
おはようございます!
今日ご紹介する本は、
小林正弥(著)『億を稼ぐ勉強法』クロスメディア・パブリッシング
です。
独立を目指す、あるいは実際に起業している人で勉強していない人はいないでしょう。
しかし、その勉強の結果は様々で、勉強がお金につながらない人が多いことと思います。
そんな方は、学び方や姿勢など、なにかが間違っているのかもしれません。
今回は本書に登場する「あなたが1億円プレイヤーになっていない11の理由」を読書メモにピックアップ。
結果が出ていない方は自分が当てはまっていないかチェックしてみてください。
では早速、気になるポイントの読書メモをシェア!
小林正弥(著)『億を稼ぐ勉強法』:読書メモ

★あなたが1億円プレイヤーになっていない11の理由
- 理由1 本気で決めていない
- 理由2 手本(ロールモデル)がいない
- 理由3 誰かに遠慮している
- 理由4 仕事の賞味期限を知らない
- 理由5 仕事が好きじゃない
- 理由6 自分のことばかり考えている
- 理由7 お金のことばかり考えている
- 理由8 1億円プレイヤーとしてのセルフイメージを確立していない
- 理由9 プロとしてのマインドセットを身につけていない
- 理由10 エネルギーが不足している
- 理由11 学びて富む仕組みを作っていない
★理由1 本気で決めていない
あなたが本気で決めているかどうかをはかるモノサシは、課題に直面した時にやめないかどうか。もし途中でやめるようなら、それは本気で決めてはいないのです。逆に、どんな課題に直面してもやり続けるなら、あなたの人生には成功しか存在しないと言えます。
★理由2 手本(ロールモデル)がいない
あなたは真似したい師匠や先人がいるでしょうか? 僕が弟子入りした億万長者から言われたのは、「凡人なら、成功者の真似に徹しなさい」ということ。凡人の頭だけで考えても、非凡な結果は出せないと受け入れました。
★理由4 自分のことばかり考えている
「成功と幸せを明確に区分しなさい。幸せは、自分1人で今すぐにでも感じられる。酒でも飲んだら幸せ気分だ。一方、ビジネスにおける成功は、全て顧客によってもたらされる。自分のことだけ考えて成功するのは不可能だ」
自分のことを考えるほど「悩み」、顧客のことを考えるほど「知恵」が出ます。本書で一番伝えたいことは、「もう自分のためだけに勉強するのは、やめよう」ということ。
著者の言葉の定義
勉強とは・・・顧客価値を高めるためのインプット&アウトプット
成長とは・・・顧客に価値を与えること
報酬とは・・・顧客価値の対価として受け取るもの
★理由5 仕事の賞味期限を知らない
様々な分野で無人化が進む一方で、仕事の賞味期限切れを起こす人たちが出てきます。
一方で、賞味期限切れを起こさず、何十年も最高値を更新し続ける人もいます。賞味期限切れを起こす人と、最高値を更新する人、一体何が違うのでしょうか?
それは顧客を見て、自分の仕事をアップデートできるかどうか。
★理由8 1億円プレイヤーとしてのセルフイメージを確立していない
1億円プレイヤーを目指すとしたら、現実世界で実現する前から1億円プレイヤーとして扱うことが大切なのです。あなたが目指す1億円プレーヤーの考え方、話し方、服装、交友関係、そういったものをイメージし、実現する前からなるのです。
あるスピリチュアルマスターから、「引き寄せの法則」とは、望むものを引き寄せるのではなく、自分と同じものを引き寄せるのです、と聞いたことがあります。
★理由9 プロとしてのマインドセットを確立していない
一流のプロフェッショナルに共通する5つのマインドセットは「自利利他」「共感」「広く深い知識を身につける」「信念」「誠実さ」
マインドセット1 自利利他
「利他を実践すればいつか巡り巡って自分の利益になる」という考え方ではなく、「利他の行いそのものが自分の幸せ」という考え方
マインドセット2 共感
顧客はわざわざ自分のお困りごとを丁寧に教えてくれません。アンケートを取ったとしても潜在ニーズまでは掴めないと思います。それは究極的には、目に見えない相手の感情、思考、状況を感じ取るしかないのです。
マインドセット3 広く深い知識を身につける
深く、広い知識を身につけるには、「顧客から学ぶ」という姿勢が大切です。ただ自分の利益のために商品サービスを売るのではなく、顧客のライフデザイン、キャリアデザインも一緒に描いていく。そのために必要な知識を学んでいく。こうやって深く、広い知識を身につけていくと、真っ先に「〇〇さんに相談してみよう」とあなたの顔が浮かぶのです。
マインドセット4 信念
いろんな逆風もあるでしょうが、パンチングマシンのように何度も立ち上がることができるのは、小手先のスキルやノウハウではなく、「信念」の力だと思うのです。
マインドセット5 誠実さ
「誠実さ」とは、現実を言葉に合わせることである。つまり、約束を守り、期待に応えることなのだ。(『7つの習慣』)
★理由11 学びて富む仕組みを作っていない
継続的に億を稼ぐ人たちは「仕組み」を作っています。「仕組み」を作らずに、やみくもに勉強しても、ザルに水を注ぐが如く、無駄になってしまいます。知識や情報という水を自分に注ぐ前に、受け皿となる仕組みを作りましょう。
学びて富む、仕組み
①顧客の成功を定義する
②顧客価値を磨く(学び)
③顧客に価値を与える(成長)
④価値の対価としてお金を受け取る→②へ
このサイクルを回すほど、提供する価値と受け取る報酬が増大
小林正弥(著)『億を稼ぐ勉強法』:感想

◆マインドセット(OS)の変更こそが成功へのポイント
いかがだったでしょうか。
「あなたが1億円プレイヤーになっていない11の理由」のリストと、いくつか抜粋してポイントを挙げてみました。
僕自身が今現在、自分のワークスタイルを確立していく途中で、まだまだ収益モデルが出来上がっていない段階であり、その意味で本書はかなりツボを突かれた形となりました。
本書後半には勉強をお金につなげる具体的な方法も挙げられていますが、全体を通じて感じるのは著者が非常に「根底となるマインド」を重視している点でしょう。
ここで僕がいう「マインド」には、「覚悟」「志」「考え方」「価値観」などなど、広範囲に渡り、広い意味で「心のあり方」と言ったらいいでしょうか。
著者はパソコンになぞらえて
マインドセット(考え方)=OS(オペレーティングシステム)
スキル=アプリケーション
ノウハウ=取扱説明書
というふうに表現されていて、非常にわかりやすいですね。
OSが正常に働かないと、まったくアプリは働きませんし、トリセツを読んでもダメ。
このOSが誰の方向を向いたものかがポイントとなります。
これは実際に商売や起業した人なら痛切に感じることでしょう。
「もっと儲けたい」あるいは、本書で言う「1億円プレイヤーになりたい」というよっ今日はいいと思うのです。
そういう欲求が行動のエネルギーにつながるので。
ですが、それを実現するためには絶対に顧客の存在が不可欠です。
なので著者は、一番大切な「マインド」として、「顧客の成功」と、そのための「価値を提供すること」を繰り返し唱えています。
独立起業を志す人はもちろん成功を夢見ているので、その思いのベクトルは自分に向いていることでしょう。
これを顧客の成功に向けるマインドセットの変更が非常に重要で、ここに多くの人が気が付かず成否を分けているようです。
誰にどんな価値を提供できるのか?
今現在どうもうまくいっていないと感じるのなら、一旦立ち止まってあなたのOSのアップロードを、本書を参考にやってみるのがいいかもしれません。
本書は(株)教育スクールビジネス研究所様からご恵贈いただきました。
ありがとうございました。
目次
はじめに
Chapter0 凡人でも、お金と時間の自由は実現できる
Chapter1 億を稼ぐための6つの学習キーワード
Chapter2 「決断」1億円プレイヤーになると決める
Chapter3 「否定」現状を強烈に否定する
Chapter4 1億円の価値を生む「成功ノート」をつくる
Chapter5 稼ぐ筋トレ! 4つの学習サイクル
Chapter6 1億円プレイヤーになるキャリア戦略
Chapter7 億を稼ぐ勉強法で、1億円プレイヤーになった人たち
おわりに
関連書籍
同著者の既刊本
こちらの本では、自分のスキルを教育化してビジネスに繋げる方法を解説しています。