お金が貯まらない人の悪い習慣39 (magazinehouse pocket)
- 作者:田口 智隆
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ちゃんと定職があり、一定収入はある。
でもお金は貯まらない。
そういう人にこそ読んでほしい。
きっと「あっ、これ私のこと!」というお金が貯まらない習慣に気がつきます。
【目次】
プロローグ
第1章 お金が貯まらない人の「考え方」
第2章 お金が貯まらない人の「時間管理」
第3章 お金が貯まらない人の「口グセ」
第4章 お金が貯まらない人の「生活スタイル」
第5章 お金が貯まらない人の「人間関係」
第6章 お金が貯まらない人の「整理能力」
第7章 お金が貯まらない人の「お金管理」
エピローグ
【ポイント&レバレッジメモ】
★借金があるなら、ちゃんと金額を把握する
◇もっともダメなのは「まっ、いいか!今が楽しけりゃ!」という危機感のなさだ。
つい、「まっ、いいか!」と散財してしまう人は、今すぐにクレジットカードの利用明細を見てみよう。<中略>幸いにも借金をしていない人は、「給与明細」をもう一度見直そう。
⇒そうすれば、今の自分の「本当の生活レベル」が見えてくる。それを頭に入れて暮していれば、「まっ、いいか!」と散財することもない。
★お金が貯まらない人は、総じて「時給感覚」がない
時間管理にルーズな人は、総じてお金の管理にもルーズ。時間を管理できない人は、お金も管理できない。つまり、お金も貯まらないのだ。<中略>
逆に、お金が貯まる人は、時間管理意識が非常に高い。必要なものにはまとまった時間を費やすし、必要でない者には1分だってムダにしようとしない。
★立場上できない=面倒だからやりたくない
あなたがいつまでもチャレンジしていないことは、「立場上できない」のではなくて、「立場上、面倒くさいので、やりたくない」のだ。
本当にそれを実現したいのならば、立場なんて関係ない。
困難があっても、勇気を出してやり切ろうとしているあなたの姿を見て、応援してくれる人が集まってくるはずだ。
そうした人とのつながりこそが、あなたの本当の資産となる。
★つけっ放しのテレビは、今すぐ消そう!
はっきり言って、テレビは「時間泥棒」だ。
テレビをつけっ放しにしておくと、「つまらない」「くだらない」と文句を言いつつも、ついダラダラと見てしまう。その間、あなたの大切な時間が、どんどん垂れ流されているのだ。
あなたが「お金の心配をしたくない」と考えているなら、少々乱暴なようだが、今日からテレビのつけっ放しをやめるべきだ。
テレビのつけっ放しをやめれば、その時間をすべて、自分を成長させるための時間に使える。
★仲の良すぎる同僚は、あなたの成長を阻む
「会社の居心地がとてもいい」という人は要注意。お金が貯まらない人の、典型的パターンに陥っている可能性があるからだ。
人間は一定の強制力がないと、楽な方へ、楽な方へと流されてしまう。居心地がいい会社は、あなたの成長を阻んでしまうかもしれない。
⇒会社と無関係な人とも、交流を持つようにしてほしい
★人の名前を覚える
人の名前を覚えられないのは、覚えようとする気持ちが足りないだけだ。
なぜ私がこんな話をするかというと、お金を貯めている人ほど、キチンと人の名前を覚える傾向が強いからだ。<中略>
実際、相手の名前を呼ぶことは、心理面で大きな効用がある。
人は名前で呼ばれることで、相手に対し、「自分を大切な存在として認めてくれている」という思いを抱くようになるのだ。
自分を認めてくれるということは、誰にとっても嬉しい。その認めてくれた相手に対し、「何かできることはないか」と考える。
名前を呼ぶだけで、周囲が味方になってくれるのだ。
★「不要なものを捨てる」ことと「お金を貯めること」には、密接な関係がある
整理整頓というのは、キレイに並べ替えることではない。自分に「必要なもの」を整えて、必要なときにすぐに取り出せる状態にすることだ。
だからこそ、まずは「不要なもの」を見きわめ、すべて捨ててしまう必要がある。
ものを捨てないで、整理整頓なんてできっこない。あなたがものを捨てられない人なら、必要と不要を見きわめる能力に乏しいのだろう。
必要と不要を見きわめるには、まずは自分自身と向き合い、置かれている現状をしっかりと見つめ直すことが大切だ。
★給料だけに頼っていたら、会社に人生を縛られる!
給与所得以外のルートを確保しなければ、永遠に会社に縛られる。不満があっても退職できないし、永遠にお金からも自由になれない。<中略>
お金を貯められる人は、地道な努力の積み重ねができる人だ。
給与所得以外の収入を得られるようになれば、お金は加速度的に早く貯まるようになる。収入の複数化は、「お金から自由になるためのショートカット・キー」なのだと心得ておこう。
【感想など】
本書はお金持ちになるための「思考」「行動」「習慣」について説いた本です。
ひところ(勝間ブームの頃か?)「マネー・リテラシー」という言葉がもてはやされたことがありました。
お金持ちになるためには「マネー・リテラシー」も身につけましょうと。
お金持ちでもないワタクシが言うのもなんですが、
まぁ確かに、お金持ちになるためには会計や金融の知識も必要でしょう。
けれどもそれ以前にもっと大切な基礎の部分があるような気がします。
それが本書で説く「思考」「行動」「習慣」にあたります。
ワタクシ思うのですが、この基礎の部分がしっかりしてないとお金って収入がいくらあっても貯まらないのではないかと。
もっと言えば、お金持かどうかって、収入の多少にあまり関係ないのではとも思うのですよ。
すごい収入があるのに破産する人とか借金で火の車って人いますよね。
元ボクシングヘビー級チャンピオンのマイク・タイソンなんかはよい例ですね。
彼は全盛時、ファイトマネーが数億円(それもたった数分の試合で!)。
でも、彼は後に自己破産します。
年収が億を超える人でも、300万円前後の若手のビジネスパーソンでも、「思考」「行動」「習慣」次第では貧乏にもう裕福にもなるということですね。
さて、そのお金持ちになるための「思考」「行動」「習慣」ですが、本書を読んでいると次の三つがポイントと思えました。
それは「お金に対する考え方」・「時間という資源」・「チャンスづくり」です。
さらにこの中でも最重要なのは「時間」でしょう。
はっきり言って、「時間」さえあればお金は生み出せます!
そして「時間」はみなに平等でしかも無料で与えられている最高の資源です。
これからお金持ちになりたい人は、まず本書の「時間」に関する部分を読んで実行してみてはいかがでしょう。
自分から「時間」を奪う習慣を断ち切る!
例えば
テレビを消す!
これだけでも夜に2時間ぐらいは確保できるはずです。
そうすると
2時間×365日÷24時間=30.4166・・・日
この式の意味わかりますか?
毎日2時間テレビを見ていると1年間で30日、つまり1カ月はテレビを見ていますよという計算式です。
つまり毎日2時間テレビを見ている人の1年は12カ月じゃなくて11カ月。
ちょっと怖くありません?そんないテレビ局に義理を果たす必要はないでしょう。
でもテレビはまだまし。
「時間」も「お金」も奪う習慣がありますよね。次はそれも断ち切りましょう。
それはこの二つ
飲み会の2次会には参加しない!
ギャンブルをやめる!
もうね、百害あって一利なしです!
「飲ミニケーション」なんて言葉もありましたが、本書で書かれているように特に仕事の飲み会で有益な話が出るのは1次会まで。
たいてい2次回以降は上司の悪口か仕事の愚痴大会ですから。
そして、ギャンブル。
お馬さんだろうが銀玉だろうが今すぐきっぱりやめましょう。
大丈夫、世の中にはもっと面白くてエキサイティングなギャンブルがありますから。
それは「人生」ですよ。
どうせのめり込んで賭けるなら「人生」というギャンブルで勝負してみませんか?
ということで、お金持ちになりたいあなたへ。
特に、ちゃんと月々の給料があるのにお金が貯まらないという人にオススメの一冊。
お金が貯まらない人の悪い習慣39 (magazinehouse pocket)
- 作者:田口 智隆
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
本書はマガジンハウス、平城好誠様より献本していただきました。
ありがとうございました。
【管理人の独り言】
今回の記事では偉そうなことを書きましたが、実は本書にはワタクシにとって耳が痛い章も。
それは 悪習慣04 ビジネス書を読むだけで満足してしまう というもの。
人間は、新しい知識が得られると、知識欲が満たされる。そのことだけで、とても満足した気分になる。
そして、また新しい本を買って読む。知識の悪循環だ。
実行しなくちゃね!