「Ulanzi U-Lens iPhone11Pro」【レビュー】iPhone11Proのカメラ性能を最高に引き出す5つのレンズが一体になったケース

この記事の内容について
この記事では5つのレンズとフィルターが付いたiPhoneケース、「Ulanzi(ウランジ) Ulens iPhone11Pro」をレビュー。実際に撮影した写真も掲載しています。

こんにちは、ブログで使う写真のほとんどをiPhoneで撮影しているなおさん(@ichiryuu)です。
そんな僕にとって、多機能なレンズが一体となったiPhoneケースはすごく便利なアイテム。
iPhoneXのときも6つのレンズがついたiPhoneケースを愛用していました(他メーカー)。

「iPhoneX用デュアルオプティクスレンズキット」【レビュー】望遠・広角・マクロ・魚眼の4種6つのレンズを常に装備したレンズ付きiPhoneXケース

特によく使ったのが「望遠」と「広角」レンズ。
iPhone11Proでは「超広角」が標準装備されたものの、やはり「2倍望遠レンズ」がほしいのと、ブログでレビュー用にマクロレンズで接写したりするのでこのケースを購入しました。
早速レビューしたいと思います。

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ニケ

父ちゃん、このiPhoneケース、レンズがいっぱい付いてるね

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アンジュ

このiPhoneケースの魅力はなに?

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なおさん

一言でいうと、iPhoneのカメラの魅力をさらに引き出してくれるところかな

「Ulanzi U-Lens iPhone11Pro」:レビュー

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ニケ

父ちゃん、Ulanzi(ウランジ)ってあまり聞かない名前だね

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中国のメーカーだね。
アクションカムの周辺アクセサリーとかを作っていて、僕もOSMO POCKETやOSMO ACTIONのアクセサリーを使っているよ。
製品の品質もいいし、信頼できるメーカーだよ。

【随時更新】DJI OSMO POCKET(オズモポケット)を1年以上使った僕がおすすめする周辺アクセサリー

パッケージと同梱品

▲それではレビューを始めますが、まずはパッケージから。
Ulanzi さんのパッケージ、最近高級感が出てきましたね。

▲基本的にパッケージは英語表記ですが

▲やっぱり中国のメーカーさんですから、この側面だけは簡体字も表記されています。

▲それにしてもカッコイイパッケージデザインだなぁ。

▲開封&ご対面。
なんかAppleを意識したような梱包だなぁ。

▲入っているのはケース本体、レンズクリーナー、そしてトリセツ。

▲トリセツは英語と簡体字で書かれていますが、特に問題はないですね。見たら分かります。

「Ulanzi U-Lens iPhone11Pro」外観など

▲このケースはなんといってもレンズが特徴ですが、そのレンズ周りのグレーの部分は金属製。
背面の黒い部分はプチスチック製。
そして側面はおそらくTPU素材(プラスチックとゴムの中間的な声質を持つ素材で、プラスチックの硬さとゴムの弾力性を併せ持つ)と思われます。
iFaceの側面に使っているやつね。

▲構造上どうしてもレンズ部分が分厚くなるのは仕方ないですね。

▲レンズの台座部分はケース本体の”レール”でスライドする仕様です。

▲レンズキャップは磁石でくっつくタイプで、引っ張るだけでキッゃぷは開きます。
レンズについては後で説明します。

▲ケース内側。
iPhoneの背面が接触する部分全面がプラスチック製。
iPhoneの背面ガラスはすごい硬度なのでこすれて傷が入ることはないと思うけど、ちょっと心配。

▲ストラップ用の装着も可能。

▲以前のモデルと違って、レンズの台座を外すことができます。
が、これはこれで少々問題も(後で説明します)。

▲ただ、レンズの台座が外れることで、レンズの掃除は容易になりました。

▲重さは実測で58g。
金属パーツがあるのでそれなりに重いです。

▲iPhone11Proを装着した総重量は253gとなってまずまずの重みを感じますね。

iPhone周辺ガジェットとの相性

Anker PowerWave10 Standでの充電

僕はデスクではAnkerのワイヤレス充電スタンド、「Anker PowerWave10 Stand」を使っています。

Anker PowerWave 10 Stand(改善版)【レビュー】 iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max 対応の Qi ワイヤレス充電器認証(最大 10W)

背面にレンズキットの出っ張りがあるこのケースを装着した状態でiPhoneを置くとどうなるかなのですが・・・

▲黒いスタンドに黒いケースを置いているので見えにくいのですが、

▲”背もたれ”の上の部分にレンズケースを引っ掛けて

▲台座から浮いている状態になりました。
充電は問題ないですけど・・・

▲もちろん横置きだと全く問題ないです。

同じくワイヤレス充電できる車載ホルダー「Anker PowerWave7.5 Car Mount」でも試してみましたが、ほんの少し台座の部分が浮きますが、問題なく使えました。

Anker PowerWave 7.5 Car Mount【レビュー】iPhoneを乗せるだけで充電開始!ワイヤレス充電機能付きスマホ車載ホルダー

DJI OSMO POCKETとの接続

DJI OSMO POCKETとのライトニング端子の接続はケースが干渉することもなく、問題ありません。

「Ulanzi U-Lens iPhone11Pro」使い方と撮影テスト

使い方

ここからは「Ulanzi U-Lens iPhone11Pro」の使い方を説明していきますが、そのまえにiPhone11Proの3つのレンズのおさらいと、ケースのレンズの説明から。

iPhone11Proのデュアルカメラは青字で書いているように「望遠」「広角」「超広角」が三角形に配置されています。

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だからボトムズなんて言われたんだよね

それに対してUlanzi U-Lens iPhoneは1段目が「偏光フィルター」、2段目に20倍と10倍の「マクロレンズ」、そして3段目に「2倍望遠レンズ」と「180°魚眼レンズ」という5つのレンズ(フィルター含む)が装備されています。

形状からわかると思いますが、「偏光フィルター」はiPhoneの「超広角」にだけ対応です。
逆に残りの4つのレンズ(マクロ2種類、2倍望遠、魚眼)はiPhoneの「望遠」と「広角」にのみ対応しています。

ですので、iPhoneの「超広角」に「魚眼」を組み合わせてさらに広角にするとか、あるいはiPhoneの「望遠」に「偏光フィルター」をかけるといった使い方はできませんのでご注意を。

さて、通常のレンズキャップをした状態でのホームポジションはこの位置になると思います。
この状態で「望遠」と「広角」は問題なく撮影できますが、「超広角」は塞いでしまいます。
「超広角」を使うためには、レンズをスライドして下げる必要があります。

一段下げた状態。
まだ超広角に干渉しています。

一番下まで下げた状態。
ここまでスライドすると「超広角」も撮影できます。

MEMO
この下方向へのスライドはストッパーがあるのでレンズが落ちることはありません

キャップを取って「偏光フィルター」を「超広角」にかぶせたところ。
このケースでの「超広角」の出番はこれだけです。
まぁ、「超広角」というレンズの性質上仕方ないかな。

もう一段上にスライドして「望遠」に「20倍マクロレンズ」と「広角」に「10倍マクロレンズ」をセットしたところ。

さらに上にスライドすると、「望遠」に「2倍望遠レンズ」と「広角」に「魚眼レンズ」がセットされます。

操作は基本的にレンズの台座をスライドさせるだけ。
ストッパーがあるので適正な位置にカチッと止まってくれます。

望遠レンズテスト

ここからは実際に撮影したものを紹介します。
まずは、僕が一番良く使う「望遠レンズ」から。

▲これはiPhone標準の「広角」で撮影したもの

▲次にiPhone標準の「望遠」。
2倍の光学望遠で撮影しています。

▲その2倍光学望遠にさらにケースの「2倍望遠レンズ」を使って撮影。
標準の「広角」からだと4倍望遠になります。

▲ちなみにiPhone標準の望遠でデジタル望遠も使って最大望遠(10倍)してみたのがこれ。
これに2倍の望遠レンズを使うと

ここまで望遠できます。
画像が荒くなるものの、最初の写真と比較するとすごいズームですよね。

魚眼レンズ

▲望遠レンズテストと同じ場所で魚眼レンズも試してみました。

マクロレンズ

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ニケ

父ちゃん、マクロレンズってなに?

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なおさん

小さいものを拡大して撮影できるレンズだよ。顕微鏡みたいなものだと思っていいよ。

▲試しにこのケースのパッケージをマクロレンズで撮ってみました。
矢印のあたりを

▲10倍マクロレンズで撮るとこんな感じ

▲これが20倍マクロレンズで撮るとこうなって、

▲さらにデジタル10部位ズームを使うとここまで拡大できます。

偏光フィルターテスト

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ニケ

父ちゃん、偏光フィルターってなに?

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なおさん

水面やガラスとかの表面に映り込んだ反射を除去してくれるフィルターだよ

例えば偏光フィルターを使って水面を撮影すると、反射光が除去されて水の中がクリアに見えるはずなのですが・・・。

▲まずこれはiPhoneの「超広角」でそのまま撮影した写真。
水面に木々や空が写ってますよね。
これが偏光フィルターを通して撮影すると・・・

▲右上の方は反射光が気持ち軽減されているかな。

他にも水が流れているところでも何枚か撮ってみましたが、正直言って顕著な偏光フィルターの効果はわかりませんでした。

「Ulanzi U-Lens iPhone11Pro」レビュー:まとめ

「Ulanzi U-Lens iPhone11Pro」を実際に撮影した写真もあわせて紹介してきました。
最後にすでに1週間ほど使用してきて気がついた「良い点」と「悪い点」を以前使っていたモデルとの比較もふくめて書きたいと思います。

良い点(改善された点)

コスパが良くなった!

まずは価格。
以前のモデル(他メーカー)は7,000円前後したと思いますが、このUlanziのモデルは実売価格4000円台。
これだけのレンズキットを装備しながらこの価格というのはかなりコスパがいいと思います。

レンズ周りが金属になって耐久性が上がった

以前使っていたモデルは、レンズの周りも全てプラスチックで、耐久性はいまいちでした。
実際、使いはじめて3日目にレンズの台座のストッパーとなる”ツメ”が折れてしまいました。

しかし、このUlanzi U-Lensはレンズの台座も、それを取り付けている本体の部分も金属でできていて耐久性は飛躍的に向上。
少々ぶつけても大丈夫という安心感があります。

レンズキャップを落としたりなくしたりする心配がない

以前のモデルはレンズキャップが完全に取り外し式だったので、片手ではずそうとしたら飛んでいったり、撮影中に外したキャップが行方不明になったりしていました。
しかし、Ulanziのこのモデルはヒンジでつながっているのでそんな心配は無用。
それにキャップの脱着はマグネット式なので片手での開け閉めが簡単です。

イマイチな点(改善してほしい点)

望遠レンズを2段めにしてほしい

使っていて不便だと感じたのは、一番よく使う望遠レンズの位置。
以前のモデルは一段目に望遠レンズがあったのですが、このモデルは望遠レンズが3段目にあります。
この”遠さ”が地味に不便なんですよね。
しかも、このレンズ位置に起因するトラブルがあるんですが、それが次に挙げる”イマイチな点”の2つ目です。

望遠を使おうとしてレンズの台座を外してしまう

▲望遠レンズを使う時のストッパーはレールの一番端っこギリギリのところにあります。
レンズ台座をグイッと持ち上げるとき、ここを通り越してしまうんですよ。
すると台座ごとレンズが外れてしまいます。
僕はもうすでに何度か台座を落としてしまいました。
やっぱりレンズの台座は簡単には外れない仕様にしてほしいですね。

指紋汚れが目立つ

背面の黒いプラスチック部分はツルッとした加工。
そのため指紋汚れが凄く目立ちます。
それに滑りやすい。
ここはちょっとザラッとしたすりガラスのような加工をするか、指紋が目立たない色に変更してほしいです。
そしてできれば旧モデルのように”グリップ”がほしいですね。
このケースはiPhoneをカメラのように使いたい人が使うわけですから。

以上、良い点もイマイチな点も書いてきましたが、総じて僕はこのケースに関しては満足しています。

iPhone11Proはデュアルカメラになってカメラ性能が大幅にアップ。
夜間の撮影もできるようになって表現力が格段に高まりました。

その超優れたiPhone11Proのカメラ性能をさらに引き出してくれるケースがこの「Ulanzi U-Lens」だと思います。
とにかく、ケース一体型でレンズを常備していて、「ああ、もうちょっと望遠がほしいな」というシーンがなくなり、シャッターチャンスを逃しません。

iPhoneにさらにカメラ性能をもとめるなら絶対オススメ!

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なおさん

望遠がパワーアップしたからおまえたちの写真ももっと撮りやすくなるなぁ。

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アンジュ

ああ、これでますます油断できなくなったよ。
絶対変な顔してる時に写真撮るんだよなぁ、この人。

以上、なおさん(@ichiryuu)でした。

「Ulanzi U-Lens」シリーズはiPhone11/11Pro/11Pro Maxの3タイプが用意されています

注意
iPhone11Proと11Pro Max用の「Ulanzi U-Lens」のレンズ構成は同じです。

注意
iPhone11の2つのカメラは「広角」と「超広角」で「望遠」がありません。そのためiPhone11用の「Ulanzi U-Lens」は「偏光フィルター」「10倍マクロレンズ」「180°魚眼レンズ」の3つのレンズ構成となっています。

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