○自分への裏切り
①自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ。
②いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる。
③周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。
④したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る。
⑤ときが経つにつれ、いくつかの箱を自分の性格とみなすようになり、それを持ち歩くようになる。
⑥自分が箱の中にいることによって、他の人たちをも箱の中に入れてしまう。
⑦箱の中にいると、互いに相手を手ひどく扱い、互いに自分を正当化する。共謀して、互いに箱の中にいる口実を与えあう。
○相手を、自分と同様きちんと尊重されるべきニーズや希望や心配事を持った一人の人間として見始めたその瞬間に、箱の外に出る
○誰かを非難しているときには、その原因は相手にではなく自分にある
■利他の精神が自分も相手も箱の外に出させる。