おはようございます、環境適応能力抜群な一龍(@ichiryuu)です。
さて今日は、あなたの背中を押してくれる熱い言葉の詰まった本をご紹介。
あなたの人生の主役はあなた自身。
そんな当たり前なのに普段忘れてしまっている事を思い出させてくれる1冊です。
【目次】
PROLOGUE
CHAPTER1 STEP 01→STEP 10
CHAPTER2 STEP 11→STEP 20
CHAPTER3 STEP 21→STEP 30
CHAPTER4 STEP 31→STEP 40
CHAPTER5 STEP 41→STEP 50
EPILOGUE
【ポイント&レバレッジメモ】
★09DREAM[夢] 「夢があるから頑張る」じゃなくて、「頑張る人に、夢が与えられる」
よく「夢が見つかったら頑張るつもりだ」「ここは俺がいるところじゃない。俺が本当にやりたいことじゃないからできない」と言う人がいる。
でも、月に行かないと、太陽には行けない。
それをまずは理解することだ。
夢が見つかって本気でやればできる、という人がいる。
だけど、それはやらないことと一緒だ。
夢があろうがなかろうが、日々の生活を本気で頑張ることだ。
「頑張る」ことで、夢は出てくる。
「夢があるから頑張る」んじゃない。
「頑張る人に、夢が与えられる」のだ。CHAMGE YOUR MIND ⇒「夢が見つかったら頑張る」じゃなくて「夢を見つけるために頑張る」
★13BELOVE[最愛] 「100人に振られたけど、最高のパートナーを見つけたよ」というほうが、よっぽどいい
失敗してもいいのだ。
「100人の女に振られたけど、最高の奥さんを見つけたんだよ」というほうが、よっぽどいい。
だから、100人の女に振られたことばかりを頭においたり、あるいは振られることが怖くて打ち明けられないよりも、打ち明けてトライして失敗するけれども、最後に大切な伴侶を得られる可能性にかけた方がいい。
成功しなくても、運悪く全部失敗したとしても、やった方が後悔は少ない。
どうせ後になって、「打ち明けときゃよかったな」と思うのが人だから、とにかく何があってもやるべきなのだ。CHANGE YOUR MIND ⇒「気持ちがわからないから告白しない」じゃなくて「気持ちが知りたいから告白する」
★17ACCELERATOR[アクセル] ブレーキばかり踏まずに、アクセルを踏み込む
行動量が少ない人は、行動する前のスピードが非常に遅い。
スピードは慣れだ。
理性を必要以上に働かせると、人はブレーキを踏む。理性はブレーキだから、それを働かせると止まってしまう。
感性でいいと感じたことは、理性の声をあまり挟まずに、すぐにアクセルを踏んで行動に移すことだ。僕の人生経験のなかで出てきた知恵だ。
アクセルを踏むのは、最初の一瞬だけでいい。CHANGE YOUR MIND ⇒「怖いからブレーキを踏もう」じゃなくて「怖いけどアクセルを踏もう」
★22 A MOMENT[一瞬] 感性の声は最初の一瞬しかない。それを逃すと理性が頭を支配する
何かを始めようとしたときに大切なのが、感性の声だ。
決して理性の声ではない。
理性はブレーキの役目を果たす。
自分がいいと思ったなら、やってみることだ。
感性の声は一瞬で発露する。
一瞬で自分の中にパーッと出てくる答えが、人生のすべてをかけた答えだ。CHANGE YOUR MIND ⇒「よく考えてからやろう」じゃなくて「やってみてから考えよう」
★32 RESPONSIBILITY[責任] 他人は自分の人生の責任を取ってはくれない。人生の責任を取るのは自分しかいない
親は、いくらいい忠告をしてくれても、自分よりも先にいなくなる。
だから、親のいうことは、参考程度に聞く分にはいいけど、何でも言いなりになるのは懸命ではない。
それは、どんな親友であっても、奥さんであろうと、子どもであろうと同じ。
自分で責任を取り、結果を受けとめる覚悟があれば、やりたいことをやったほうがいい。
他人の意見に右往左往するぐらいなら、やめればいいだけ。
心の声を聞いて、「やりたい」と思えば、それはゴーサインなのだ。CHANGE YOUR MIND ⇒「上司に言われたから」じゃなくて「自分がやりたいから」
★41 QUALITY OF LIFE[人生の質] 4000mの景色を見た人にしか、4000mの景色のよさは、わからない
体力的に登り続けられない人たちもいっぱいいる。スポーツなんかは特にそう。
でも、医療でも剣術でも、あるいは書道とかなんでもいいけど、僕たちを取り巻く多くのことは、登り続けることができる種類のものだ。
それなら、登り続けないと損だ。
登り続けているうちに、山が変わったり、次元が変わったりということもあるだろう。
だけど、登り続けないと美しい景色は現れない。CHANGE YOUR MIND ⇒「近所の山に登ればいい」じゃなくて「エベレストに登りたい」
★44 SEPARATION[別れ] やりたいことがあったら、それまでの人間関係を捨てるのも厭わない
僕は成長を求めて、九州へ行ったり、ミャンマーへ行ったり、東京へ行ったりと、いろんなところを渡り歩いてきた。
何か大切なものがあっても、それ以上に自分が大切にするものが現れれば、そっちへ行くしかない。
前の状態を続けることが自分にとってフラストレーションなら、そこにあるものを捨ててでも飛び出すしかないのだ。CHANGE YOUR MIND ⇒「別れがつらいから飛び出せない」じゃなくて「別れはつらいけど飛び出そう」
★50 DEATH[死] 死から生を逆算することで、人生の密度は上がる
死から、生を逆算しなければ、人生の密度は上がらないのだ。
死というものを遠ざけるほど、生の密度は薄れる。
死はいつも側に置いておくことだ。
僕もそう。40歳過ぎてから特にひどい。狭心症にもなった。腎臓が悪かったりもする。いつ何が起こってもおかしくない。
だから常にそこから「今やるべきことはこれかな」と逆算している。
「今一番やりたいことはこれかな」と考えている。
いつか、というわけではなく、もうすでに身体に触れる程度に、死が乗っかってるという感覚。
いつ死が来ても後悔しないように生きることで、人生の密度は驚くべきほど濃くなる。CHANGE YOUR MIND ⇒「死ぬのはまだ先」じゃなくて「死はいつ来てもおかしくない」
【感想など】
「一歩を踏み出そう」
本書は終始一貫、「一歩を踏み出す」こと訴え続けている本です。
著者の吉岡秀人さんはお医者さんですが、日本を飛び出しミャンマーで医療活動を続け、現在は国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」の代表をされる方。
まさに著者自身が「一歩を踏み出し」続ける人生を実践し続けてきた方です。
この著者さんほど大した人生ではありませんが、ワタクシも常に心に刻んで行動指針にしている言葉があります。
「迷ったら一歩前に出ろ」
です。
だからすごく共感できる。
本書にも
行動しなければゼロ。
動かなければプラスかマイナスになり、一歩進める
という言葉が登場しますが、ワタクシはちょっと違って
行動しなければマイナス。
動けばたとえ失敗してもプラスになる
と考えています。
もちろん、動かずに今の環境にとどまったほうが良い結果や成果をあげられる可能性もあります。
ずっと一つの事をやり通すことも評価されるべき事だと思います。
動くか動かないか、この判断や考え方はその人の価値観次第です。
ただ、ずっと一つの事をやり通して高みに登っていく人、例えば伝統芸能の家元とか人間国宝級の職人さんとかは、外見からはわからないだけで内面やそのワザは常に新たな境地を目指しているもの。
だからこそ圧倒的な境地に到達できるのです。
そう考えてみると、変わり続けることは人生の真理であり、動き続ける事だけが高い境地に到達できる方法なのだと言えるのではないでしょうか。
ところが世の中には一歩を踏み出さない人がなんと多い事か。
先日ご紹介した
参考記事
の中に、
Once done is half done.
という言葉が登場します。
「いったん始めたことは半分終わったも同じだ」という意味です。
この言葉、裏を返せば人間は最初の一歩を踏み出す事をとても面倒臭がったり躊躇するものだという事を表しています。
本書にも再三登場しますが、
感性でビビッときて、直感で「これだ!」と思ったとき、自分の理性や周囲の言葉に影響されず、アクセルを踏み込んでダッシュできるか?
ほんの一瞬の瞬発力がその後の長い人生を変えるのです。
損得とか、人の忠告とかそんなものはどうでもいい事。
大切なのは自分がどう生きるかだけです。
本書にも引用されている、ワタクシが師と仰ぐ坂本龍馬の言葉
世の人は 我を何とも言わば言え 我が成す事は 我のみぞ知る
まさにこの境地で自分自身を信じてアクセルを踏み込んでほしいですね。
最後にアクセルを踏めるようになる一番いい方法をお教えしましょう。
これも本書に登場していますが、”自分の死を意識する事”です。
ワタクシは38歳のときに病気で死に近づいた事がありました。
自分がいつか死ぬという事を身をもって一度体感すると、その後の人生はがらっと変わります。
とても時間がもったいなくなるし、自分の人生に集中するようになります。
一歩を踏み出す事に躊躇している人は、自分が後どれくらい生きられるか、体力充分で活動できるのは何年ぐらいか、考えてみてください。
すると、ちょっとした感動や発見、出会いにすごく敏感になります。
大切にしようと思うようになります。
一歩を踏み出す勇気を与えてくれる1冊。
踏み出したいあなたへ。
本書はすばる舎編集者の上江洲様より献本していただきました。
ありがとうございました。
【関連書籍】
同著者の既刊本をご紹介
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