<楽天ブックスへのリンクはコチラ>『自分のスゴさにまだ気付いていないあなたへ』
人に歴史あり、人生にドラマあり。
そして、「人は変われる。人はなりたい自分になれる。」と改めて教えてもらうことができたのが本書です。
【目次】
はじめに
第1章 人生はオーディションの連続だ
第2章 すべての人は主役である
第3章 いつまで観客席にいるの?
第4章 舞台に立つと、メッセージが降りてくる
第5章 あなたを主役にする環境を選ぼう
第6章 あなたをわき役に追いやろうとするワナとは?
第7章 スゴイ自分に出会う方法とは?
第8章 人生のシナリオは自分で書こう
第9章 逆境に遭遇してこそ、ストーリーは見所が生まれる
第10章 あなたが輝くとまわりの人たちも輝く
おわりに
【ポイント&レバレッジメモ】
★「人生は舞台。人はみな役者」
「自分がこの役柄を演じるんだ」と決めた途端、物事は動きだす
あなたが人生という舞台でどんなシナリオを選び、どんな役柄を演じるのかは、自分自身で選択することができる
★コンフォートゾーン・・・自分にとって居心地のいいテリトリー
もしあなたが、“限界だ”とか“ムリだ”と思うことがあれば、
「コンフォートゾーンから出ることを恐れていないか?」とあなた自身に尋ねてみてください。
コンフォートゾーンの壁を破り、新たな世界に踏み出すことが、自己実現への第一歩なのです。
★『常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションのことをいう』(アルベルト・アインシュタイン)
★変わりたいと思ったときが変われるとき
しかしこれは起こるべくして起こったことでした。私がこれを克服するためには、自分の価値観や生き方を根本から見直す必要があったからです。“大きく変わる”と書いて“大変”と読みます。あなたが「なんで私がこんな大変な目に遭わなくちゃいけないの?」と思ったときは、思い出してください。大きく変わるチャンスだということを。
★オーディションに出たいならエントリーしよう
何かに挑戦する時にリスクに注意を払うことは、とても大切です。しかしリスクや問題ばかりに目を奪われていると、あなたの才能が花開き、人生を輝かせるチャンスを逃してしまいます。
可能性に賭けたいのであれば、どんなリスクがあるのかを見極め、その対処方法を考えた上で、まずは一歩踏み出すことです。
あなたが本当にやってみたいと思っていることがあるなら、まずはその可能性に賭けてエントリーしましょう。変化はそこから始まります。
★オートクライン
誰でもも”問題”を抱えているのはイヤなもの。だからこそ”問題をなくす”ことよりも”目標を達成する”ことに意識を向けた方が、大きなパワーが湧いてきます。すると、より少ない労力で問題に対処することができるのです。
★「で、どうしたいの?」
誰かの悪口や不平不満を洗いざらい吐き出したなら、「で、どうしたいの?」と自分自身に問いかけてみましょう。<中略>
実際は誰しも自分の勇気や自信のなさに気付いているのですが、不平不満を言うことで、そんな自分をごまかしているのですね。でも”ごまかしているんだ”ということに気付けたら一歩前進です。
「じゃあ、私はどうしたいんだろう?」と考え、その理想の状態に向かってアクションを起こせばいいのですから。
★役割が人をつくる
何事もまず”やる”と決めてしまうことです。やると決めたら期限が決まり、志や目標も立てることができます。すると、自分のアイデンティティも明確になり、一歩前進することができるのです。
★この人生で成し遂げたいことを見つける
想像してみてください。あなたがこの世でのお勤めを終えてあの世に旅立つ時を。
その時あなたは、集ってくれた人たちからどんな風に語りかけられたいでしょうか。
もしそれが「ありがとう」という言葉だったとしたら、あなたは彼等に何をしてあげたのでしょうか。
あなたがコレからの人生で人に伝えていきたいこと、そうすることで成し遂げたいことは何か?
ぜひ自問自答してみてください。
するとあなたがどんな生き方を選択すればよいか、そしてまず何を始めるとよいのかが、おのずと見えてくるでしょう。
【感想など】
本書はコーチングを専門とされている谷口祥子さんの3冊目の著書です。
ワタクシは成功本好きで、成功哲学関連の本は大好物なのですが、実をいうとコーチングやNLP関連の本を読むのは今回が初めてでした。
「成功哲学もコーチングもNLPも基本的には同じでしょ」っていう思い込みがあって、これまでスルーしてきたのでしたが、もう付箋貼りまくりでした。
あまりに付箋貼りすぎたので、上記の【ポイント&レバレッジメモ】は本書の第4章ぐらいまでの要点抜き書きで止めさせていただきました。
ちょうど本書の半分ぐらいなのですが、このまま書き続けると丸々一冊移してしまいそうだったので(笑)。
勉強になりました。
さて感想なのですが、本書で引用されている
「最も強いものが生き残るではなく、もっとも賢いものが生き残れるのでもない。唯一生き残れるものは、変化できるものだ」 ダーウィン
また仏教用語の“諸行無常”に象徴されるように、私たちは常に変化していくことが自然な有り様だとワタクシは常々思っていますし、人生とはそういうものだと解釈しています。
だから常に「変わり続けたい」「進化し続けたい」「もっと高みに行きたい」と願っています。
しかし、この自分を変化(成長)させることというのは本当に至難の業。
変化のための答えは常に自分自身にあるのに、自分に勝つことほど難しいことはない。
しかし、連戦連敗でも道を求め続けていると変化のためのきっかけを人生は用意してくれているとも思うのです。
その内容は人さまざま。
失恋だったり、受験の失敗だったり、ワタクシの場合は大きな病気をしたことでした。
そして谷口さんにとってのきっかけは、コーチングとの出会いだったそうです。
ワタクシは今年の8月に水野俊哉さん主催のビアパーティで谷口さんと初めてお会いしたのですが、本書に登場する“ビフォア谷口”さんとは全く別人!
とにかく明るくて、気さくで、エネルギッシュで、目がキラキラして元気印のオーラを大量に発散されている方という印象でした。
だから、かつて谷口さんが対人恐怖症だったと本書を読んで知りびっくり。
それと同時に「人間は自分が本気で想いさえすれば、何者にもなれる」ということを谷口さんを思い出しながらあらためて思い知らされた感じでした。
まさしく“生きた教科書”ですね。
ちなみに、本書には 人をよく観察しよう という章がありまして
いい人間関係をつくるためには、相手から信頼される必要があります。相手を理解して相手の心に響く言葉を伝えてこそ、信頼を勝ち得ることができるのです。どうすれば相手を理解できると思いますか?そう。まずは観察です。相手の発言に耳を傾け、その人の態度や表情、行動などを様々な角度から観察することで、その人を知ることができます
と書いているのですが、ここを読んで思い出しました。
2次会で隣に座って飲んでるとき、ワタクシすごく観察されていたことを。
武道経験者はわかると思うのですが、武道や格闘技をやったものは相手の目の動きに敏感なのですよ。
ワタクシも一応武道経験者なので谷口さんがワタクシを観察している視線にはすぐ気が付きました。
ただ、一瞬、「この人は何者?」と思ってしまいましたが、その眼がすごく無邪気に輝いていたので全然警戒も嫌な気もしませんでしたが。
あれがコーチングの技だったんですかね。
いずれにしても谷口さんにワタクシはどのように映ったのか今度会ったら教えてもらおっと!(笑)
ともかく、自分自信が“変わった”ことを体現している著者が書いた自己啓発書。
今現在、悩んでいる人、人生がうまくいかない人、なりたい自分があるのにどうしたらいいかわからない人。
一読すればきっと多くの気づきがありますよ。
本書は著者、谷口祥子様から献本していただきました。
ありがとうございました。
【関連書籍】
谷口祥子さんの著書

図解入門ビジネス最新コーチングの手法と実践がよ~くわかる本 (How‐nual Business Guide Book)
- 作者:谷口 祥子
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2008/08/26
- メディア: 単行本
本書で紹介されている本&参考文献
こんにちは。谷口です。
一龍さん、あまりにもゴージャスなご紹介に
恐れ多くてめまいがしそうになりました!!!
お忙しい中、こんなにじっくり読み込んでいただき
私のパーソナリティにまで触れていただいて
本当にありがとうございます!!
私が観察させていただいたことに、気づいてらっしゃったのですね(笑)
いっぱいほめていただいてありがとうございます!
心より感謝申し上げます。
谷口祥子 様
東京では楽しいひと時、ありがとうございました。
また、御本ありがとうございました。
あの時の谷口さんの視線はコーチングの技だったんですね。
こんどお会いしたらコーチングのこといろいろ教えてくださいね。