おはようございます、一龍です。
「好きなことを仕事にしたい」、そう思う人は多いですよね、私もその一人です。
ですが意外に自分が本当に好きなことを見つけるのは難しいものだったりします。
どうすれば「好きなこと」を見つけられるのか?
今日は大好きな家具やインテリアを仕事として起業して成功した、リグナ株式会社社長、小澤良介氏の著書から「好きなこと」を見つける方法をピックアップてました。
「好き!」を見つけるポイント
★「好きなこと」を仕事にしたいなら3つのステップで自分と向き合おう
著者はエピローグで
「好きなこと」を仕事にして生きていきたいと思ったら、多少面倒だと感じても、じっくり3つのステップを踏んで自分と向き合う時間をとるべきだ。
といいます。
そのステップとは
ステップ1 自分の幸せを改めて定義すること
最初にするのは、本当に幸せな状況とはどんなものか、自分なりの答えを出すことだ。
自分の求める幸せとは何か?
これが分かっていないとどこへ進んでいけばいいかもわかりません。
まずは自分としっかり向き合い、できるだけシンプルに自分の幸せについて定義しましょう。
次に本当に「好きなこと」を探すのですが、ここでは時間をかけること。
ステップ2 納得がいくまで「好きなこと」を探すこと
日常生活の中で、自分はどんなことが好きなのかをよく考えて、50個でも100個でも「好きかもしれないこと」の候補を挙げること。
生活の中でしっかりアンテナを張って、自分がどんな時に楽しいのか、あるいはストレスを感じる「嫌いなこと」は何なのかをじっくり観察してみてください。
もう候補を挙げきったと思えたところから、絞り込んでいきます。
「好きなこと」が見つかったら即行動です。
ステップ3 「お金」より「好きなこと」を優先すること
自分の「好きなこと」が何かわかったら、すぐに行動だ。できるだけ早く夢に近づける方法(就職)を探そう。
この時のポイントとして、収入や条件面での満足を優先しないこと。
一時的に収入が下がっても、一生の幸せに関わることですから「好きなこと」かどうかを最優先してください。
さて、おおまかな流れはこれでお分かりだと思います。
次にもう少し細かいポイントを観ていきましょう。
★「好きなことがない人」なんて絶対いない
「好きなこと」を仕事にしたいと思っていても、「好きなことがない」と悩んでいる人がほんとうに多いです。
ですが、著者は「好きなことがない人」なんて絶対にいないといいます。
まずは、すごくシンプルに「自分はなにが好きなんだろう?」と考えながら生活すること。僕のように心を裸にして、本能に敏感に暮らしてみてほしい。しばらくは、「好き」のバロメーターに注目しながら生きるのだ。
というのも、「好きなことがわからない」という人の「好き」は、日常に溶け込んで「当たり前」になっていることが多い。すると、普通に日常生活を送っているだけでは気づかず、うっかりスルーしてしまうのだ。
自分の好きなことがあまりに生活の中で当たり前になっていて気が付かないだけなんだと。
どんなに小さな「好きのカケラ」も拾い集めるつもりで生活してみまよう。
そうすると、必ずあなたの「好き」も見つかります。
★日常で感じた不満やイライラは「好きなこと」のタネだ
好きなことを見つけるためにもう一つのアプローチが「嫌いなこと」に注目する方法。
「好きなことを探すのと真逆の作業じゃない?」と感じるかもしれないけど、そんなことはない。「もっとこうだったらいいのに」と感じるということは、そこに自分の理想や、大げさに言えばプライドがあるということ。こだわりがあるからこそ「もっと」と上を求めるのだ。本当にどうでもいいことなら、不満を感じることもない。だから、「何だよ、それ」と腹が立つ瞬間は、逆説的に「好き」を探す手がかりになる。
といいます。
「好き」について考える時間が終わったら、「納得いかないこと」「腹が立つこと」「不満を持ったこと」も意識して、心が動いた瞬間をメモしてほしい。
こだわりがあるから「イラッ」と来るんですよね。
きっとそこには「好き」のヒントが有るはずです。
★子供の頃の「好き」だってヒントになる
これはよく言われるメソッドではありますが、かなり的を得た方法だと思います。
子供の頃って純粋に好きなことに熱中したもの。
そこには「目先の利益」とか「社会的地位」とか「世間体」とか一切しがらみがなかったはずです。
子供の頃を思い出すことは、少なくとも自分がどんなジャンルに興味がある(あった)人間なのかを知るヒントにはなるだろう。
と著者も言っているように、おおまかな好みの傾向はつかめるはずです。
★まずは「好きなこと」だけ紙に100個書き出そう
文字にして書き出すことで、自分の好きが整理され再確認できます。
著者は
具体的に自分の「好きなこと」を見つけるための作業としては、思いついた「好きなこと」を50個でも100個でも紙に書いていくといい。「好きなこと」というとハードルが上がってしまうのなら、「好きかもしれない」というレベルの、あやふやなものもあっていい。「100個」など固めの目標を設定して、とにかく書き出していこう。
といったように、とにかく出し尽くすことをすすめています。
ただ、なかなかこれやってみると出ないものです。
そこで
この時名詞や固有名詞だけを書き出すと、仕事がかなり限定されてしまうから、動詞も含めて細かく描写することが大切です。
とコツを紹介してくれています。
僕だったら「本」が好きですが、「布団の中で本を読む」といった書き方ですね。
これなら、「本」だけでなく、「本を読むのに快適な布団の開発」なんてことも仕事の候補に挙がってきます(笑)。
さてこの後です。
書きだした「好き」から完全にムリなものを消していきます。
年齢的にムリなもの(プロスポーツ選手とか)、仕事にしても生活していく見込みが立たないもの、などです。
そして最後に残った「ビジネスとしても可能性のあるもの」の中から、自分の「本当に好きなこと」をピックアップしていきます。
これであなたの「好き」が見つかります
★「好きなこと」で生きる先輩に会いに行こう
ここまで紹介した方法でも「好き」が見つからなかったら
自分の身近で「好きなこと」を仕事にしている人に会いに行く
ことを著者はすすめています。
好きなことを仕事にしている人たちは、「好きなこと」を探すための最大のヒント
となるからです。
そしてこの方法は「好きなこと」が見つかった人にもオススメだと思います。
というのは、自分が見つけた「好きなこと」を仕事にして生活できるのかどうか、将来自分がどんな生活になるのかをリアルに知ることができるからです。
ロールモデルという言い方もできるでしょう。
僕の場合はプロブロガーと呼ばれる人たちがロールモデルとなったので、そういった人たちのセミナーに参加したりしました。
「こんなふうになりたい」という刺激も受けることができるのでオススメです。
まとめと感想
「好きなこと」を職業にすることが必ずしも幸せと直結するかは正直わかりません。
僕の周りにも「好きなこと」で独立してみたら「好きなこと」が「嫌いなこと」になってしまった人がいます。
ただ、やっぱり憧れますよね。
別に好きでもないことを生活のためにストレスを感じながらやり続ける人生より、人生で1度だけでも「好き」にかけてみたいじゃないですか。
自分の「好き」がわからない人、「好き」は必ずあります。
ぜひ本書の方法で「好き」を見つけて、人生を変えましょう。
たった一度の人生ですからね。
本書は担当編集者、滝様から献本していただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに 僕は今日も「大好きなこと」をして生きている
CHAPTER 0 誰だって「好きなこと」を仕事にできる
CHAPTER 1 なぜ、お金を稼ぐだけでは幸せになれないのか?
CHAPTER 2 自分がとことん「好きなこと」を見つけよう
CHAPTER 3 「好きなこと」を仕事にするとやっぱりうまくいく
CHAPTER 4 さらに自由になりたいなら「好きなこと」で起業しよう
CHAPTER 5 「好きなこと」を続けるために必要なもの、不要なもの
おわりに