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今日が最後の日と思って生きる!【書評】オグ・マンディーノ(著)『オグ・マンディーノ人生を語る』(ダイヤモンド社)

今日ご紹介するのは偶然リアル書店で見つけた

 

オグ・マンディーノ 人生を語る―偶然を奇跡に変える17のルール

オグ・マンディーノ 人生を語る―偶然を奇跡に変える17のルール

 

 

行きつけの本屋さんで、いつもは見ない”文芸”の書棚の前を通った時、偶然目に入り、と言うよりなんだか引かれて手に取った一冊。

たまたま最近、彼の代表作『地上最強の商人』を読んだので無意識のうちに”オグ・マンディーノ”の名を見つけたんでしょう。

そして帯には「最後の未邦訳作品遂に刊行!」とあるではないですか!
『地上最強の商人』がかなり良い作品だったし、即買ってしまいました。

オグ・マンディーノが語る「偶然を奇跡に変える17のルール」とは・・・

 

【目次】

 「人生というゲーム」のルール17
  ルール1 恵まれている点に目を向ける
  ルール2 給料以上の働きをする
  ルール3 過去の失敗や不幸を引きずらない
  ルール4 一日の労苦は円満な家庭でいやす
  ルール5 楽天的な考えを土台に今日という日を築く
  ルール6 行動に自分を語らせる
  ルール7 「今日の不幸」に「明日の幸福」の邪魔をさせない
  ルール8 時間は「小事」に浪費せず「大事」のためにとっておく
  ルール9 「今日は自分の最後の日」と思って生きる
  ルール10 「今日一日かぎりの命」のつもりで人に接する
  ルール11 自分や人生を笑う心のゆとりを持つ
  ルール12 小さなことをおろそかにしない
  ルール13 毎日、朝を笑顔で迎える
  ルール14 大きな夢も毎日、少しずつやれば達成できる
  ルール15 人生をとりしきるのは、あなた
  ルール16 災いの中に「福の種」を探す
  ルール17 真の幸福はあなたのうちにある
 「過去の私」から学んだ教訓
  ある出会い
  ひとりで成功した者はいない
  私の書斎へ
  もう一人のオグ・マンディーノ
  成功への軌跡

【ポイント&レバレッジメモ】
 今回は気になったフレーズの抜粋を中心に

○「人間がこの世を支配する権利を与えられた時、自分を支配する権利も与えられた」

○ひとたび明日から給料以上の働きをすると心に決めたら、人生に奇跡が起こり始めます。
 ◇アンドルー・カーネギーが言う一生うだつの上がらない者の二つのタイプ
 ・「するように言われたことをしない人」
 ・「するように言われたことしかしない人」

○「成功しようと思えば、失敗とともに生きるすべを学ばねばならない」

○子供に最高の自分を見せようと、いつも心がけていると自分自身もぐんぐん向上していきます。

○「自分がどれだけ優れているか、あなたはわかっていないのです」

○自己をあざむく以上に手ひどく他人からあざむかれたことのある人はいません。前進している最中に行く手を阻む危険な障害物は、独りよがりな“うぬぼれ”という恐ろしい煙幕で、少しばかり成功を味わった後に前方が見えなくなります。

○「明日という日があるのは、愚か者の暦だけ」と肝に銘じます。昨日の敗北は忘れ、明日の問題は無視します。今日こそ、その日――最後の審判の日。
 ◇「今日という日は自分に残された唯一の日」として生き、出会う人「すべて」に対して「相手もまたこの世における最後の一日を送っている」と思って接する。

○人間は笑う力を授かった唯一の生き物です。そして、おそらく笑われるに値する唯一の生き物に違いありません。しかし最高の笑いは、自分に自信があるために、自らを笑うことのできる人の笑です。

○あなたが源となっている事柄には、何事も、全力投球しないでお茶をにごすようなことがないよう心がけてください。小さなことをなおざりにするのは、大成しない人や、可もなく不可もない並みの人間だけです。

○自分や愛する人のために時間が取れないほど、明けても暮れても働くことを強要するようなゴールはゴールではなく“刑罰”、どれほど富や成功を勝ち得ても、一生惨めな暮らしをするように宣告した刑罰です。

○「自分が努力して名をあげる望みのない者が、人が自分の位置まで落ちるのを喜ぶ」(フランクリン)

○「外界のものは、私に対して何の支配力も持たない」(ウォルト・ホイットマン)

○「幸福は所有したり獲得したりすることで得られるのではなく与えることで得られる」

【感想など】
オグ・マンディーノの著作を読むのはこれで2冊目です。
以前から、成功本好きのワタクシとしては『地上最強の商人』を読みたいと思っていたのですが、なんせ高額。
しかし天は求めるものを与えるのか、昨年年末にたまたま近所の図書館にこっそり置かれているのを発見!(本当にこっそりって感じでした。カバーも外されて、よれよれで・・・)

噂にたがわずよい本で、できればずっと借りっぱなしにしたいというのが本音ですがそうもいかず、とりあえず【読書カード】に抜き書きして返却しました。
 参照:【読書カード】オグ・マンディーノ『地上最強の商人』(日本経営合理化協会出版局)

しかし、実を言うと、オグ・マンディーノがどんな人か、どんな人生を送った人かに関しては何も知りませんでした。

この方、どん底を味わった人だったんですね。帯から抜粋

 35歳の彼は、アルコール依存症のホームレスでした。仕事も家族も失った彼は、失意の果てに、手元に残されたわずかなお金で自殺する銃を買おうとまで思いつめていたのです。

実際に生き地獄を経験し、そこから這い上がってベストセラー作家になった彼だから読む者を力強い言葉で引きつけ、勇気づけ、その言葉に深い愛を感じるんでしょうね。

金持ち本のようなギラギラ感もなく、かといって”足るを知る”ですべてよしといった、ある意味あきらめとも思えるようなところもなく、「人間ってすばらしいよ」と切々と説かれるような、何とも心地よい。

この本を今、一番に読んでほしいのはかつてのオグ・マンディーノのような、仕事を失い、住むところを失い、人生に敗北感を感じている方。
決して人生捨てたもんじゃないですよ!「再出発を!」
それでも、なかなか希望を持てない方、「どうせおれには何もない」という方
だまされたと思って「神様、不平を言う私をお許しください!」(P47)を読んでみてください。

さて、もうひとつ。この本はお子さんをもつ親御さんに読んでもらいたい。
ワタクシがガラにもなく感動した
「幼い息子をもつ父親に捧ぐ」(P30)という詩。
お子さんが娘さんでも、お母さんでも、ぜひお読みください。
出典はわからないのですが、子供に対する接し方が変わるはずです。
ワタクシも本読んでるときに子供がまとわりついてくると、いけないとわかっていてもつい、「うるさい!」と言ってしまうのですが、これを読んで態度を改めました。
そしたら早速、「お父さん、今日はなんかやさしい」といってくれましたよ。

心穏やかに、そして人にやさしく接することができるようになる成功本。
人生がつらい、家族とうまく接することができない方、ぜひお読みください。

 

オグ・マンディーノ 人生を語る―偶然を奇跡に変える17のルール

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【関連書籍】

 

地上最強の商人

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  • 作者:オグ・マンディーノ
  • 出版社/メーカー: 日本経営合理化協会出版局
  • 発売日: 1996/09/01
  • メディア: 単行本
 
世界最強の商人 (角川文庫)

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その後の世界最強の商人 (角川文庫)

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十二番目の天使 - The Twelfth Angel【講談社英語文庫】

十二番目の天使 – The Twelfth Angel【講談社英語文庫】

  • 作者:オグ マンディーノ
  • 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
  • 発売日: 2006/09/13
  • メディア: 文庫
 

 

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