊
経営マネジメントに強くなる8冊
未来を見通す力をつける6冊
1%の本質を見抜く力をつける7冊
壁にぶつかったときに読む10冊★勝間和代が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ!
壁を乗り越えたいときに読む8冊
あなたの潜在能力を開花させる6冊
大ヒットを飛ばしたいときに読む5冊
経営戦略のプロフェッショナルになる8冊
未来を見通す力をつける4冊/人間・歴史を知る9冊★巻末付録① 全国カリスマ書店員9名が語る! 私の思い入れのある1冊
★巻末付録② 神田昌典・勝間和代が明かす「年齢別」読書年表
★巻末付録③ 神田昌典・勝間和代の厳選オーディオブック37+DVD3選
【ポイント&レバレッジメモ】
<strong>★巻頭対談 神田昌典・勝間和代 「いかにして、10年後あなたの本棚に残る本を選んだのか?」より
・「フレームワーク」・・・現実を判断したり、観察したりするときに使う、すぐれた枠組み
・神田さんの『非常識な成功法則』を全部まねするのではなく、どういうプロセスで神田さんがそこまでたどり着いて、それに対して自分はどのようにやり直せばいいのかを考えるのが一番大事<勝間さん>
・翻訳所は1回マーケットで立ち上がったものしか版権が来ないので、和書に比べて1回スクリーニングが多く、その分良質なものが入ってくる<勝間さん>
・(いきなり転職や独立するのではなく)今の会社の制約条件の中で、最大限努力すればどこまでできるのかをいろいろ試してみた方がいい<神田さん>
・書店は文化の発信者<神田さん> 書店が”知的コンビニ化”できないか<勝間さん>
★巻頭インタビュー 神田昌典 「ビジネス書を読む意義と”スピード情報編集法”としてのフォトリーディングの実践」 より
21~27歳 「世話役」の時期・・・リアルなビジネスや現実を学ぶのに最適な時期
根本的な学びにつながる本を読む。語学や資格を取るのはこの時期。
28~34歳 「探究者」の時期・・・それまで学んだ体験をベースに、自分が本当に好きなこと、やりたい仕事を探求していく時期。自分自身の限界にチャレンジ。
直接ビジネスに必要な本、テクニックを身につけるための本を多読。
35~41歳 「破壊者」の時期・・・転機。自分がプレーヤーから指導者の立場になっていく切り替えポイントの時期。知識よりも知恵を養う時期。
歴史のサイクルとか歴史を動かす原理、人間的な深い部分について知るような本を読む。
・目の前のこと、リアルな体験をきちっとしていくことが重要。
・出合うべきときに出合うべき本と出合う。本に逃げない、本から逃げない。
★巻頭インタビュー 勝間和代 「1か月に100冊読む勝間式読書投資法」より
・自己啓発書は『自助論』、『7つの習慣』、『「原因」と「結果」の法則』の3冊でお腹いっぱい。 ⇒ 自己啓発書に書かれていることはだいたい共通していて、この3冊に書いていないことなんて、そんなにありません。
・自分のOSがしっかり出来上がっていない段階で、アプリケーションを載せても動きません。 ⇒ 読書を積み重ねることで自分なりのOSがインストールされアプリケーションが使えるようになる。
・情報の中で本質的に必要なものは1パーセント。それを入手する一番簡単な方法は、本を読むこと。 ⇒ 良質な情報を早く手に入れられるという点で、本ほど効率的で安価なものはない
・本が時間効率が高い理由
①多くの企画の中から厳選・編集された良質なコンテンツであること
②著者が自己実現のために描いていることが多く、採算度外視で安価なこと
③一覧性に優れていて、かつ携帯性が高い
ここからは両氏が推薦した本のリストからワタクシが気になった本をいくつかご紹介
★神田昌典が初公開! この本だけは絶対読もう! 究極の10冊 より
誰もがぶつかる理不尽な障害。でも、「逆説の10ヵ条」がきっとあなたを支えてくれる
★勝間和代が厳選! この本だけは絶対読もう! 至高の10冊 より
私はこの本や3日くらいかけてじっくり読みました。私なら3万円でも「買い」です。
★神田昌典が語る 「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ!
大ヒットを飛ばしたいときに読む9冊より

シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは
- 作者:ジョセフ・シュガーマン,佐藤 昌弘
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2006/03/08
- メディア: 単行本
マーケティングに携わる人は、まず初めに読んでおくべきだ。
ハリウッド映画のシナリオの根底にあるパターンを解析した本。こうしたストーリーの作り方を学んでおくと、プレゼンテーションでも企画書でも、映画のような物語性を持って自分の主張したいことを伝えられるようになる。
経営マネジメントに強くなる8冊より
会社経営の厳しさを学ぶと同時に、その厳しさにも打ち勝てるようなビジネスモデルをつくるうえで、この本は是非読んでおいてほしい
1%の本質を見抜く力をつける7冊より
時代予測的な本の中でもこれは絶対に外せない1冊。世の中が大きく変化するときにどんな原理が働いているかwp見極めておくことは、ビジネスにおいてとても重要。
★勝間和代が語る「10年後あなたの本棚に残る40冊」はこれだ!
壁を乗り越えたいときに読む8冊より

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
- 作者:P・F. ドラッカー
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/07/01
- メディア: 単行本
この本はまさに基礎知識として、プロフェッショナルを目指す人は全員読まなければいけない本だと思います。
大ヒットを飛ばしたいときに読む5冊より
人に影響力を与えるための具体的な方法が分かる。『人間この信じやすきもの』とセットで読むと、説得する側とダマされる側の両面が立体的にわかっていいと思います。
経営戦略のプロフェッショナルになる8冊より
この本は基本書中の基本で、私はマッキンゼーに入社してすぐ読みました。
未来を見通す力をつける4冊/人間・歴史を知る9冊より
20世紀型の資本主義からスーパーキャピタリズムに変質してきたことが述べられていて、「私たちはこれからいったいどこへ行ってしまうのだろう?」と思わせる本です。
★巻末付録① 全国カリスマ書店員9名が語る! 私の思い入れのある1冊
読み物としても感動できるし、経営書としても非常に優れたものでした。(有隣堂ヨドバシAKIBA店 門脇順子さん)
【感想など】
巻頭の神田・勝間両氏の対談はじめ、読み応えのある記事満載です。
ワタクシ的には神田氏のインタビューが非常に面白くためになりました。
「何歳から何歳まではこういう勉強をして・・・」のくだりは、「無駄に過ごしたなぁ」とちょっと落ち込みましたが・・・。
しかし、この本のメインコンテンツはあくまで書籍リスト。
書籍で、その著者がお勧め書籍リストをつけるのが普通になってきましたが(この流れって多分勝間さんが作ったんですよね)、巻末に付録的にちょこっと紹介するのと違い、1冊につき半ページ~1ページも紙面を割いての紹介文はさすがに説得力大。
もっとも、このお二人がお勧めしている時点でハズレの心配は全くないのですが。
ワタクシとしては本の紹介方法としても参考になるなぁと。
さて、対談の中で触れられていますが、この本で紹介されている本は、「勝間さんの選書は基礎体力をつけるものが多い、神田さんの方は実践で必要となる本が多い」そうです。
基礎体力だけで50冊。しかも2000円越えの本が多数。
スポーツでいえば準備体操でバテてしまうようなもの。ちょっときついなぁと思っていたら
少なくともここにある神田さんの50冊、私の50冊を一通り読んでもらえれば、かなりパフォーマンスは変わると思います。
と、さらりとおっしゃる勝間さん。
ええ、読みますよ、読みますとも。何事も”愚直に実行”ですもんね。
本に逃げるのは嫌だけど、本から逃げるのはもっといやですから。
実行あるのみ。
愚直に実行する覚悟のある人!オススメ本です。
【管理人の独り言】
最近、iPhoneでポッドキャストを聴くのがマイブーム(特にお薦めはBook Lovers 今週は神田さんがゲストです)なワタクシ。そろそろオーディオブックも買ってみようかと思って★巻末付録③ 神田昌典・勝間和代の厳選オーディオブック37+DVD3選のページを楽しみに開いてみたところ・・・
全部英語じゃないですかぁぁぁ!そりゃないですよ!
【お知らせ】
『ザ・ゴール』で有名なエリヤフ・ゴールドラット氏の最新刊が11月8日に発売されます。
まだ書映がないのですが、Amazonから内容紹介を引用
内容紹介
複雑なソリューションなんて、うまくいくわけがない!
明晰な思考を妨げる最大の障害は、人がものごとを複雑に考えすぎるっていうことだ。現実は複雑だと信じ込んでいる。だから、複雑な説明やソリューションを求めたがる。これは、とても厄介なことだ。今日の企業は、高度に複雑化している。だが、複雑なシステムの中でも、本当に重要なことはいくつもない。「何が本当に重要か」を見極めることができれば、短期間に企業は著しいパフォーマンスの向上を成し遂げることができる。最新作『ザ・チョイス』で、ゴールドラット博士は、娘のエフラットとの会話を通じ、「本来、ものごとはとてもシンプルである」という、彼の信念の根本的なあり方を説明することで、あらためて深遠な思考に基づいたアプローチを提唱している。
本当に重要なポイント、数少ないわずかなポイントを探し出し、それだけに努力を集中することでシステム全体に変化を起こすことができると主張する。その方法を学ぶことで、システムの中に存在する複雑な因果関係に対しても、シンプルなロジックを用いて最小限の努力で対応できるようになる。
今回も読みごたえのありそうな内容。この本も10年後本棚に残るのでは。