今年ももう手帳選びの季節となりました。
この時期になるといろんな雑誌でも”手帳特集”が組まれるのですが内容がズバ抜けて秀逸なのがこちら
日本の有名社長の手帳公開や差がつく手帳術のコツ。
そして非常に面白いのが年収2000万円サラリーマン対500万円サラリーマンの手帳活用の違い。
手帳好きだけでなく、成功を目指す人なら見逃せません。
【概要】
「年収2000万の手帳術」
・日本一の多忙社長「能率10倍の手帳」初公開!
・「年収2000万vs500万」500人分析!メタボ時間「撲滅の秘訣」、すべて教えます
・「実物&活用術」これが高生産人間の武器だ
・初・中・上級別「グンと差がつく」7つのコツ
・達人指南!「鈍行社員」が「急行社員」に大変身
・「お金がザクザク貯まる」5つの行動週間
・09年版「時間がない病」が完治する手帳ガイド
【ポイント】
★日本一の多忙社長「能率10倍の手帳」初公開!
ブリヂストン・荒川社長、コマツ・坂根会長、SBI北尾CEO、商船三井・芦田社長、楽天・三木谷会長兼社長といったそうそうたるメンバーが登場。それぞれの手帳に関する”流儀”を披露してくださいます。
さすがに参考になることが多いです。メモ的に抜き出してみると
あちこち飛び回り、いろいろな情報を駆使する立場になると、システム手帳を開いてメモを確認しているようでは、いざという時に間に合わなくなりました。(ブリヂストン・荒川社長)
思いつきをキーワードにして書きとめ、インデックス化する手帳術は、自分の思考を見える化する”個人版コムトラックス”になるはずだ。(コマツ・坂根会長)
ともかくアンテナに引っかかった数字はすべて、一冊の手帳に“収集”している。⇒物事を判断するとき、他者を説得するとき、数字を用いることは有効である。(商船三井・芦田社長)
人間の脳には、なんとなく考える非明示的な思考を行う裏のCPUがるようだ。新しい発想はむしろ、裏CPUから生まれることが多い。(楽天・三木谷会長兼社長)
中でも異色なのがSBIホールディングスの北尾CEO
僕はサラリーマン時代から今日に至るまで手帳やメモ帳というものは持ったことがありません。すべて頭の中で処理してきました。
それはすごいことだと思いますが、なぜにこの特集に登場されたのか?(笑)
しかし、含蓄のある言葉で存在感絶大。雑誌なので付箋を貼るより赤線チェックだとライン引きまくりです。たとえば、
時間の使い方で心がけていることは ①前向きに使う ②本質的なことに使う
また特にワタクシが感銘を受けたのが
本を読めば知識は持てます。これに善悪の判断を加えれば見識となります。だがまだ不十分。勇気ある行動が加わって初めて胆識になるのです。
胆識ですよ。これはいい言葉ですね。思わずホワイトナイトに名乗りを上げた時のことを思い出しました。
さてこの特集で特に読んでほしいところが
★「年収2000万vs500万」500人分析!メタボ時間「撲滅の秘訣」、すべて教えます
この記事を書かれているのは『ビジネスマンのための「○○力」養成講座』シリーズの著者、小宮一慶氏です。
年収2000万円以上のひと200人と500~600万円未満の人300人に実施した調査をもとに、稼げる人と稼げない人を比較し、手帳術はもちろん、日々の習慣や行動パターンの違いも見ていくというもの。これは面白いです。
「ああ、なるほど、こういうところで差が出るんだなぁ」と感心しきり。
ネタバレになるので少しだけ例をあげると
「残業はしないようにしている」と、「休日出勤はしないようにしている」という項目では稼げない人の方が意外にもパーセンテージは多い。つまりしっかり休んでいるのに、「休日にスキルアップや勉強に時間を設けている」とか「将来のための投資の時間を意識している」といった自己啓発や自己投資の時間は圧倒的に稼げる人の方が多い。
稼げない人は休日何をしているんでしょうね?
その他、稼げる人ほどPDA・携帯・webを使う。
稼げる人は内ポケットに入る小さい手帳をつかい、稼げない人ほどシステム手帳などの大判のものを使うなどなど。
詳しい内容は、ぜひ実際にお読みください。
他にも 初・中・上級別「グンと差がつく」7つのコツでは手帳術でも有名なワタミ社長の渡邉美樹氏とイー・ウーマン社長の佐々木かをり氏が、締め切りの設定の仕方、予定の組み方、時間配分、夢を現実にする方法など詳しくレクチャーしてくれます。
このお二人のこれだけ密度の濃い話を読むことができるのはかなりお得感アリ。
さらに、『「1日30分」を~』の著者、古市幸雄氏の 「お金がザクザク貯まる」5つの行動週間 も見逃せません。
最後に「時間管理」という観点から14種類のお薦め手帳が掲載されています。
ちなみにワタクシは現在システム手帳に能率手帳タイプのリフィルをいれて使っています。
見開きで左ページが時間管理、右ページが白紙で1ページに1週間分の予定やTODOをマインドマップで描くため、このタイプが重宝しているのですが、この特集のお薦め手帳の中では、ほぼ日手帳と陰山手帳がなかなか好さそう。
どちらもマインドマップを描くスペースがあって、しかも方眼というのがいいですね。
(ただし、私のような田舎者にはLoftでしか売っていないほぼ日手帳は、実物を見てみたくてもかなり縁遠い。何とかなりませんかね、糸井さん?)
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ビジネスと生活を100%楽しめる! 陰山手帳2009(黒) (2008/10/03) 陰山 英男 |
ただ、個人的には勝間さんの手帳を載せてもらいたかったのですが、まだまだ後発でマイナーかな。
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勝間和代手帳2009 (紺) (2008/11/01) 勝間 和代 |
とにかく、手帳選びを真剣に考えている方、プレジデント 2008年11/3号はかなりのお薦め。
また、手帳術、成功哲学好きなら永久保存版クラスの内容です。是非お読みください。
【追記】(10月22日)
手帳術はもういい、手帳選びのためにビジュアルが充実した雑誌がいいという方には、今発売中の日経ビジネスAssocieがお薦めです。読み物としては???ですが、とにかく写真が豊富。手帳選びのご参考に。